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オペレッタ【こうもり】(ヨハン・シュトラウス二世) [シュトラウス(ヨハン)二世]

さてさて、久々の音楽日記の更新である。
書きたい曲は、いろいろとあるのですが、
仕事も忙しいし、風邪もひいてしまい、
そして、数日前には、人生で、初めて、ぎっくり腰なるものをやってしまった。
(医者に行ったら、まあまあ軽症とのこと、以下は、その時の会話。
医者「職場は、デスクワークですか?」
 私「最近は、パワーポイントずっと見て、会議ばっかりの職場ですねえ」
医者「そういう人が腰痛に一番なりやすいんだよねえ、会議中でも
   1時間座っていたら、人の目を気にせず、こういう体操をしてください。」
   (そして、NHKのサラリーマンNEOの体操のような動きを始める)
 私「うーん、そうは言っても、会議中ではなかなか・・・」
医者「なにを言っているのですか、人の目を気にしていてはいけません。」
 私の心の中(おいおい、そりゃあ、無理だろう・・・))

ということで、久々の更新である。
今日の曲名を見て、いままで、この音楽日記を読んでいるファンの人
(ファンはいないだろう(ハイ))
読者の人は、ちょっと、あれっ、と思ったかも知れない。

そう、今日の音楽日記は、初めてオペラの曲を書く。

さて、ヨハン・シュトラウス二世が作曲した【こうもり】である。
この曲、オペラではなく、娯楽色が強いので、オペレッタと呼ばれている。
そう、とてもとてもとても、楽しい曲だ。
ヨーロッパでは、大晦日と新年に必ず上演される曲目らしい。

さてさて、私は、昔から、このオペレッタの序曲だけは、よく知っていた。
楽しい旋律が次から次ぎに湧き出て、そして、途中のワルツもすばらしい。
また、「トムとジェリー」の【星空の音楽会】のアニメは
この序曲を演奏している、これは、なかなか笑える。(一見の価値有りですよ)

序曲は知っていたが、
ちよっと最近、このオペレッタの全曲を聴いてみてもいいなあと思っていたのです

たまたま、本屋に行ったら、小学館より、
全幕解説付き、DVD(わかりやすい解説付き)
魅惑のオペラシリーズ第7回 【こうもり】
キリ・テ・カナワ(ロザリンデ)
ヘルマン・プライ(アイゼンシュタイン)

というのが、3990円(この価格設定がにくいです(笑))で並んでいた。
ということで、購入して、家で全幕見ましたね。

いやいや、確かにこのオペレッタは、楽しい。
曲も文句なくよいし、
ストーリーは、バカバカしいが、天才的にそれに音楽が合っている。
飲んで、歌って、踊って、・・・・
うーん、全曲聴くと、こういう話だったのか・・・
まあこのオペレッタのストーリーは、調べればすぐわかるので、ここではおいといて、
この曲一歩間違えれば、支離滅裂、ばかばかしい、になってしまうのだが、
その手前でとどまって、芸術として楽しめるという音楽のバランスは、一流だ。

私が、最も気に入った場所は、
第一幕の三重唱の「あなたなしで」かな
 この部分の歌と、表情は、最高だ。
しかし、どの部分も楽しい気分にさせること間違いなしだ。
いやなことは、忘れよう。

オペラは、ちょっといままで、敬遠していたジャンルだ。
ちょっと、手を出してみようとも思う。
今度、モーツァルトの【コシ・ファン・トッテ】をDVDで聴いてみようかな。
実は、かなり昔に、一回見て、とても面白かった記憶があるのです。

さてさて、今日の音楽日記は、これだけで終わらないのである(笑)

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さて、サイドバーを見てください。
実は、知っている人もいると思いますが、みどりのこびとちゃんは、
アマチュアのマンドリンオーケストラに入っているのです。(本当ですよ)
その演奏会が今年の11月17日(土)に文京シビック大ホールであるので、
その宣伝です。
(宣伝して、お客様に来てもらわないと・・・文京シビック大ホールは大きいのです)
マンドリンというと、演歌を思い出す人も多いかもしれないが、
それだけではなく、いろいろな曲が演奏できる。
(まあ、どんな楽器でも同じですが・・・)

マンドリンオーケストラは、
マンドリンの他に、マンドラ(マンドリンより大きい楽器)や
マンドセロや(さらに大きい楽器)そて、ウッドベースやクラッシックギターなどの
楽器を加え、独特の音色が魅力である。

私が出演するマンドリンオーケストラは、
会社の同好会なのですが、同好会なので、社外の音楽愛好者のメンバーが多く、
総勢100名を超えるマンドリンオーケストラなのです。
(実は、かくいう私もこの会社の人間ではありません)
そして、来年からは、会社の同好会から脱却して、
アマチュアの一団体として、活動することが決定しています。

この演奏会は、幅広い人達が気楽に聴きに来られる演奏会を目指しています。
(とは言っても、未就学児童(小学生未満)には、ご遠慮してもらっています。
 す、すいません。)

マンドリンオリジナル曲から、クラッシック編曲そして、ポピュラーまで、
幅広い選曲で皆様をお待ちしております。
そう、ちょっと、節操がないほど多彩な曲を演奏します。
(ヘンデルからマンドリンオリジナル曲、リバーダンスや大塚愛まで演奏します。)
(マンドリンオーケストラの中では、一般的ではありませんね。きっと・・・)
そして、今回は、舞台上で何かが・・・ははは、知りたい方は見に来てね。

ちょっとだけでも皆さんが、音楽で幸せが感じられれば、私は幸せです。
ということで、是非是非、ご来場下さい。

追記
 一部のステージの最後では、【こうもり序曲】を演奏します。
この序曲の最初の3つの音がシャンペンを開ける音という解説をよく聞くのですが、
なんでだろうなあ・・・
全曲を聴くと、この部分は、アイゼンシュタインが、怒って「裏切られた男は俺だ・・・」
と怒りで歌う部分なんだけどなあ・・・
シャンパンを開ける音、というのは、どっからきた話なんだろう・・・
ということで、今回の【こうもり序曲】の最初は、怒りをもって始まります(笑)
(というより、聴くのはいいけど、楽しく演奏するには難しいよこの曲・・・)


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hiyokan

トムとジェリー、
気になってYouTubeで探したんですが見当たらず。

でもある指揮者の方の記事を見つけました。
こうもりを振るときに、コーダで奏者が穴に落ちないかと思いつい笑ってしまい困った、
とのことでした。

そんな内容でしたか(笑)
by hiyokan (2007-10-21 23:44) 

みどりのこびとちゃん

hiyokanさん、コメントありがとうございます。

トムとジェリー 確か、安く売ってるし、レンタルもあるはずです。
まあ、一回見てください。この序曲一曲に、ずっと、アニメをつけていて、
セリフもないのに、それなりに笑えます。

実は、このアニメの演奏に今回のヒントになる解釈がありまして・・・
by みどりのこびとちゃん (2007-10-23 00:23) 

hiyokan

どうもです。
本番までにレンタルで見てみます。

しかし今回のヒントって、
またそんな小ネタを…(笑)

なんとなく妙な解釈をしているのを感じたんであそこかな…?
by hiyokan (2007-10-24 00:46) 

てっぺ~

おぉ。ひさしぶりに覗いてみたらこうもりの記事。

今回参加できず残念です。こうもり弾いておきたかったのだけどなぁ~。まあそういうこともあるということで。
演奏会の成功お祈りしてます。(-人-)
by てっぺ~ (2007-10-26 18:22) 

みどりのこびとちゃん

てっぺ~さん、コメントありがとうございます。
こうもり、難しいです。
技術的にも、解釈も、それに難関のウィンナ・ワルツもあるし(笑)

そちらの方の演奏会の成功、お祈りしていますよ。
by みどりのこびとちゃん (2007-10-27 00:33) 

なるたる

私はオペラが決して嫌いではないのですが、いざCDを集めようとすると1曲当たりの枚数のあまりの多さに二の足を踏むことが多く、聴かせ所ではない部分も入っているため、全集の蒐集はさほど多くありません。
わけのわからないアリアやレシタティーヴォを延々と聴かなくてはならないのは正直苦痛でもあります。

横着者の私としては美味しい所のつまみ喰い、聴かせ所を抜粋した全集の発売を強く待ち望んでいましたが、この度「オペラ・ハイライツ-ザ・コレクターズ・エディション」(50CD!)がEMIから発売されるに及んで、矢も立てもたまらず飛びついてしまいました。

正統的なオペラファンからは邪道の一言で一刀両断されそうですが、モンテヴェルディからワーグナーまでの主要50作品を網羅したこのハイライト集を聴けば、いっぱしのオペラ通になれるような気がしますw。

勿論、演奏陣について贅沢は言いますまい。
一流、二流から無名の演奏家に至るまで、百花繚乱のゴタ混ぜであります。だけど超重量級の企画ではあります。
そして私のような貧乏人には非常に魅力的です。

何せ重さ950グラム、72ページ・ブックレット付。CDは紙製ケース入り、外装ケースの豪華仕立ての割りに、値段は僅か11,000円程と非常にリーズナブルでしたからw。

来年の今頃はきっとこれら50曲のオペラについて滔々と薀蓄を垂れているのかな?。
その前に果たして全部聴き通せるかどうかが問題かもしれませんw。
by なるたる (2007-11-02 22:39) 

なるたる

追信。

残念ながらこの曲集の中には、「こうもり」は入っていませんでしたw。
私の好きなワーグナーも、「ニーベルングの指輪(抜粋)」はありますが、
ラインの黄金・ヴァルキューレ・ジークフリート・神々の黄昏のどれから抜粋するのかはっきりとしていません、ちょっと不安ですw。
by なるたる (2007-11-02 22:57) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、来年、オペラのうんちくを書いていたら、笑えます。
しかし、オペラにはまると、抜けられないみたいですよ

私も実は、オペラは、
ハイライト とか、のいいとこどりのCDを聴いています。

しかし、久々にこうもりのように、
全曲を聴くと、それは、それでいいとも思いますね
by みどりのこびとちゃん (2007-11-03 22:46) 

Cecilia

主にカルロス・クライバー指揮の演奏で聴いています。
DVDも欲しいですが・・・
本当に楽しめるオペレッタですよね~!!
バレエシーンもあるし、みどりのこびとちゃんのおうちならご一家で楽しめますよね!

ヘルマン・プライはファンでした!
オペラアリアと「冬の旅」と二つのリサイタルに行ったことがあります。
亡くなって本当にさびしかったです!
by Cecilia (2008-04-11 13:02) 

みどりのこびとちゃん

Cecilia さん、コメントありがとうございます。
この記事にコメントは、あると思っていました(笑)

カルロス・クライバーは、私も聴きました
(ちまたで、昔から、絶賛されていますよね)
早いテンポ、わくわくするリズム・・・
さすがです。


by みどりのこびとちゃん (2008-04-12 12:28) 

なるたる

去年、「オペラ・ハイライツ-ザ・コレクターズ・エディション」(50CD)を購入して、みどりのこびとさんから「来年、オペラに対する薀蓄を書いていたら笑えます」、と言うコメントを頂戴してほぼ一年が経ちました。

肝心のCDは5分の3程聴いたところで、どう言うわけかぴたっとストップ。
その後さっぱり触手が動かない。
あんまり薀蓄を語れるほど、聴き込んでいるわけじゃないw。

どうもオペラなら何でも良い、と言うわけではなくやっぱり好みが出てしまいます。

まずイタリアオペラとモーツァルトがダメ、ロシアものもあんまり好きではないことを再確認、近代ものは論外。
やはりロマン派ドイツオペラとその周辺、それと以外なことに嫌いだったフランスのオペラが肌に合うことを発見しました。

最大派閥のイタリアオペラは、プッチーニとヴェルディが最大の癌。
大げさな感情表現とドロドロの人間模様にはどうしても馴染めません。
疲れちゃうんですね、ギトギトの感情が渦巻く世界には…。
トゥーランドットなんかは最悪だった、二度と聴きたくありません。
でもロッシーニ・ドニゼッティ・ベルリーニあたりは割と好きなのにね(ベルリーニのノルマは良い曲ですよ)。

私が望むオペラは題材が風変わりで、清らかで美しく心洗われ壮大で荘厳な叙事詩的世界、自己犠牲の世界、人間の哀しさを鋭く抉り出すもの、怪奇趣味の世界、耽美的な世界、でもって旋律の一部でも一度聴いたら忘れられないくらいの美しさを持っていること。
かなりの欲張りですw。

だからドロドロのプッチーニ・ヴェルディ中心のイタリアオペラは余り聴きたくない。
それとマイナーオペラに惹かれるのは…性(さが)でしょうかね。
シューマンの「ゲノフェーファ」は思いがけない拾い物でしたね。

と言うわけで、今回仕入れたのは……。

・サン=サーンス 「ヘンリー八世」(DVD)
・マスネー 「マノン」(これもDVD)
・アレヴィ 「ユダヤの女」
・ウェーバー 「魔弾の射手」
・コルンゴルト 「死の都」
・マルシュナー 「吸血鬼」
・グルック 「オルフェオとエウリディーチェ」
・フンパーディンク 「ヘンゼルとグレーテル」
・モーツァルト 「フィガロの結婚/ ドン・ジョヴァンニ/コジ・ファン・トゥッテ」(これはオマケで買ったけど安かった、9枚組で2,700円)

あぁ、何と言う支離滅裂な買い物w。
一部オタッキーな曲も超ポヒュラーな曲も混じっています。
オススメがあったら感想を入れましょう。

by なるたる (2008-10-15 21:52) 

なるたる

いけね、肝心なことを忘れていたw。
演奏会、お疲れ様でした。
いつにも増してご盛会の様子、心よりお慶び申し上げます。
by なるたる (2008-10-15 22:00) 

なるたる

追記。
この次は、是非リヒァルト・シュトラウスの「サロメ」に挑戦してみようと思います。

by なるたる (2008-10-15 22:15) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
そうですか、オペラは、結構、好き嫌いでそうですよね、
題材もいろいろだし、・・・
まあ、わたしは、課題のサンサーンスのオペラ 聴きます。

サロメですか、いやいや、あの場面に・・あの場面に・・・

by みどりのこびとちゃん (2008-10-16 00:13) 

なるたる

>>まあ、わたしは、課題のサンサーンスのオペラ 聴きます。

ご紹介したCD手に入れられたんですね?
私が自信を以ってオススメする録音なので、気に入っていただけると嬉しい
です。
詰まらなかったら、お詫びとして今後一切の曲のご紹介は控えさせていただきますw。
感想愉しみにしております。

後、ライネッケの「ハープ協奏曲」・フルートソナタ「ウンディーネ」と、グリエールの「コロラトゥーラソプラノと管弦楽のための協奏曲」・ブラームスの「哀悼歌」・「アルト・ラプソディ」も、併せて是非お聴きになってみてくださいませ。
おそらく高い確率でお気に召すことと思われます。

グリエールはこの録音が素晴らしいです。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1806667&GOODS_SORT_CD=102

併録の他の曲も、ナタリー・デセイの超絶のコロラトゥーラ・ソプラノの素晴らしい妙技を味わえます。

いつもみどりのこびとさんから、私の知らない曲をご紹介いただくことに対するせめてもの感謝の印と思っておりますw。

ところでサロメ、そんなにエグイんでしょうか?
by なるたる (2008-10-16 21:19) 

みどりのこびとちゃん

もちろん、買いましたよ。
思っていたより、オケ・合唱・ソロともに、劇的でした。
もちろん、感想は、のちほど・・・

by みどりのこびとちゃん (2008-10-18 23:46) 

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