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スペイン舞曲より第2番【オリエンタル】(グラナドス) [グラナドス]

さて、前回、スペインの作曲家アルベニスのピアノ曲を書いたが。
同じスペインの作曲家グラナドスも書かなくては、バランスがとれない。(えっ?)

ということで、今日も安易に、スペインのピアノ小品を書いてみよう。

グラナドスの書いた【12のスペイン舞曲】から、一曲えらんで、書いてみよう。
最も有名な曲は、第5番の【アンダルーサ】だろう。
この曲はもちろん、すばらしいイメージがあふれる曲だと思うし、
名曲だと思うが、この曲のことは、またいつか書こう。

私が、このピアノ曲集の全12曲を聞いて、最も印象に残った曲は、
第2番【オリエンタル】という曲である。

さて、この曲からは、直接、スペインのイメージは、浮かんでこない。
かといって、私がイメージする東洋の雰囲気でもない。

なにか、どこか浮遊した妖しい雰囲気の曲だ。

曲は、左手の妖しいアルペジォ(ド・レ・ミ♭・ソ・ミ♭・レ)の上で、
三度の東洋風な旋律が演奏される。
出始めは、なにかのテレビのBGMかとも一瞬思うが、
ちょっとスペイン風なとこもあり、かなり妖しい音楽だ。
中間部は、6/8拍子で、魅惑的な歌が延々と歌われる
そして、最初の音楽が戻ってくる。

5分間程度の短い曲だが、
ある種、現状の世界とは別の世界の雰囲気がイメージされる、
かなり、おもしろい曲だと思う。
技巧的には、そんなに難しくないし、盛り上がりに欠けると思う人がいるかもしれない。
しかし、一回聴くと、忘れられない曲であることも確かだ。

まだまだ、スペインのピアノ曲には、独特の雰囲気の曲が数多くある。
また、そのうちに書きたいと思う。

でもやっぱり、スペインと言えば、ギター曲なのかなあ・・・


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コメント 6

sympy432

またまたこんにちは。
ご存じのようにグラナドスのピアノ曲も多くギターに編曲されています。
この曲の前半、二分音符のトリルをアルペジオと同時に弾くのは大変技巧を要します。ですから二重奏で弾く場合が多いようです。
私にとってはピアノで聴く方が良いです。

スペイン音楽は以外と多彩だと思うのですが。
by sympy432 (2007-06-25 03:55) 

なるたる

ゴイェスカスもよろしくお願いします。
とっても濃い音楽ですよ。
by なるたる (2007-06-25 12:47) 

みどりのこびとちゃん

sympy432 さん。面とありがとうございます。
確かに、この曲をギター1台で弾くのは、難しそうです。
私は、ギターは、弾けないので、ギターで聴くのも楽しいです(笑)
by みどりのこびとちゃん (2007-06-25 22:22) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、なんで、次に書く音楽がわかったのだろう(笑)
はい、次は、ゴイェスカスです。
by みどりのこびとちゃん (2007-06-25 22:23) 

藤

またまたこんばんは。

グラナドスといえば『スペイン舞曲』って感じがします(私だけ?)
ギターでこの曲を弾くのは難しそうですね。
以前TVか何かで、村冶佳織さんが
デュオで弾いていらっしゃるのを見ました。
1本のギターでも弾けるそうですが、やはりメカニックでは厳しいんですかね
by 藤 (2011-11-27 00:55) 

みどりのこびとちゃん

藤さん、コメントありがとうございます。
ギターは、可能性の広い楽器なので、
一本でも、どんな曲でもチャレンジ可能だと思います。
スペインのピアノ曲、
ギターの方が いいというのは、数多くありますもんね
by みどりのこびとちゃん (2011-11-27 22:19) 

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