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ニュルンベルグのマイスタージンガー第1幕への前奏曲(ワーグナー) [ワーグナー]

さて、今回は、このブログの記事が400回である。
今まで、区切りの記事は、何の曲だったか知っていますか?
(まさか、覚えている人いませんよね)
正解は、

第100回・・・25の練習曲(ブルグミュラー)
第200回・・・ニースの思い出(ヨハン・シュトラウス
第300回・・・エリア(メンデルスゾーン)です。

うーん、全然、統一性がなく、美しくないなあ
ということで、
今日の400回の記事は、
クラッシック音楽の中では、有名な曲
そして、音楽の作曲技法ということでは、
統一性と美しさがある音楽を書いてみよう。
(なんだか、無理矢理こじつけたかなあ・・・)

今日の音楽日記は、管弦楽の曲
ワーグナー作曲の楽劇【ニュルンベルグのマイスタージンガー】
より、第1幕への前奏曲である。

有名な曲だけに、説明は不用かもしれない。
聴いたことのない人は、是非聴いてもらいたい。

最初のハ長調の和音の出だしからして、
壮麗で、堂々たる音楽が、流れる。
そして、美しい旋律は、あるし、
なんといっても、バロック風ではない対位法の管弦楽の技法が、
聴く者を惹きつける。

この曲、私が、高校時代には、クラッシックのFM放送の番組で、
いつもかかっていた記憶がある。
昔は、今より、もっと人気のあった曲かも知れない。
それに、オーケストラの演奏会のアンコールでも、この曲
くやっていたような気がする。
ベームやカラヤン全盛時代の昔の話だ。
でも、今でも人気ありますよね

さて、私が、高校時代から、作曲のまねごとを始めたのは、
ひょとしたら、この曲のスコアを買ったからかも知れない。
この前奏曲、10分程度の曲だが、
後半の再現部の部分
第1主題と第2主題と第3主題が、ものの見事に、重なって、
同時に演奏され、それが、すばらしく響く。
まあ、頭で考えた音楽との批評もあるかも知れないが、
高校時代に、最初にスコアを見ながらこの曲を聴いた時に、感動した。
そして、自分でも、書けるかなあ・・・と無謀なことを考えて、
当時、遊びで、2つの主題や3つの主題が重なるピアノ曲を
作曲(まねごとです)したりしたものだ。

現在でも、マンドリン合奏になにかを編曲する時、
時々、なにかの曲を重ねる癖?があるのは、そのせいです。
(す、すいません、わかる人は、関係者だけですね(笑))

あと、この曲は、
グレン・グールドの編曲(多重録音)や
コチシュの編曲などで、ピアノ音楽としても聴ける。
うーん、旋律線は、はっきりするけど、
この曲は、やっぱり管弦楽かな・・・

この楽劇の全曲は、見たことがないので、
いつか、是非見てみたいと思っている。

この曲は、ドイツのナチス時代に、
士気高揚の為に、利用されたとも言われている。
うーん、音楽と政治は、切り離したいなあ・・・

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さてさて、今回の記事が、400記事の区切りである。
まあ、我ながらよくこんなクラッシック音楽の
雑な感想やら解説みたいな文章を400回も書いているなあ、
とも思っているが、
それにもまして、読んでもらえる読者がいるというのは、
うれしいものである。(感謝です。ハイ)

これから、どういう方向性?で、このブログを
書いていこうかなあ・・・
クラッシック音楽以外も書こうかなあ・・・
本とか、映画とかの感想も書こうかなあ・・・
人生とか自分の考えとか書こうかなあ・・・
政治経済分野の話題も書こうかなあ・・・えっ
などなど、思っては見たものの、
うーん、難しいなあ、

まあ、クラッシック音楽はクラッシック音楽ということで、
(なんのこっちゃ)
いろいろ考えたけど、
相変わらず、クラッシック音楽のことだけ書いていきます。

これからも、よろしくお願いします。


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なるたる

ワーグナーのオペラ入門にはこのマイスタージンガーとタンホイザー・ローエングリンの三つが宜しいようで。
私もDVDこそ持っていませんが、CD全曲盤はその昔何べんも聴きました。

特にこの曲はこのオペラの重要なモチーフの旋律が凝縮されているから、
ある意味非常にコスト・パフォーマンスの高い曲だったりします。

主要モチーフ以外にもしんみりとしたり、心を締め付けたり、わくわくどきどきさせてくれたり、興奮させてくれたりと心に残る歌・旋律には事欠きません。
歌声の素晴らしさここに極まれリ、の感があります。

親しみやすく、音楽が美しく、話の展開が面白く、なおかつ格調高い……実演で見に行きたいオペラの筆頭です。




by なるたる (2008-03-15 00:31) 

なるたる

追記。

取って付けたようですが、ブログ400回更新おめでとうございますw。
by なるたる (2008-03-15 00:37) 

Cecilia

400記事目おめでとうございます!
「エリア」も最近のことのように思っていましたが、早いですね~。

この曲、大好きです。
でもこの曲は良く耳にするし覚えやすいのに、他のアリア(ワーグナーにアリアっていう表現が似合いませんね。)は聴いてもなかなか覚えられません。
そもそも全体を覚えるほど聴いたこともないなあ・・・。

義兄がワーグナー好きなのですが、姉と結婚する前に初めて会って話した時、「ワーグナーならマイスタージンガーが好きです。」と言ったら(こちらは序曲のつもり)、「それもめずらしいですね~。」と言われ、ワーグナーへの思い入れをたっぷり聞かされました。
by Cecilia (2008-03-15 10:36) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
(そして、なるたるさんらしくない言葉も一緒にありがとうございます(笑))

ニュルンベルクのマイスタージンガーは、
確かに親しみやすい旋律であふれているみたいですね。
時間があるときに、全曲聴きたいと思っている曲です。

現在、オペラは、小学館の魅惑のオペラシリーズを
ちょっとずつ、買って、有名なものから、見ている私・・・・
でも、時間がなかなかないのです(涙)
by みどりのこびとちゃん (2008-03-15 23:47) 

みどりのこびとちゃん

Cecilia さん、コメントありがとうございます。
私なんか、「秋のスケッチ」や「愛の挨拶」なんかも、
つい最近のように感じます(笑)
いやいや、時のたつのは、早いものです。

そうですか、ワーグナーファンが回りにいるのですか・・・
それは、間違えなく、ワーグナーのうんちくを聴かされますね。ははは

この序曲、わかりやすくて、よいです。はい

by みどりのこびとちゃん (2008-03-15 23:51) 

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