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ピアノ協奏曲 第4番(ラフマニノフ) [ラフマニノフ]

さて、今日は、ラフマニノフのピアノ協奏曲 第4番だ。
なぜ、この曲のことを書いているかは、この音楽日記の後半に書くとして、
ラフマニノフには、ピアノと管弦楽の為の作品が、5曲ある。
この音楽日記では、すでに、過去記事で、そのうち4曲まで、書いた。

ピアノ協奏曲第1番・・・知名度はないが、哀愁ただよう豪快な曲。
ピアノ協奏曲第2番・・・のだめと千秋も弾いていた
ピアノ協奏曲第3番・・・今では、一番人気の曲かな
パガニーニの主題による狂詩曲・・・第18変奏が有名
です。
この曲に関しては、過去記事を読んでもらうとして、
うーん、そうなると、あとひとつ残っていた、ピアノ協奏曲第4番のことも、
いつか、書こうとは、思っていたのです。

さて、ピアノ協奏曲第4番である。
5曲あるラフマニノフのピアノと管弦楽の為の曲の中では、
間違えなく、一番人気のない曲だろう。(多分そうですよね)

私が最初に聞いた感想は、
第1楽章は、豪快に始まるが、展開がなあ・・・
第2楽章は、主題そのものが、いまいちかなあ・・・
第3楽章は、ピアノが技巧的に、活躍するが、ちょっと印象にうすいかなあ・・・
全体としては、他のピアノ協奏曲に比べて、劣っている。
という一般的な意見が、あたっているのかなあ・・・
と思っていたのです。

しかし、歳をとって聴きなおすと、実は、この曲・・・

とは、続かないのです(笑)
実は、今でも、この曲は、私は、同じ印象なのです。
ラフマニノフの自作自演盤も聞いたし、
名ピアニストのミケランジェリの演奏も聞いた。
うーん、部分部分は、とても美しかったり、
所々、ラフマニノフ風の印象的な部分があったりするのだけど、
やはり、全体としては、印象にうすい。
傑作ではないと思う。
でも、あえて言うと、決して駄作ではないとは思う。
なにか、2番、3番の傑作ピアノ協奏曲を書いて、
次の曲を書こうといろいろ、試行錯誤して、その結果の曲だ。
駄作といっては、いけない。
ロシアから、新天地アメリカでの生活の苦労もあっただろう。

この曲は、
ラフマニノフのピアノと管弦楽の為の5曲セットとして、聴くときに、味がでる。
私には、そんな曲のような気がするのです。

今日の音楽日記は、後半へ続く・・・

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さてさて、私は、結構、クラッシック音楽のいろいろなジャンルを聴く。
バロック音楽から現代音楽はては、冗談やパロディのクラッシック音楽も大好きだ。
先日、CD屋に入ったら、こんなCDがあった。
【ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲第5番】
えっ、と思ったが、
よく見ると、ヴァレンベルクという人が、
ラフマニノフの交響曲第2番を
管弦楽とピアノ用に編曲した、ゲテモノ盤だった。
うーん、こんなゲテモノ大好きなので、
早速購入して、聞いてみた。
おおっと、あの名曲、ラフマニノフの交響曲第2番が、
ピアノ協奏曲に確かになっている。
管弦楽の部分は、まぎれもなく、ラフマニノフだし、
ピアノの部分は、第1番~第4番までのいいとこどりだ。
おまけにカデンツァまであるし、
終楽章の最後の部分なんか、笑えます。

このCDは、真面目に聞いてはいけない。
パロディや冗談音楽としては、一級品だろう。
そういう意味では、かたいこと言わなければ、
パロディとして、楽しめるCDだ。

ただ、残念なことに、
ピアノ協奏曲第5番なんて、CDジャケットに書いて、
さらに、ラフマニノフの遺族の正規承認付なんて、もっともらしいことが
書いてあるのは、いただけない。

交響曲第2番の管弦楽とピアノの為のラフマニノフ風編曲として、
パロディ音楽として、売り込めばいいのになあ・・・
(編曲は、結構おもしろいと思うだけに第5番という売り込み方は残念)
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