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大学祝典序曲(ブラームス) [ブラームス]

さてさて、またまた、ブラームスである。
この2月は、大学受験という人も多いだろう。
(私の双子の甥っ子も、大学受験である)

ということで、今日の音楽日記は、ブラームスの作曲した
管弦楽の為の曲、【大学祝典序曲】である。

私と同じ年代の人には、
某AMラジオ局の大学受験講座のテーマ音楽として、有名だろう。
(知らない人もいますよね。タタタタ・タンタン・タタタタ・タンタンの部分です)
(わかりますか? 今の若い人は、知らないよなあ・・・(笑))

この曲、学生歌を基に、それを接続風につなげた曲で、
とても聴きやすい曲だ。
昔の評論家は、内面的な深さが無い、とか、機会音楽だとか、言う人もいたそうだ。
でも、この曲、
弦楽器のリズムや高音の使い方は、ブラームスそのものだし、
管楽器をかぶせる音色もブラームスそのものだし、
トランペットとホルンで、演奏される64小節目からの音の作りは、
交響曲第1番の終楽章だし、
また、なんといっても、この曲の最後の堂々とした部分は、スカッとする。
ハツラツとした、ブラームスの交響曲のひとつのまとまった楽章
といってもいいかもしれない。

この曲、作曲者自身の編曲で、ピアノ4手用のものがある。
ピアノで、聴くこの曲は、
弦楽器のシンコペーションなどが、はっきりしていたり、
最後の部分の弦楽器の早い走句が、はっきり、くっきり聞こえたりして、
とても面白い。
このピアノ編曲版は、管弦楽の初演の前に、
ブラームスと、クララで、弾かれたそうだ。
(この曲、クララの誕生日にプレゼントしていますね)
きっと、その時、ブラームスさん、楽しかっただろうなあ・・・
と想像するだけで、こちらも楽しくなってくるのである。

さてさて、次回の音楽日記は、大曲の予定です。
(今、一生懸命聞いているのです)


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コメント 4

なるたる

ブラームスの5曲しかない管弦楽作品の中では一番好きです。
明るく楽しく親しみやすい旋律で、大学祝典序曲の名に恥じない名作、誰が何と言おうと名作。

4手ピアノ版もすごく良いです。
自分の入学式典なんかの序に、ピアノの腕の立つ剛の者で演奏してもらえたらと妄想すると、私なんかは嬉しくてションベンちびりますw。
by なるたる (2008-02-18 14:09) 

みどりのこびとちゃん

この曲の4手ピアノ版は、確かによいです。
でも、腕がないと、弾けそうにありませんね
by みどりのこびとちゃん (2008-02-18 23:20) 

alma

仕事でいろいろ調べていて、ここに来ました。
(以前からお名前は存じ上げておりました)

何卒よろしくお願いいたします。

ピアノ曲はリストとゴドフスキが好きです。
特にリストの「詩的で宗教的な調べ」がたまりません。

色々とご教示願えれば幸いです。
by alma (2008-06-11 15:05) 

みどりのこびとちゃん

alma さん。コメントありがとうございます。
リストと、ゴドフスキーは、私も好きです。
「詩的で宗教的な調べ」の終曲は、無名だけど
私の数少ないレパートリーの一つです

うーん、ブログの頭に書いてあるけど、このブログ
音楽の勉強には、なりませんよ(笑)
by みどりのこびとちゃん (2008-06-11 23:46) 

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