Du bist wie eine Blume【君は花のごとく】(リスト) [リスト]
さて、今日はリストの歌曲を書いてみよう。
リストというと、技巧的なピアノ曲、
ちょっとひねって、交響詩の創始者、
というイメージがあるが、
実は、リストは、歌曲を数多く作曲している。
(それどころか、大規模なオラトリオ、ミサ曲、カンタータなども結構、作曲している)
同じ、ロマン派を生きた作曲家でも、
シューベルトは、別としても、
シューマンや、ブラームスの歌曲は、結構有名なのに、
なんで、リストの歌曲は、有名でないのだろう?
ちょっと理由を考えてみた。
・リストと言うと、いかんせん技巧的ピアノ曲のイメージが強すぎる。
・それと同じような 技巧的な歌曲かというと、全く違う。
・リストの歌曲は、ロマン派特有の叙情あふれる、素直な作品が多い
・きっと、ピアノ曲とのギャップが大きい。
まあ、そんなところかなあ・・・
(あっ、これ、もちろん、いいかげんな私の考えですよ)
リストの歌曲は、あまり有名ではないと思うけど、
「3人のジプシー」
「ローレライ」
「ペトラルカの三つのソネット」(ピアノ独奏曲としては有名)
「愛の夢」(ピアノ独奏曲としては有名)
「夢に来ませ」(なかなか、甘い感じがいいです)
等は、それでも、聴かれる機会は、多いかもしれない。
今日の音楽日記は、どの曲にしようか、迷ったが、
シューマンも同じ詩に曲を書いているので、比較に丁度いい と思い、
この曲にした。
今日の音楽日記は、リストが、ハイネの詩に曲をつけた歌曲
Du bist wie eine Blume【君は花のごとく】です。
このハイネの詩ですが、
「君は、花のごとく美しい・・・」
と、女性を賛美する内容です。
さて、早速、リストの曲を聴いてみよう。
曲は、3/4拍子。
4小節の単純な前奏に続いて、
清らかに、歌われる。
最初の6度の跳躍が、特徴的だが、全体的には、優しいイメージの曲だ。
ピアノ伴奏も、リストとは、思えない程、単純な書法をとっている。
(本当に単純です。私でも弾けそうです)
この曲、素朴な歌というイメージだ
さて、同じハイネの詩に、シューマンも歌曲を作曲している。
【ミルテの花】の中の第24曲である。
こちらは、2/4拍子、
どちらかというと、シューマンの方が、
情熱的な曲で、
ピアノ伴奏も、ちょっとだけ難しい。
ロマン派というイメージだ
さて、Du bist wie eine Blume【君は花のごとく】での
リストvsシューマン
どっちが、すぐれているか?
ははは、こんな勝負は、無意味です。
どっちも、いいです。
(でも個人的には、7:3で、シューマンかな(笑))
でもですね、
この曲だけで、リストの声楽曲を判断しないでくださいね。
「3人のジプシー」では、リストならではのイメージがあるし、
「夢に来ませ」では、甘美な旋律が、ちょっとだけ後期ロマン派を連想するし
「愛の夢」「ペトラルカのソネット」では、ピアノ書法も凝っている。
やっばり、リストの声楽曲は、ピアノ曲と同じで、いろいろと聴いてもらいたいなあ。
いろいろな顔がある。
まあ、機会があれば、別の曲も紹介しよう。
(って、私も、そんなにリストの歌曲聴いてないので、実は、これから勉強です)
ちょっと、話が、それますが、このハイネの詩を基に作曲された歌曲は、
結構、数多くあるそうだ。
(アントン・ルーヴィンシュタインの作曲したのも聴きました。これは、また
わかりやすい、とても単純な書法で、賛美を歌っています)
さて、今日の曲名の
Du bist wie eine Blume である。
いやいや、いろいろな訳があるんだなあ
「君は花のごとく」
「君は花のようだ」
「花かそもなれ」
「花の少女」
等々・・・・
なんか、題名だけでも、イメージが違ってきませんか?
リストというと、技巧的なピアノ曲、
ちょっとひねって、交響詩の創始者、
というイメージがあるが、
実は、リストは、歌曲を数多く作曲している。
(それどころか、大規模なオラトリオ、ミサ曲、カンタータなども結構、作曲している)
同じ、ロマン派を生きた作曲家でも、
シューベルトは、別としても、
シューマンや、ブラームスの歌曲は、結構有名なのに、
なんで、リストの歌曲は、有名でないのだろう?
ちょっと理由を考えてみた。
・リストと言うと、いかんせん技巧的ピアノ曲のイメージが強すぎる。
・それと同じような 技巧的な歌曲かというと、全く違う。
・リストの歌曲は、ロマン派特有の叙情あふれる、素直な作品が多い
・きっと、ピアノ曲とのギャップが大きい。
まあ、そんなところかなあ・・・
(あっ、これ、もちろん、いいかげんな私の考えですよ)
リストの歌曲は、あまり有名ではないと思うけど、
「3人のジプシー」
「ローレライ」
「ペトラルカの三つのソネット」(ピアノ独奏曲としては有名)
「愛の夢」(ピアノ独奏曲としては有名)
「夢に来ませ」(なかなか、甘い感じがいいです)
等は、それでも、聴かれる機会は、多いかもしれない。
今日の音楽日記は、どの曲にしようか、迷ったが、
シューマンも同じ詩に曲を書いているので、比較に丁度いい と思い、
この曲にした。
今日の音楽日記は、リストが、ハイネの詩に曲をつけた歌曲
Du bist wie eine Blume【君は花のごとく】です。
このハイネの詩ですが、
「君は、花のごとく美しい・・・」
と、女性を賛美する内容です。
さて、早速、リストの曲を聴いてみよう。
曲は、3/4拍子。
4小節の単純な前奏に続いて、
清らかに、歌われる。
最初の6度の跳躍が、特徴的だが、全体的には、優しいイメージの曲だ。
ピアノ伴奏も、リストとは、思えない程、単純な書法をとっている。
(本当に単純です。私でも弾けそうです)
この曲、素朴な歌というイメージだ
さて、同じハイネの詩に、シューマンも歌曲を作曲している。
【ミルテの花】の中の第24曲である。
こちらは、2/4拍子、
どちらかというと、シューマンの方が、
情熱的な曲で、
ピアノ伴奏も、ちょっとだけ難しい。
ロマン派というイメージだ
さて、Du bist wie eine Blume【君は花のごとく】での
リストvsシューマン
どっちが、すぐれているか?
ははは、こんな勝負は、無意味です。
どっちも、いいです。
(でも個人的には、7:3で、シューマンかな(笑))
でもですね、
この曲だけで、リストの声楽曲を判断しないでくださいね。
「3人のジプシー」では、リストならではのイメージがあるし、
「夢に来ませ」では、甘美な旋律が、ちょっとだけ後期ロマン派を連想するし
「愛の夢」「ペトラルカのソネット」では、ピアノ書法も凝っている。
やっばり、リストの声楽曲は、ピアノ曲と同じで、いろいろと聴いてもらいたいなあ。
いろいろな顔がある。
まあ、機会があれば、別の曲も紹介しよう。
(って、私も、そんなにリストの歌曲聴いてないので、実は、これから勉強です)
ちょっと、話が、それますが、このハイネの詩を基に作曲された歌曲は、
結構、数多くあるそうだ。
(アントン・ルーヴィンシュタインの作曲したのも聴きました。これは、また
わかりやすい、とても単純な書法で、賛美を歌っています)
さて、今日の曲名の
Du bist wie eine Blume である。
いやいや、いろいろな訳があるんだなあ
「君は花のごとく」
「君は花のようだ」
「花かそもなれ」
「花の少女」
等々・・・・
なんか、題名だけでも、イメージが違ってきませんか?
私もリストの歌曲は技巧的ピアノ曲のイメージとは違った素直な曲が多いと思っています。
そして今まで抱いていたイメージではなく、リストは”歌の人”ではないか・・・という気がしています。
ロマン派の歌曲は伴奏も歌同様の重みを与えられていますが、それだけでも大変なことなのに他の作曲家(シューベルトなど)の歌曲を歌もピアノも一緒にやってしまおう・・・というあたりが本当に欲張りだと思っています。
by Cecilia (2008-06-22 07:26)
リストの歌曲は、本当に素直な曲が多いです。
で、ちょっこっとだけ、リストらしい雰囲気もあります。
そんな曲達ですが、もっと聴かれてもいいし、
歌われてもいいなあ
とも思います。
話変わって、リストのシューベルトの歌曲のピアノ独奏用編曲は、
すばらしいです。
シューベルトの原曲をなるべく残し、しかし、
ピアノ独奏用でのイメージが広がる編曲です。
最近、よくピアニストが、弾くのがわかります。
by みどりのこびとちゃん (2008-06-22 23:53)
>シューベルトの原曲をなるべく残し
これがすごいと思います。
初めて聴いた時驚きました。
もっと「いかにもリスト~」かと思ったのですが、シューベルトそのもの。
下手に自分らしさを主張せず、シューベルトの素晴らしさをきちんと伝えていること、原曲をそのまま伝えることに徹しているところが高く評価されて欲しいと思います。
そのうち記事にしたいです。
by Cecilia (2008-06-23 12:42)
うーん、シューベルト=リスト編曲のピアノ独奏用歌曲達について、
この音楽日記に書きたくなってきてしまった・・・・
これが、なかなか、言いたいこと、いっぱいあるのですよ(笑)
by みどりのこびとちゃん (2008-06-23 23:36)