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パガニーニの主題による変奏曲(ブラームス) [ブラームス]

さて、今日もブラームスだ。
お約束通り、今日はピアノ曲を書くぞ
とは、言っても、ブラームスのピアノ曲は、なかなかやっかいだ。

3曲の元気いっぱいの若い時のピアノソナタ
後期の渋い小曲達
かと思えば、ハンガリー舞曲やワルツなど・・・
聞きやすい曲も、聞きにくい曲も、いろいろだ。

そんな中、
私、ブラームスのピアノ曲の中での一番は、
ヘンデルの主題による変奏曲】だと勝手に思っています。
この曲は、本当にすばらしい。
以前、この日記でもこの曲については、書いた。

その次に、私のブラームスの好きかも知れない?ピアノ曲が、
前々から書こう書こうと思っていて、なかなか書かなかった曲
一聴するとブラームスらしくないピアノ曲なのだが、
何回か聴くと、やっぱり、ブラームスしか、これは、書けそうもないピアノ曲だ
と変に納得してしまう曲。
今日の音楽日記は、ブラームス作曲の【パガニーニの主題による変奏曲】です。

【パガニーニの主題】とは、いわずとしれた、
パガニーニ作曲の無伴奏ヴァイオリン奇想曲の第24番の主題である。
この主題は、なんと、多くの作曲家により、いろいろと変奏されたのだろう・・・
ロマン派~近代~現代にいたるまで、多くの作曲家を魅了してきた。
渋いイメージが、どうしてもあるブラームスは、
このテーマで、どんな変奏曲を作ったのだろう。

このブラームスのピアノのための変奏曲は、
実際には、二つの曲に分かれている。
第1曲も第2曲も、主題~14の変奏~コーダ からなっている。
そして、これは、【練習曲】とブラームス自身が言っている。

さて、この曲集、一般的には、どんな風に言われているのだろう
・ブラームスには珍しく、外面的な効果を考えた曲
・ブラームスには珍しく、技巧的な曲
・ヘンデルの主題による変奏曲と、正反対の曲
うーん、でもですね、単純に、そういう風には、割り切れない曲ですよ。

外面的か?
 これは、違うでしょう。確かに、技巧的に、映えるかもしれないけど、
 外面的ではないなあ・・・
 外面的という言葉だけなら、リストの方が、上だし

技巧的か?
 これは、ある意味正しいです。
 この曲集、すんごく難しいです。
 ちょっと聞くと、渋い感じもするので、それほどと思わないかもしれないけど、
 譜面で、音を拾ってください。技巧派リストの曲なんて、目じゃないほど、
 難しいですよ。指がつります。最後まで体力もたないし・・・
 (私なんか、メフィストに魂売っても、きっと弾けないな(笑))
 でも、ブラームスの他のピアノ曲も、そういう意味では、
 すごく、弾きにくいと思うのですよ

ヘンデルの主題による変奏曲と、正反対の曲か?
 正反対といえば、そうかもしれないけど、
 基本路線は、同じかも。
 どちらも、結構、変奏の技法としては、音楽的に共通している。
 ただ、主題が、あまりにも違うため、そう聞こえるのかも

まあ、この曲聞いたことない人は、
ブラームスが、この主題をどう料理したか、聞いてみてくださいな

最初は、リストんかと比べて、
ちょっと、ごつごつしていて、取っつきにくいけど、
なれてくると、やっぱりブラームスさん、なかなかやるじゃん的な曲です。
変奏毎に音楽が、はっきりしていて、なかなかいいですよ。

でも、重厚感と、軽やかさと、正確さと、ロマン的要素と
いろいろ混じって、この曲、中途半端という人か゛いるかもしれないけど、
それは、この曲を弾きこなしていないピアニストがきっと悪いな。
なんて、素人は、今日も偉そうに言うのです。
ははは、私は、この曲のこれだ、という演奏には、まだ出会っていません。

この曲集、完璧に、重厚に弾けたら、すばらしいだろうなあ・・・
誰か、私の頭の中の理想の演奏してくれないかなあ(笑)
見果てぬ夢ですね

追記
 全然関係ないけど、
 ブラームスさんって、若いころの写真は、イケメンですよね。
 リストと同じ道を歩んでいたら、きっと、女性に追いかけられてたような気が・・・
 なんて、しょうもないことを考えている。
 ははは、今日もマンドリンの練習で、くたびれているのです。
 この曲、疲れている時に聞く音楽では決してありません。ハイ

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marone

はじめまして・・・

以前からひっそりとピアノ曲を中心に読ませていただいておりまして、大好きなピアノの世界がいっそう広がりとても楽しませていただいています。

本日のお題の曲、「のだめカンタービレ」でゆうと君がコンクール本戦で弾いた曲かしら・・・(違ったらすみません。。。)
この曲、私もドラマを観ていてひと耳惚れして、CD買いました。
おっしゃる通り、そうとう難曲そうですね。
更にあらためてじっくり聴いてみたくなりました!
ブラームス、良いですよね・・・♪

これからも楽しみにしています。
マンドリン演奏会のご成功をお祈りしています。




by marone (2008-10-05 08:16) 

みどりのこびとちゃん

maroneさん、コメントありがとうございます。
そうです、「のだめ」でもでてきましたよね。

リストの技巧曲は、確かに難しいのですが、
結構、ピアノ奏法の合理的な書き方していますよね
難しいといわれる38年版パガニーニも、
無茶苦茶ですが、ピアノに合っています。

対して、ブラームスの曲は、譜面づらは、結構、そうでもないのですが、
変です。難しいです。全然、ピアノ的でないです。
でも、ブラームスは、ピアノ上手かったのですよね

ブラームスの音楽は、人を惹きつける魅力があります
by みどりのこびとちゃん (2008-10-05 22:57) 

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