SSブログ

協奏的変奏曲 ニ長調 作品17(メンデルスゾーン) [メンデルスゾーン]

本当はですね、そろそろこの辺で、
ピアノの小品で、有名曲を書く順番なのですよ(笑)
ということで、メンデルスゾーンの「春の歌」の感想を書く予定だったのですが・・・

最近、私には、珍しく、メンデルスゾーンの曲をいろいろ聴いていまして、
まあ、宗教的な曲も、もちろんいいのですが、
弦楽の為の交響曲とか、八重奏曲とか、おもいっきり、聴いていたのです。
まあ、室内楽も数多く作曲しているで、
チェロの為の曲を聴いてみたら、
2曲のチェロ・ソナタは、すごくいい。
メンデルスゾーンの旋律は、チェロにとても合っているのではないか
と思ったしだいです。

ということで、ピアノの小品をやめて、
今日の音楽日記は、先日、初めて聴いたメンデルスゾーンの作品
を書いてみよう。
1829年作曲のチェロとピアノの為の曲
【協奏的変奏曲】である。

メンデルスゾーンの旋律は、とてもチェロという楽器に合っている。
そうこの曲の出だしの主題の部分を聴いても、
音楽が自然で、いつまでも聴いていたい気分になる音楽だ。

曲は、主題と8つの変奏からなる。
テーマは、落ち着いた素直な主題だ。
第1変奏は、チェロが朗々と歌われ
第2変奏は、逆に、ピアノの細かい動きが特徴的だ。
第3変奏は、元気で明るく
第4変奏は、活発な、チェロとピアノの対話だ。
第5変奏は、ピッチカートが印象的
第6変奏は、ピアノが、やさしく旋律を歌う
第7変奏は、激しい、チェロだ。それによりそうピアノも激しい。
第8変奏は、主題がもどり、素直な音楽が続き
      最後は、チェロとピアノの細かい動き、印象的なピッチカート
      などがあり、あっさりと終わる。

この曲、10分弱の曲で、変奏形式なので、聴きやすい。
しかし、チェロの曲というより、
名前が【協奏的変奏曲】というだけあって、
ピアノも活躍し、
ピアノとチェロは、同等の音楽的な扱いの曲だ。
その辺が、チェロの曲としてちょっと無名なのかもしれない。

メンデルスゾーンの曲の中では、
宗教的な色はないし、
美しい旋律という訳ではない。
でも、ピアノとチェロの音色がなんともいえないイメージをかもしだす曲です。

いやいや、まだまだ、聴いたことのないい曲で、
いい曲は、星の数ほどあるんだろうなあ・・・

さてさて、次回は、「春の歌」です(笑)


nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 2

イマイ

突然のコメント、失礼いたします。

協奏的変奏曲、僕も大好きです!この曲の主題の美しさはメンデルスゾーンの室内楽の中でも有数のものだと思います。

いやぁ、この曲に魅力を感じられている方がおられてとてもうれしいです!是非、多くの方に聴いていただきたいですね♪

ちなみに、みどりのこびとさんはどなたの演奏を聴かれているのでしょう?僕はエッシェンバッハ(P)とシュタルク(Vc)の演奏がお気に入りです。ブリリアントクラシックスから出ているメンデルスゾーン室内楽全集の内の1枚です。

追:チェロソナタの2番もとても爽やかでいい曲ですよね!同じく大好きです♪

by イマイ (2009-05-23 23:14) 

みどりのこびとちゃん

イマイさん、コメントありがとうございます。
この曲、おっしゃるように、いい曲なのに、イマイチ、知られていません。
と言っても、私も最近、聴くようになったのですが・・・

私は、まずは、NML(ナクソスミュージックライブラリ)で、
フォーグラー という人と、メネセス という人の演奏を聴いて、
この曲、いいと思ったのですよ。

で、その後、マイスキーのCDを買って、今は、それを聴いてます。
ちょっと クセがあるけど、いいですよ


by みどりのこびとちゃん (2009-05-24 16:23) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。