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フーガ風序曲(ホルスト) [ホルスト]

さてさて、フーガと言うと、どうしても、
音楽での造形美・構築美・深い精神性 等を考えてしまうし、
そして、そんな偉大なフーガを聴くと、すごいなあ、と思ってしまう。
しかし、今日は、ちょっとそんなフーガではなく、楽しいフーガを紹介しよう。
(フーガシリーズ第9弾です)

さて、皆さん、イギリスの作曲家グスタフ・ホルストは、ご存じですよね。
そう、あの【木星(ジュピター)】が入っている【組曲 惑星】を作曲した人だ。

ここで、問題です、
ホルストの作曲した管弦楽曲で、【組曲 惑星】以外で、なにがありますか?

うーん、これって、なかなか出てこないかも知れない。
(弦楽オーケストラが好きな人は、【セント・ポール組曲】を上げるかも知れないし、)
(吹奏楽が好きな人は、【吹奏楽の為の組曲 2曲】を上げるかも知れない。)
(でも、管弦楽曲で考えてくださいな・・・)
飛び抜けて、【組曲 惑星】が有名なので、
その他の管弦楽曲は、マイナーで、影に隠れている存在だろう。
でも、探してみると、いろいろ書いている。

今日の音楽日記は、ホルストが作曲した管弦楽の為の曲
【フーガ風序曲】である。

さて、知らない人も多いかもしれないので、
いつものように、いいかげんな解説だ(笑)

曲は、管楽器の特徴的なリズムで始まる。
ヴィラ・ロボスのブラジル風バッハ第1番と同じようなリズムだが、(そうか?)
雰囲気は、180度異なり、鈴も入って、楽しい感じだ。
その後、ちょっと経過句があって、
トロンボーンが、リズミカルな主題をフォルテシモで、演奏する。
5度上で、ホルンが重なり、弦楽器とグロッケンで、雄大に楽しく盛り上がる
(この部分は、フーガ風です)
中間部、は一転、神秘的になり、チェロのソロも印象的だ。
そして、また、楽しいフーガ風の主題の再現となり、
最後は、弦楽器とティンパニーの特徴的なリズムの上で、
盛り上がり、鋭い和音で終わる。

5分ほどの短い曲で、なんということもない曲だ。
フーガ風という題名からもわかるように、
主題は、5度で重ねられていくが、フーガでなく、フーガ風の曲だ。

音楽史上の傑作とは、まあ、多分、言えないまでも、
なかなか、楽しい曲であるのは、間違いない。

もし、惑星がもっとあって、惑星の中に「遊びの神」とかいうのがあったら、
組曲【惑星】の中に入れたい曲だなあ(笑)。
そうなってたら、人気曲かも・・・

イメージを勝手に作ると、
子供が夢中で、なにかで楽しんで遊んでいる。
楽しくてしょうがない。
しかし、両親に隠れて静かに、ゲームをしていたり(中間部)
そして、また遊んでいると、
最後は、両親に怒られる・・・早く寝なさい!

そんなイメージの曲です。(そうか・・・笑)

雰囲気も 惑星 の中の曲に似ていて、
惑星の好きな人は、まあ、聴いてみてください。

さて、次回も、イギリスの作曲家の書いたフーガの曲です。
なんでしょう・・・わかるかな


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