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ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調(プロコフィエフ) [プロコフィエフ]

さてさて、今日は、なぜかわからないが、
一回聴いて、とてもとても、私が気に入った曲を紹介しよう。

でもですね、なにがいいのか自分でも、よくわからないし、
人に、「この曲いいよ」とはきっと、勧めないだろうなあ・・・
でも、好きなんです。

この曲、そんなに有名でないかも知れない。(皆さん、知ってますか?)
劇的な盛り上がりもない。
ロマンティックというより、延々と、変わった旋律が奏でられる曲だし、
和声もちょっと変わっている。
初演の時は、酷評だったらしい。

でもでも、私が変わっているのかも知れないけれど、
この曲、いいんだなあ。
20分程度の三楽章の曲だけど、聴いていると、時間がすぐたってしまう。

うーんどこが気に入ったのだろう?

今日の音楽日記は、ロシアの作曲家プロコフィエフの
【ヴァイオリン協奏曲 第1番】である。

ロシアのヴァイオリン協奏曲というと、
チャイコフスキーの、それはそれは、名曲中の名曲があるのですが、
ああいう曲を期待しては、いけない。

まず、第1楽章
最初にヴァイオリンで、奏でられる叙情的な主題に一目ぼれです。
(でも決して、映画音楽的な甘美なメロディではないですよ)
その後、次から次に、変わった旋律が現れ、
徹底的に展開される。
協奏曲というより、ヴァイオリン独奏曲のように、とにかく、
ヴァイオリンが活躍する。

第2楽章
スケルツォです。
うーん、こういう奇妙な味の旋律と展開は、大好きだなあ。
楽しいのか、苦痛なんだかよくわからない
へんな音も結構おもしろい(笑)

第3楽章
ハープの伴奏が印象的な、ヴァイオリンが演奏する主題は、
これまた、奇妙ながら、とても叙情的で、なんと言おうか・・・
この楽章もヴァイオリンが、延々と主題を展開する。
しかし、私の一番好きな部分は、
この曲の最後の部分なのです。
木管楽器が、第3楽章の主題を演奏する上に、
第1楽章の主題が、すごく綺麗にトリルで装飾されながら、
独奏ヴァイオリンで演奏される。
もう、夢をみているような気分になってくる。

この曲、変わっているので、決して人には勧めません。
ヴァイオリン協奏曲なら、
もっともっと綺麗な曲もあるし、
華麗な曲もあるし、
響きが交響的な曲もいっぱいある。

でも、とっても好きな曲の一つなのです。
(私の好きなヴァイオリン協奏曲のベスト10には、確実に入ります)
なぜだか、わからないけど、好きな曲って、ありますよね・・・

なんか、今日は、変な感想の音楽日記だ。
まあ、いいか

追記
じゃあ、第2番のヴァイオリン協奏曲は?
と聞かれると、実は、こっちは、ちっょと聞くのは、苦手だったりするのです。
わからんなあ


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コメント 8

Robert

記憶が定かでなくて申し訳ないのですが、1番か2番の協奏曲がずーっと前の「音楽コンクール」の課題曲になっていて、NHK-FMでその最終選考の様子を放送していたことがありました。確か1番だったような気がするのですが・・・ピアノ伴奏での演奏ですが、5-6人の演奏が延々と続いていました。その中で解説者がしきりに「曲が良いですから」と言っていたので記憶に残っています。それ以来聴いていないので、CDを買って聴いてみようかな。古い話で30年以上前のことです。当時の音楽コンクールからデビューした演奏家にはチェロの藤原真理、バイオリンでは安永徹がいました。
by Robert (2008-02-11 19:40) 

みどりのこびとちゃん

課題曲に第1番の協奏曲は、きっとないと思いますね。
(全然、根拠はないけど、第2番の方が、課題曲ぽいような)

1番の協奏曲、聴く人によっては、甘く感じるらしいですが、
是非、聴いてみてくださいね
by みどりのこびとちゃん (2008-02-11 23:59) 

Robert

いい加減なコメントしてすみません。FM放送も聞き流していたのと、初めて聴く曲で「へー、プロコフィエフはバイオリン協奏曲も書いたのか。」くらいの気持ちでしたので・・・でも仰るとおり2番のほうだったかも知れません。多分。
(ちなみにピアノ部門の課題曲はベートーベンの4番で、こちらのほうは森正氏が、N饗とそれぞれの演奏者と繰り返し演奏していました。職業とはいえ、指揮者も大変だなと思っていました。)こびとさんのこのブログ見て、プロコフィエフの作品リストを調べてみました。ピアノ、バイオリン、交響曲、協奏曲、歌曲など大変な数とレパートリーですね。ピアノ協奏曲とソナタ、古典交響曲くらいしかCD持っていないので、もう少し聞いてみようと思います。
by Robert (2008-02-12 21:22) 

みどりのこびとちゃん

プロコフィエフは、私の好きな作曲家です。
というより、作曲技法に興味がある作曲家なのです。
いろいろ、おもしろい曲、書いています
作風が、時代と共に変化した作曲家でもありますね。
by みどりのこびとちゃん (2008-02-13 00:05) 

NO NAME

45年前に、FMでバイオリン協奏曲1番をやっているのをたまたま聴いて、そのときからプロコフィエフのとりこになりました。
ブログに書いてらっしゃるのと同じく、わたしもあの叙情的なところが大好きです。うっとりですよね。
by NO NAME (2012-09-24 20:43) 

みどりのこびとちゃん

コメントありがとうございます。
45年前かあ・・・私は、小学生ですね(笑)
まだプロコフィエフしらなかったなあ。
この曲、本当にあの6/8の主題、うっとりします。
いいです。
こんな曲、作曲してみたいです。

by みどりのこびとちゃん (2012-09-24 23:08) 

NO NAME

ビバルディーのフルートコンチェルトにはアルペジオで和音が進行していくところが良く出てきますが、たまたまその部分を後ろから逆に吹いてみたところプロコフィエフ的に感じられる部分がありまして、その時は、プロコフィエフの特徴的な個性を出すノーハウはこれだったのではと思ったものです。
本当のところはもちろん知りませんが・・・。

by NO NAME (2012-09-25 22:17) 

みどりのこびとちゃん

再コメントありがとうございます。
この話は、とってもおもしろいです。
次の土日にでも、早速ピアノで逆に弾いてみます。
どうなるんだろう・・・・
by みどりのこびとちゃん (2012-09-27 23:45) 

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