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王宮の花火の音楽(ヘンデル) [ヘンデル]

さてさて、夏でもないのだが、
この音楽日記に、ひっょとしたら、必要かもしれないので、今日は、この曲だ。
(ははは、なんのことか、わかりませんよね(笑))

今日の音楽日記は、音楽の母?ヘンデルの作曲した
有名な曲【王宮の花火の音楽】です。

この曲、戦争終結の祝典行事の為に作曲され、
実際の花火の打ち上げの時に、使用された音楽らしい。
そして、もともとは、管楽器と打楽器だけの作品だったらしいが、
ヘンデルは、弦楽器を入れたがっていたとか・・・らしい。

うーん、らしい、という言葉が続くが、まあ、古いことなので、
いったいなにが、本当で、ヘンデルがどう思っていたのかは、
正確には、わからんだろうなあ・・・

でも、そんなことは、関係なく、この音楽は、
【水上の音楽】と一緒で、心が晴れ晴れする音楽だ。

一曲目の序曲からして、堂々とした部分、そして、それに続くアレグロの
気持ちのいいことと言ったら、なかなかこんな音楽は、ない。
最後の歓喜の音楽も、単純だが、うれしいなあ・・・という気分が、伝わってくる。
音楽のイメージでルンルン(おっと、言葉が古いぞ)になれる曲もあまりない。

ただ、演奏には、難しい面もある。
例えば、序曲の最初の部分の譜面を見てみよう。
16分音符の付点付きのリズムだが、堂々と演奏したい場合は、
ちょっと長めがいい。
でも、時代考証を考え、フランス風序曲として見ると、短く切ったリズムにしなければ
いけない。
うーん、難しいなあ。

この曲は、個人的には、まったく今は、はやらないが、
ハーティ版と言われる、ゴージャスに管弦楽に編曲した版が私は、結構好きだ。
小編成のメリハリのきいた、最近の演奏もいいけど、
アンドレ・プレビンの指揮した、ハーティ版の演奏は、管弦楽の厚い響きの中で、
ヘンデルの音楽が、現代のホールに響く感じがする。
決して、古楽器でその時代を再現した演奏を否定するつもりはないが、
今の時代にしか出来ない、演奏をするのも立派な芸術だろう。

私は、この王宮の花火の音楽をハーティ版よりもっともっと大きく、
しかし、格調は失わない重厚な編曲で、
4管編成ぐらいのフル大オーケストラで聴いてみたいのである(笑)
(マーラーのような響きになったら嫌だけど)

あれっ、以前書いた、【水上の音楽】の日記と同じことを書いている気が・・・

追記
 花火というと、aikoの曲もいいです。って、全然関係ないですよね。
(歌詞がいいんだな、これが・・・ははは)

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Cecilia

今日の記事はこちらにしようかとても悩みました!(笑)
ありがとうございます!
でもすでにとりあげられていたような気がしていました。
私もいくつか比較して聴いていますが、こんなにじっくり聴くのは初めてです。

この頃のヨーロッパの花火ってどんなだったのでしょうね。

by Cecilia (2008-04-10 10:32) 

みどりのこびとちゃん

うーん、「海」にすれば、良かったかも(笑)

花火は、聴くところによると、
美しさなど、日本が一番との噂?もあります。

うーん、確かにこの時代の花火って、どんなんだろう?


by みどりのこびとちゃん (2008-04-11 00:09) 

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