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ソナチネ(ラヴェル) [ラヴェル]

おっと、またまた、ソナチネだあ・・・
いったいいつまで続く、このシリーズ(って、いつからシリーズになったの?)

まあ、ピアノ曲で、ソナチネと言ったら、一応、この曲は、はずせないかもしれない。
今日の音楽日記は、ラヴェルが作曲したピアノ曲【ソナチネ】です。

【ソナチネ】と言うと、やはり、ソナチネアルバムを思い出し、
簡単で、ピアノ学習者が弾く曲と考えがちだが、
【ソナチネ】という曲でも、プロの演奏会で、弾かれる曲はある。
そんな中、ラヴェルの【ソナチネ】は、演奏回数では、一番多いかも知れない。

【ソナチネ】という意味は、小規模のソナタ という意味だが、
このラヴェルの曲の場合、
新しい古典的な曲という意味で、この題名を付けたという話もある。

確かに三楽章からなる、小規模の曲だが、
技巧的にも、そして表現力も難しい。
古典的な形式を基にして、聴きやすい音楽だが、
もちろん、和声やリズム、そして、繊細さもラヴェル独特の曲だ。

第1楽章・・・細かい32分音符の上に弾かれる、旋律は、古典的だ。
       しかし、繊細さと、技巧を両方持っていないと、弾けない。
第2楽章・・・メヌェットとなっている。和声は独特だし、
       中間部の盛り上がりも、下手すると、野暮ったくなる。
第3楽章・・・第1楽章の主題も変形されて、顔をだす。
       16分音符と三連符が、ずっと続く中を、旋律がいきいきと歌われる。

この曲、軽やかに繊細に、そして、主題を明確に出して、
古典的な【ソナチネ】をイメージさせる演奏は、かなり、難しいんじゃあないだろうか

ラヴェルは、機械的に弾くと、ちょっと冷たい演奏になると思う。
かと言って、テンポは、あまり崩せないし・・・

とにかく、曲としては、とてもいいけど、
理想の演奏には、めぐりあえない曲だなあ・・・
(と、素人が勝手な事を言っているのです(笑))

【ソナチネ】シリーズ?も、次回で終わりにしたいと思う。(えっ、まだやるの)
さて、問題です。次回の【ソナチネ】は誰の作品でしょうか?
かなりマイナーな作曲家です。知らない人の方が多いです。
乞うご期待
(乞うご期待・・・って、マイナーな人だから期待もなにもしないでいいです・・ははは)


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ピアノフォルテ

山本貴志さんの演奏で初めて聴きました!
キラキラ感があってすごくいい曲でした。
今度HNKのBSでもリサイタルの模様を放送するそうですが、この曲あるといいなあ。
もう一度聴いて確認したいです!
by ピアノフォルテ (2007-09-18 21:57) 

みどりのこびとちゃん

ピアノフォルテさん、コメントありがとうございます。
山本貴志さんの演奏かあ・・・
なんとなく、キラキラ感がありそうです。
それは、聴きたいです。
BSでのリサイタルで、やってほしいなあ
by みどりのこびとちゃん (2007-09-18 23:32) 

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