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無言歌 作品62-6 【春の歌】(メンデルスゾーン) [メンデルスゾーン]

さて、メンデルゾーンというと、どうしても、
教会音楽・宗教音楽などの分野に傑作が多いと書かれているし、
交響曲や、他の曲にも、キリスト教からの影響がある曲が、少なくない。
それらは、とても、美しかったり、心を静めてくれたり、
神への讃歌だったりするのだけれども、
キリスト教のことがあまりわかっていない私としては、
本当になんとなくですが、こういう音楽を聴いて、
感想をブログに書くのは、気がひけてしまう。
うーん、それは、ひょっとしたら、このような音楽の背景もわからずに、
ブログに書くのが、ちょっとだけ、不安なのかも知れない。
(とか、まじめに書いてるけど、今までエリアとか、書いてるけど(笑))

ということで、今回は、そんなことは、気にしないで書ける曲だ。
メンデルスゾーンの一番有名な曲は、なんだろう?
【ヴァイオリン協奏曲】【結婚行進曲】【交響曲イタリア】・・・かな?
そして、メンデルスゾーンのピアノ曲で一番有名な曲というと、
もう、この曲だろう。

今日の音楽日記は、
無言歌 作品62-6 通称【春の歌】です。

さて、この曲、ピアノ曲だけど、
他の楽器での編曲も多い。
まあ、それだけ名曲ということかもしれないが、
確かに、最初に現れる優雅な旋律は、春をイメージさせるにふさわしい、
陽気で、気分が軽やかになる旋律だ。
この曲、単純なだけに、表情付けは、ちょっと難しいかな
春の歌のように、歌うには、結構、難しい。

さて、ピアノを弾かない人は、この曲を聴いて、どんな譜面を想像するだろう?

多分、左手が、低音を弾いた後、和音をアルペジォで、
チャララン・チャラランと弾いて、
右手は、優雅に旋律を弾いている
という風に、感じるかも知れない。

でも本当は、最初のチャラランは、右手で弾いているのです。
そう、右手は、優雅な旋律をスラーで弾きながら、
チャララン(笑)も、正確に弾かなくてはならない。

この曲のイメージから考えて、
ぎこちなく弾くのは、問題外。
なにくわぬ顔をして、旋律を優雅に軽やかに弾く。
これが出来て、この曲は、いきる。
(あっ、でもそんなに難しくは、ないけど、右手が単音だったら、どんなに楽か(笑))

この曲達は、、リストやショパンの小品とは、別の意味で、
ロマン派のひとつに位置づけられると思う。
(うまく言えないけど、メンデルスゾーンの家庭での日曜音楽会の音楽のイメージかな)

【春の歌】を含む、作品62の無言歌は、クララ・シューマンに捧げられている。
まあ、クララさんだったら、技術的には、楽勝ですね・・・

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コメント 5

なるたる

この両手による伴奏形こそは、メンデルスゾーンの天才を現している…と思う。
by なるたる (2008-06-12 00:05) 

Cecilia

これから記事を書きますね。(余裕があったら)
チャララン・チャラランは難しいです。
ピアノ専門の人には易しい曲なのでしょうか?
どうも難しい曲には分類されていない気が・・・。
うまい子は小3、小4で演奏してしまうし・・・。
by Cecilia (2008-06-12 11:39) 

なるたる

前に紹介した「アンダンテと変奏曲 変ロ長調 OP83a」も是非聴いてくだされ。
ついでに記事で取上げてもらえると嬉しいですw。
by なるたる (2008-06-12 22:53) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
さてさて、最近、通勤の電車の中で、
メンデルスゾーンばかり、聴いています。
いいじゃないですか、メンデルさん!!!

さて。次の曲は・・・・

by みどりのこびとちゃん (2008-06-12 23:59) 

みどりのこびとちゃん

Cecilia さん、コメントありがとうございます。
この曲、決して、技術的にやさしい曲では、ないと思うのですが、
子供が演奏しますよね。
それに、音楽的にも、イメージを出すのは、難しいと思います。

まあ、チャララン・チャララン(笑)の弾き方は、とにかく、
聴くのには、いい曲だなあ・・・
by みどりのこびとちゃん (2008-06-13 00:03) 

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