スペインより【タンゴ】(アルベニス) [アルベニス]
さて、私が入っているマンドリンオーケストラの演奏会は、今年の11/17に定演だ。
まあ、日が近づけば、宣伝をするのでよろしく。
その演奏会では、マンドリンのオリジナル曲はもちろんだが、
クラッシック編曲物から、ポピュラーまで、いろいろ演奏するのだが、
その中で、「私、今年は、タンゴをやりたいの」と言う女性(Yさん)がいる。
Yさん「タンゴいいですよ。音源もってくるので、是非聴いてくださいよ。」
私 「タンゴっていうと、ピアソラ?」
Yさん「いやいや、ピアソラもいいけど、他にもいっぱい良い曲あるんですよ」
私 「うーん、クンパルシータとかしか、知らないなあ」
Yさん「なに言っているのですか、とにかく音源もってくるので、編曲よろしく。」
私 「わかりました。聴かしてください。気に入った曲があれば、演奏しましよう。」
と、なにげに言ったら、
タンゴのCDが5枚と、DVDが1枚と、ビデオを1本もってきた。(多いぞ・・・)
タンゴと言ったら、ピアソラしか聴いていなかったが、
おかげで、
「エバリスト・カリエーゴに捧ぐ」とか、「ノスタルヒコ」とか、「首の差で」等々、
すばらしいタンゴの名曲に出会えた。
(結局、演奏会では「首の差で」を演奏することになったのです。)
(あっ、この曲いいですよ。CMや映画でも使用されたので、知ってる人も多いかも・・・)
あれあれ、前置きが長くなった。
このブログは、クラッシック音楽のブログだった。
(たまには、違う音楽のことを書いてもいいのかなあ、とも思うけど・・・)
さて、クラッシック音楽で、タンゴと言ったら、なんの曲だろう。
もうこの曲しかないと思う。
今日の音楽日記は、スペインの作曲家、アルベニスが作曲した、
スペインというピアノ曲集より、【タンゴ】だ。
アルベニスのピアノ曲は、しばしばギターで演奏される。
確かに、ギターの方が、合っているかなと思う楽想ではあるけど、
ピアノの音色と技巧で、こんな楽想を聴くのもなかなか、いいものだ。
さて、アルベニスの【タンゴ】である。
きっと、聴けば、だれでも一度は、聴いたことのある旋律だろう。
アルベニスで、一番有名な曲かもしれない。(アストリアスの方が有名か?)
アルゼンチンタンゴと違って、素朴なリズムの曲だ。
2小節の前奏に続いて、憂いのある美しい旋律が演奏される。
この曲には、華やかな技巧もなければ、
派手なスケールもない。
たった、2分半の曲だ。
しかし、ギター風の 独特の風味があり、とても惹きつけられる音楽だ。
こういう、けだるい感じの曲もたまにはいい。
たまには、アルベニスの音楽を聴いて、スペインに行った気になるか・・・
こんにちは。
「組曲スペイン」全六曲は、ギターに編曲されていますが、どの曲もギターにとって響きの良い作品だと思います。
私にとってこの第二番(ギター版)を弾くとシエスタどころじゃなくて大汗です。旋律もリズムもゆったりなのになぜか難しい(泣)。
でもどのようなスタイルの編曲でも良いですね。
ところでピアソラはもうクラシカルではないでしょうか。
by sympy432 (2007-06-24 04:12)
sympy432 さん、コメントありがとうございます。
ギターを弾かれるとは、いいですね。
そう、くやしいことに、この曲は、ピアノよりギターの方があっている
と思うことがあります(笑)
確かにピアソラは、もう世間では、クラッシックの位置づけですね。
ただ、私の中では、なぜか、曲も演奏も自由すぎて、
クラッシックの位置づけになっていないのです。
あっ、でも、曲はすばらしいと思いますよ。
by みどりのこびとちゃん (2007-06-24 23:00)