SSブログ

ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ(伊福部 昭) [伊福部 昭]

皆さんは、クラッシック音楽をどんな風に聴いているのだろう?
コンサートホールで毎日のように生演奏を聴いているという人は、
少ないですよね。
家で、くつろいで聴いているかもしれない。
BGM的に、なんとなく聴いているかもしれない。

私は、残念ながら、ほとんどが、通勤途中、電車の中と、歩きながら、
デジタル・オーディオに入れたクラッシック音楽を聴いている。
(本当は、もっと、ゆっくりくつろいで、コーヒーでも飲みながら聴きたいのです・・・)

あとは、朝、起きた時に、BSのテレビで、クラッシック音楽をやっているのを
見ながら、朝の食事をしている。

ついこないだ、その番組で、ピアノの演奏をやっており、
珍しく、芥川也寸志や伊福部昭の曲を取り上げていた。

私は、最近、忙しくて、どうもパワーがでない。
ということで、そのテレビを見ていたら、急に伊福部さんの曲を聴きたくなつた。
(伊福部さんの音楽のパワーが欲しかったのかも・・・)

今日の音楽日記は、パワー全開で元気が出るというより、
音とリズムに圧倒される音楽。
伊福部昭 作曲の【ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ】を書いてみよう。

伊福部昭氏は、日本の作曲家の中では、ファンが多いと思う。
(あの、ゴジラのテーマの作曲者ですね。ドシラ・ドシラ・ドシラソラシドシラ・・・)
その魅力は、土俗的な圧倒的な泥臭いリズムにあると思う。
こういう音楽は、絶対にヨーロッパの作曲家には書けないだろうなあ
(というより、書かないと思います。ハイ)
時々、気恥ずかしくなると思うが、そこが魅力なのだろう。
ダメな人は、まったくダメだとも思う。

さてさて、【ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ】である。
曲は、ホルンのゆっくりした序奏で始まる。
この響きからして、すでにゴジラの世界(笑)である。
そして、ピアノがリズム主題を弾き始める。
アクセントが、妙にここちよく響き、力を蓄え、盛り上がっていく。
この部分の推進力は、特筆ものだ。
中間部は、ゆっくり、した部分。
そして、また、リズム主題が復帰し、
それこそ、ピアノが、ゴジラのごとく暴れまわり、
管弦楽と、ピアノが、これでもか、これでもか、と盛り上げていく。
そして、一瞬の間、その後、たたみかけるように終わる。

いやはや、なんともパワー全開、たたきのめされる音楽だ。
この曲を聴いて、元気がでるか、それとも、パワーに圧倒され、シュンとなるかは、
微妙だな・・・

この曲を聴いて、会社に行ったのだが、
この曲のリズム主題が、会議中も頭の中に、回っていて困った困った。

やはり、朝から、伊福部さんの音楽を聴くのは、やめておこう。

明日は、バロックの優雅な音楽でも聴きながら、会社に行こうっと

あれっ、今日は、全然違う音楽を書く予定だったのになあ、なんで、この曲になったんだろう・・・
まあいいか


nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 2

NO NAME

色々と、インターネットの繋がりで、今聞いているのだけれど。
ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ
に関しては、ちょっとねぇ。w
ゴジラっぽい旋律が聴こえてきたり、どっかで聴いたこと有る(ピアノ協奏曲?)旋律が出てきたり。
私はゴジラのテーマをちゃんと聞いたのは、10年程前だった。
それなりにゴジラっぽさが表現されてると思ったけど、ボレロの真似か?とも感じたんだ。

ま、ジョン・ウィリアムズですら、スター・ウォーズもThe Planets(Gustavus Theodore von Holst)臭いし、その後の曲も、ジョン・ウィリアムズ臭くさいから、まぁ、そんなもんだろうね。
by NO NAME (2010-06-03 01:02) 

みどりのこびとちゃん

伊福部さんの音楽は、思いっきり 好き嫌いがありますね
あの泥臭さと、農耕民族のアクセントが、嫌いな人は、
まったく受け付けない音楽かもしれません。
私、結構、好きです。
それに、こんな音楽、他の作曲家 書けないし・・・
by みどりのこびとちゃん (2010-06-03 23:25) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。