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天使の夢 作品10-22(アントン・ルビンシュタイン) [ルビンシュタイン]

さて、先日は、娘の小学校の卒業式だった。
会社を午前中休んで、かみさんと一緒に出席したのですが、
これが、なかなかよかったのですよ。

ちなみに、私の時の卒業式で歌う歌と言えば、「仰げば尊し」が定番だったが、
今は、「旅立ちの日に」が定番らしい。
うーん、この歌を合唱で歌うのだが、これは、よかった。

そして、娘の小学校(公立です)の卒業式は、卒業証書を授与する時に、名前を呼ばれたら、
返事をして、その後、小学校の思い出、中学でやりたいこと、将来の夢などを
簡単に一言、大きな声で言い、そして、卒業証書をもらうのです。
これが、すごく良かったなあ・・・
まあ、家で、いろいろ考えてきたのだろうけど、
「弁護士になって、世の中を良くしたいです」とか
「盲導犬の訓練師になって、多くの人を助けたいです」とか
「人を感動させられる、サッカー選手になりたいです」・・・等々
なかなか、みんな個性があって、おもしろかった。
(中には、「将来の夢は、大金持ちになることです」なんていうのもあったけど(笑))

そんな、一人一人の小学生の夢を聴いていたら、
うーん、いつのころから、自分は、夢を追っていないのだろう・・・
なんて、考えてしまった。
(一応、私の夢は、ピアノをステージで弾くことです、ハイ・・・)

ということで、今日の音楽日記は、【天使の夢】という曲である。

この曲、ピアノ曲なのですが、
管弦楽編曲や、他の楽器に編曲された版で、聴いたことのある人も多いだろう

この曲は、ロシアの大ピアニストで作曲家でもある、
アントン・ルビンシュタインが作曲した、ピアノ曲である。
この人、交響曲やピアノ協奏曲の大曲もあるが、
このへんの曲は、ちょっとばかり、無名で、
「ヘ調のメロディ」というピアノ小品が飛び抜けて有名だ。
しかし、ピアノ協奏曲第4番は、過去の日記でも書いたが、
是非聴いてもらいたいなあ。(ロシアの名ピアノ協奏曲だと思います)

さて、この【天使の夢】というピアノ小品だが、
24曲からなる【カメンヌイ・オストロウ】(岩の島)というピアノ曲集の
第22番目の曲だ。
【カメンヌイ・オストロウ】は、ロシアの避暑地の島で、
そこの女官達 24人の肖像として、この24曲のピアノ小品を作曲したと言われている。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーで、全曲聴けるが、
全部聴くのは、2時間程度かかる。
しかし、どの曲も、品のいいロマン派の作品で、でも、しっかりしている曲達だ。
BGMで聴くのもいいかもしれない

【天使の夢】だが、最初、高音の伴奏で、左手か、優雅な旋律を弾く。
途中の和音部分もいい。
幅広いアルペジオもちょっと華やかで、
後半は、最初の旋律が、幅広く演奏される。

小品だが、美しくもあり、優雅でもあり、落ち着きもある。そんなピアノ曲だ。

うーん、どんな女性を表現したのだろうかなあ。
勝手に、自分で想像するのも、おもしろい。

この曲、譜面づらは、ちょっと難しそうだが、
♯が6個付いているせいもあり、なんとなく、音は、とりやすい方だと思う。
最初の右手の三連符をちゃんと弾ければ、後は、なんとかなりそうなんだけどなあ・・・・
(勝手なこと言っていますが、私、弾けません ハイ)

まあ、でもですね、私、この歳になっても、いつまでも夢だけは、持ちたいと思っているのです。
(いつか、ステージで、ピアノを弾くぞ・・・なんてね)

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Cecilia

娘さんの卒業おめでとうございます!
「旅立ちの日に」は去年次女の卒業式でも歌いました。(次女が伴奏でした。)
そういえばこの前の長女の卒業式でも歌っていましたね。
うちの中学では合唱祭・卒業式に「ケ・セラ」をヴァイオリンのオブリガート付きで合唱することになっていて(第二の校歌みたい)、なかなかいい感じです。

私もいつまでも夢を持ち続けたい・・・と思っています。
この曲も聴いてみたいです。

by Cecilia (2008-03-22 06:18) 

みどりのこびとちゃん

Cecilia さん、コメントありがとうございます。
「旅立ちの日に」はいい曲です。
しかし、うちの娘は、「仰げば尊し」をまったく知りません。
時代がちがうんだろうなあ・・・
ちょっと、悲しい(笑)


夢という言葉、私は好きです
by みどりのこびとちゃん (2008-03-22 23:50) 

ピアノフォルテ

一般の大人の方がエントリーできる舞台がたくさん増えているので、その夢は実現可能な夢だとおもいます!
あ、でもプロとして舞台に立たれる夢かしら・・・

わたしの夢のひとつはとてもミーハーで、ピンクのふわふわドレスを着て、「華麗なる大ポロネーズ」を完璧に弾ききることです。笑
ふわふわのドレスがまず却下され、完璧に弾く、がこれまた夢のまた夢ですけど。
by ピアノフォルテ (2008-03-28 10:42) 

みどりのこびとちゃん

ピアノフォルテ さんコメントありがとうございます。
夢はプロ???ははは、そんな訳ないです。
私の夢は、もっと小さく、アマチュアとして、
ホールでピアノを弾くのが夢なのです。
(お客様ももちろん居てです。)

おっしゃる通り、がんばれば、実現可能かもしれませんが、
弾くなら、完璧に弾きたいじゃあないですか
ちゃんとした燕尾服着て(あっ、ちなみに持ってます(笑))
颯爽とリストのように弾きたいではありませんか・・・
えっ、曲ですか?
ギロックに、カバレフスキーに、・・・
やっぱり、リストですね

by みどりのこびとちゃん (2008-03-29 01:10) 

なるたる

久々の書き込みです。
歳のせいか、はたまた喫煙のためか折れた骨が未だ付きません。
相変わらず左手の人差し指打ちで失礼しますよ。
しかし文章打つ時間掛かり過ぎw。

「この曲を捧げた女官の名前はアンナ・ド・フリードブルクと言う名前で、天使のように美しかった」と、私が高校生の頃学校の図書室から借り出してわざと返さないまま数十年経ってボロボロになった「名曲解説全集11巻 独奏曲 中」に書いてありますよw。
ルビンシテインとは特に仲が良かったとも書いてあります。

因みにカメンノイ・オストロウの全曲のCD持ってますが、一度も聴いたことありませんw。

ルビンシテインの小曲では「ロマンス」と言う曲が美しくて好きです。
なんて事はない唯のサロン曲ですが、中々小洒落て優雅な曲、全音ピアノピースにもなっていますよ。



by なるたる (2008-04-16 14:28) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、手は、大丈夫ですか?
あまり、無理をしないよう、左手打ちですね(笑)
今度、左手のピアノ曲シリーズ書きますよ・・・
カメンノイ・オストロウの全曲のCDを持っているのは、
それは、マニアですねえ。


by みどりのこびとちゃん (2008-04-16 23:20) 

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