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ソナチネ 作品52-1 ホ短調(シャルヴェンカ) [シャルヴェンカ]

さて、クレメンティ→サティ→ラヴェル と書いてきた
ピアノ曲の【ソナチネ】シリーズも、
今日が最後にしよう。
(と言うより、シリーズ化なんか考えていないです。ハイ)

今日の【ソナチネ】は、ドイツの作曲家 シャルヴェンカ の作曲したピアノ独奏曲
【ソナチネ 作品52-1 ホ短調】である。

シャルヴェンカ?

知らない人も多いかも知れない。
1850年に生まれ、1924年に没した、ポーランド系のドイツの作曲家で、
多くのピアノ作品を残している。
私が最初に、この作曲家を知ったのは、ピアノ協奏曲(全4曲?)だ。
結構、華麗で聴きやすく、ショパンやリストが好きな人なら、いいかも知れない。
ただ、独自性や、これという絶対的な差別性がないのも事実だと思う。
ただ、音楽の流れは、とてもスムーズで、心地よい。

さて、シャルヴェンカの【ソナチネ】である。
三楽章からなり、全部で、10分ほど小曲だ。

第1楽章 アレグロ・モデラート
ちょっと行進曲風の主題で、
単純な左手の伴奏の上で、いかにもソナチネという主題が弾かれる
現代で言うと、ちょっとカバレフスキーを思わせる
そして、ピアノで静かに、ささっと、終わる

第2楽章 メヌエット
雰囲気というより、主題のモチーフがほぼ一楽章と同じなのですよ。
ということで、メヌェットなのに、第一楽章の続きのように聞こえる。

第3楽章 アレグロ
いいです。この楽章。
最初にでてくる主題も、愛らしいし、
早いパッセージもそれなりに、華麗だし、
結構、ソナチネという割には、聞き所満載です。

この曲、音楽史に残るという曲でもないし、
知られざる名曲という訳でもないと思う。
普通のピアノの【ソナチネ】だ。
ただ、悪い曲では決してない。
そんな曲を聴くのも、楽しいものた。

興味があれば、シャルヴェンカの別の曲も聴いてください。
ピアノ協奏曲がいいかもしれません。

知らない曲を聴く楽しみは、ありますか?

さて、マイナーな作曲家の知らないピアノ作品のCDがあったとき、
そして、なんだかわからないけど、知られざる名曲 とか、忘れられた名曲 等の
キャッチコピーがあったら、皆さんは、どう思いますか?

私は、もう興味津々です。
そして、大抵、騙されます(笑)
でもいいんです。楽しいんです。
いわゆる名曲だけでなく、知らない曲を聴くのも、私の楽しみなのです。
(でも、圧倒的にやはり、確かに、有名曲と言われる曲は、名曲が多いです。確かに・・・)

でも、だから貧乏・・・

さてさて、こんなことを言っているが、この音楽日記、
最近は、マイナーな曲が多い。
次回は、有名曲だな。
どんな曲を書こうかなあ・・・


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コメント 11

なるたる

「ロマン派の知られざる作曲家の作品」をライフワークとしている私の経験則から申し上げますと、8割はクズですw。
これは凄い、是非他人にも勧めねばと思うのは1割あるかなしかです。

でもそれで良いと思います。
1割の宝の山に巡り遭うために、今日もあてどなく流離う宿命なのです。
金山を掘り当てる山師のようなものですw。
by なるたる (2007-09-18 01:00) 

なるたる

訂正。
「ロマン派の知られざる作曲家の作品」→「ロマン派の知られざる作曲家の作品」の蒐集
by なるたる (2007-09-18 01:03) 

ローター

うーん、シャルヴェンカでしたか。
カバレフスキーかギロック、モンサルバーチェか果ては湯山明かと思いましたが、全部はずれ。
シャルヴェンカはまだ聴いていません。いまピアノ作品集を取り寄せていますので、楽しみです。
私は皆様のように、それほど沢山の音楽を聞いてはいません。その中でも聞き流してしまって、まったく記憶にもとどめないものも多々あり、わずかに気に入っても、旋律を覚えるほどに聞きこむ音楽はまた稀なものです。
音楽の道は修羅の道、古今東西のありとあらゆる、人の想い--良いものも悪いものも--その人が遺した痕跡と向き合うには、私自身あまりにも集中力がなさすぎます。
知られざる作曲家--時代に食われてしまった者。
また、そんな彼らを食って、後の世まで名を残した者。
古典派、ロマン派、それは一握りの者だけによって為されたのではないということを、埋もれた音楽は教えてくれますね。

私の場合、記憶に残る音楽と、自身の身の上の出来事とが、結びついている場合が多いのです。これも「縁」ですね。
by ローター (2007-09-18 12:56) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
・・・金山を掘り当てる山師・・・
まさに、その通り。
by みどりのこびとちゃん (2007-09-18 23:22) 

みどりのこびとちゃん

ローターさん。コメントありがとうございます。
シャルヴェンカのソナチネは、聴きやすい音楽ですよ。
私も、そんなに数多く聴いていません。
(まあ、普通の人より、多いとは、思うけど・・・)
音楽との出会いは、人との出会いと一緒で、
偶然も多々あります。
それは、それなりに大切にしていきたいと思って、
新しい音楽を聴いています。
by みどりのこびとちゃん (2007-09-18 23:26) 

なるたる

ひょっとしてセタ・タニエルの「シャルヴェンカ ピアノ曲選集Ⅰ~Ⅳ」買いましたか?
by なるたる (2007-09-19 11:29) 

ローター

>ひょっとしてセタ・タニエルの「シャルヴェンカ ピアノ曲選集Ⅰ~Ⅳ」買いましたか?
そうです。というより、たちまちそれしか見つかりませんでした。ソナタを視聴して、買ってみようかな、と。
なかなか届かないんですよ。
by ローター (2007-09-19 12:27) 

なるたる

交響曲や室内楽も大変美しいので、是非お聴きになってみて下さい。
by なるたる (2007-09-19 15:27) 

ローター

有り難う御座います。早速、弦楽四重奏曲を注文してしまいました。
by ローター (2007-09-19 18:11) 

なるたる

シャルヴェンカは兄弟とも作曲家で、それぞれCDがリリースされています。
兄ルートヴィヒ・フィリップ、弟フランツ・クサヴァーです。
ピアノ協奏曲やピアノ曲集は弟の方ですよ。
兄の方はどちらかと言うと室内楽が良いです。
ローターさんの注文されたのはどちらですか?
by なるたる (2007-09-19 20:52) 

ローター

おっと、席を外していました。
フィリップ・シャルヴェンカのほうです。視聴したのは作品117ニ短調のようです。何やら大変セピア色なイメージを感じました。
と、もう一つ、クサヴァー・シャルヴェンカのピアノ三重奏曲の入ったCDも注文いたしました。
兄弟でずいぶん作風も違うのでしょうね。楽しみにしています。
by ローター (2007-09-19 22:52) 

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