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【スピットファイヤー】前奏曲とフーガ(ウォルトン) [ウォルトン]

さてさて、フーガシリーズも10回目だ。
いったい、いつまで、続くのだろう・・・

今日の音楽日記は、イギリスの作曲家ウォルトンの管弦楽曲で、
【スピットファイヤー前奏曲とフーガ】である。
この曲、クラッシックファンの人では、知らない人も多いかも知れない。
しかし、吹奏楽ファンの人は、結構知っているのではないだろうか・・・
(吹奏楽への編曲版で結構、演奏されていますね)

さて、ウォルトンの作品だが、
交響曲や協奏曲などの純粋クラッシック音楽も、なかなか面白いと思うのですが、
なんと言っても、行進曲や映画音楽や劇音楽の為に書かれた作品には、
いかにも、英国の音楽という、気品があふれている。

さて、【スピットファイヤー前奏曲とフーガ】である。
この曲、映画の為に書かれた曲らしい。

最初の管楽器によるファンファーレ
そして、その後、弦楽器での威風堂々たる、気品のある主題
この主題が盛り上がっていく時間は、なんともいえない。
(この部分は、エルガーの威風堂々第一番の中間部より、いいかも・・・)
この部分が終わると、突然、フーガ主題がフォルテで出現する。
このフーガは、バッハのフーガとは、まったく異なり
音楽を楽しむ為のフーガの技法だ。
映画音楽的なフーガとでも言うのが、わかりやすいのかなあ
この曲の最後で、このフーガ主題の上に、最初の威風堂々たる主題が重なる
確かに、ありふれた技法かもしれないが、なかなか感動的だ。

この曲、いいと思う人は、
エルガーの威風堂々みたいで、すばらしい。
フーガの部分が楽しい。最後が感動的
最初の気品ある主題は、一度聞いたら忘れられない
      等
そして、否定的な人は、
  ちょっと、映画音楽風だなあ(というより映画音楽です)
  厳格なフーガじゃないよなあ
  エルガーの二番煎じ、じゃない?
       等
かな

まあ、知らない人は、是非聞いてみてください。(あなたは、どっち)

私は、大好きですよ。こういう曲。
だって、なんと言っても、こういう音楽を聴くだけで、
気分が高揚してくるのですよ。
ウォルトンの作品では、行進曲【王冠】や行進曲【宝珠と王杖】などもいい。
朝、こんな曲を聞くと、元気がでますよ。

もし、吹奏楽やっていたら、ウォルトンの作品は、演奏してみたいと思う。

さて、次回は、フーガシリーズは休みです。
なんででしょうね


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なるたる

エルガー・ディーリアス・ブリテン・ウォルトン等々、イギリスの作曲家は地味ながら噛めば噛むほど味の出るスルメみたいな存在で、なかなか油断できません。
派手さはないけど、燻し銀でじんわりと真綿で締め付けるような効果の音楽は、イギリスという国の老獪さを象徴するようでもあります。
という訳でスピットファイア前奏曲とフーガのCD、注文致しましたw。

何べんも言いましたけど、私はブラームスおたく(兼シューマンおたく)なので、ブラームスの匂いのするものなら、どんな国の作曲家であれダボハゼのように喰らいついてしまいます。

イギリスの作曲家で、この栄誉(?)iあずかれる人物を挙げるなら、エルガーはさて措きスタンフォード、パリー、フィンジの三人に勝る人物はありません。
とりわけスタンフォードのブラームス風な憂愁と諦観に満ちた作風ほど、私を喜ばすものはありません。
イギリスのブラームス、と称されるほどブラームスの作風と瓜二つの彼の作品、とりわけ交響曲や室内楽曲を聴くことは大いなる愉しみ・歓びでもあります。

然しながら、私はイギリス人が嫌いです。
こいつらがいなければ、世界はどんなにか平和であったことか。
近世の血塗られた世界史は、この傲慢で不遜な人種の、他者を省みぬ支配欲に蹂躙されて来た歴史そのものと言って良いでしょう。
その責任さえ自覚していないどころか、傲然と誇って恥じるところがありません。
まことに許しがたい。

私はイギリス人とそれと近縁のドイツ人こそが、つまりはアングロサクソンとゲルマンこそが世界で最も過酷な人種差別的な人種と思っています。




)
by なるたる (2008-01-29 22:47) 

みどりのこびとちゃん

スピットファイア前奏曲とフーガ は、短い曲ですが、
いかにも、大英帝国という感じの曲です。

エルガーの二曲の交響曲は、私は好きです。
スタンフォードも最近聴いていないので、ちょっと、聴いてみようかな
by みどりのこびとちゃん (2008-01-29 23:00) 

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