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フーガの技法(J.S.バッハ) [バッハ(J.S.)]

フーガシリーズ第11弾である。

さてさて、ちよっと今回で、フーガシリーズは、一旦、お休みしようと思う。
決して、フーガを使用した曲で好きな曲がなくなった訳ではないのですよ。

ピアノでは、バッハの平均律 から ショスタコービッチの前奏曲とフーガまで、
まだまだ名曲は、目白押しだし、(バーバーのピアノソナタの終楽章も、すばらしい)
オルガン曲だって、バッハだけでなく、ブクステフーデの曲だっていいし、
ギター曲にもいろいろあるし・・・・
いやいや、本当に、きりがないのです。
フーガを使った私の好きな曲というだけで、音楽日記を書いていっても、
ひょっとしたら、一年は、続くかもしれない(笑)

ということで、惜しまれつつも(そうか?)フーガシリーズは、
今回で、一区切りです。(でもまた、書きますよ、きっと、多分・・・)

では、フーガシリーズの区切りにふさわしい曲を選ぼう。
今日の音楽日記は、J.S.バッハ作曲のフーガの大曲【フーガの技法】である。

【フーガの技法】は、バッハが晩年に作曲した曲集で、
楽器の指定がなく、鍵盤楽器で弾かれることは、多いが、
他の楽器でも(弦楽四重奏など)演奏される。
曲は、いくつかの曲に分かれ、
フーガ、カノン、三重フーガ、反行フーガ・・・などなど
あらゆる対位法の技法が使用されている。
そして、実は、最後は、未完の曲集でもある。

いろいろネットで調べると、
曲順は、実は、うんたらこうたら
楽器編成は、実は、うんたらこうたら
作曲年代は、実は、うんたらこうたら
未完の最終形は、実は、うんたらこうたら・・・

この曲は、研究するには、宝の宝庫かもしれない。
(あっ、いろいろ読んでいると、なかなか、かなり面白いですよ)

まあ、このあたりは、ネットで調べてもらうとして、
まずは、【フーガの技法】を聴いてみよう。
全曲は長いので、ちょっとだけでもいい。

フーガというと、
楽しいフーガや、激しいフーガや、ロマン的なフーガなどいろいろある。
でも、個人的な趣味からいうと、
バッハのオルガン曲【パッサカリアとフーガ】のフーガのように、
構成美あふれる、そして崇高な曲にとても魅かれる
バッハのフーガは、このような曲は、特別のような気もする。

しかし、このバッハの【フーガの技法】は、
私にとっては、ちょっと、とっつきにくい音楽だった。
昔々、最初に聞いたとき(確かピアノ版だったと思う)、
なにか、盛り上がりもなく、淡々とした曲だなあ・・・
と思った記憶がある。

確かに、当時のあらゆる対位法の技巧を凝らして、バッハが書きとめた曲ではあるが、
芸術作品としてはどうだろうとも思っていた。

ある日(これもかなり昔だが)、FM放送で、【フーガの技法】が流れていた。
丁度、途中から聴いたので、全曲ではないのだが、
ぼっーと、真剣に聴いていたらその世界に入っていって、
決して気分が、高揚するわけでもないし、
フーガの音楽を理論的に聴くわけでもないのだが、
ああ、こんな音楽世界があるんだ、と素直に思った記憶がある。
そして、衝撃的だったのが、当時すでに知ってはいたが、
未完の部分、そう、BACH(シ♭・ラ・ド・シ)の音形が出て、
急に音楽が沈黙する部分だった。

いやいや、この【フーガの技法】という音楽は、すごい音楽かもしれない
と思った瞬間でもあった。

ところが、その後、【フーガの技法】は、何回か聴いたが、
なかなか、そんな気分には、ならない。
でも、単純な技巧音楽だけでないことは、今は、感じている。

バッハは、この曲で、なにを伝えたかったのだろう・・・
(ちなみに、出版予定は、あったらしい)

対位法の技法を後世に残したかったのか
それとも、趣味で書いたのか
それとも、みんなに聞いてみてもらいたかったのか・・・

うーん、この曲、年に一度聴くかどうかの曲だけど、
聴くときには、
昔の記憶と、バッハの考えがごっちゃになりながら、いつも聞いているのです。
(実は、この音楽日記を書きながら、BGMで流れています)
(でも、こ曲は、ちょっと真剣に聴きたいなあ)

ははは、今日は、なにか、よくわからない音楽日記になってしまった。
また次回からは、普通の音楽日記に戻ります。
(と言っていて、フーガの曲書いたりして(笑))

そして、なにかリクエスト曲があれば、遠慮なくコメント欄に書いてくださいね
でも、書くのが、いつになるかは、保証しませんよ
それに、知らない曲だと、どうしょうもないし
(というより、リクエストされて、ほったらかしている曲があるような・・・)

では


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コメント 2

NO NAME

こんにちは。
いろんな曲を聴かれてるんですね。
バッハはプロコフィエフよりもっと前に好きになった作曲家でして、今でも好きでCDやレコードを聴いたり、リコーダーでは良く吹いてます。

最近吹いているのはブランデン4番をリコーダー用に編曲したチェンバロ協奏曲6番と、ブランデン6番の第3楽章と、管弦楽組曲第二番です。
チェロ組曲や無伴奏バイオリンソナタ・パルティータや、チェンバロ伴奏つきのバイオリンソナタもたまに吹いてますが、どれもいいですね。

フーガの技法は1番を昔リードオルガンで弾いて感動していましたが、最近はリコーダーアンサンブルでやりました。

余計なお世話ですが、みどりのこびとちゃんさんが上記の感想を持たれたのはどうしてだろう、と思ったりしまして、
それはやはりピアノで弾かれたからでは、と思い、書かせて頂いた次第です。

リコーダーアンサンブルでやってもオルガンと比べると全然おもしろくないのですが、ピアノもリコーダーも、オルガンと違うところは8フィート(実音)だけしか出ていないことで、オルガンは楽譜に書いてある音のオクターブ上の音が少なくともかぶさって出ますので、2度や7度のぶつかり合いが解決されるときの快感がより(と言うか、全然)大きいので、非常に感動するのかな、と思いました。

機会がありましたら、ぜひリードオルガンかパイプオルガンで弾いてみてくださいませ。

では。
by NO NAME (2012-09-28 10:15) 

みどりのこびとちゃん

フーガの技法、オルガン版、ちょっと聴きました。
(私、ナクソスライブラリーに入っているのでいろいろと聴けます)
確かに、いい感じかもしれません。
なんか、ピアノ版とは、音の重なりと広さが違います。
今度、ゆっくり、全曲聴いてみたいと思います
(今、演奏会練習などなどで、忙しくて・・・・・)
また感想いれます
by みどりのこびとちゃん (2012-09-30 06:22) 

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