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ピアノ協奏曲 第1番(バッハ) [バッハ(J.S.)]

さて、今日の音楽は、バロック音楽だ。
バロック音楽というと、
宮廷貴族の為の華麗な音楽や、教会での宗教曲等がイメージされるけど、
それだけではなく、劇場や市民の為の音楽としての演奏会も開かれている。

バッハの生涯の後半は、ライプィヒに定住し、
そこで、大学や市民の音楽集団を指導したらしい。
そして、演奏会を開いたらしいが、
バッハの13曲?のピアノ協奏曲(正確には、チェンバロ協奏曲ですね)
は、そのために書かれた曲と言われている。
その多くは、自作や他の作曲家の曲の編曲ではあるが、
こうして、ピアノ協奏曲(チェンバロ協奏曲)として聴くと、なかなか、どうして一つの世界をつくっている。

今日は、その中から、第1番のピアノ協奏曲(チェンバロ協奏曲)を聴いていた。
(そう、のだめ好きなら、わかるかも知れませんが、千秋が弾き振りをした曲ですね(笑))
バッハの失われたヴァイオリン協奏曲の編曲では、ないかとも言われているが、
曲は、お約束の3楽章からなっている。

第1楽章・・・最初にでる特徴ある音型を、いろいろ展開する。
       短調だが、決して深刻ではなく、音楽は、自由に淡々と流れていく。
第2楽章・・・自由で幻想的なアリア。
       この楽章も短調
第3楽章・・・いかにもバッハの協奏曲のアレグロという楽章で、
       この楽章も短調だが、華やかさにあふれている。
       うーん、確かに、この旋律は、一瞬ヴァイオリン協奏曲を聴いている気分になりますね。

さて、この曲をどのように聴くか?

私は、
バッハのこの第1番のピアノ協奏曲(チェンバロ協奏曲)は、神経を集中させて聴くより、
コーヒーを飲み、そして大好きなミルフィーユを食べながら、ぼーっとしている時に
後ろで鳴っているというのが好きだ。
(バッハさん、すいません。たまには、真剣に聴きますので許してね・・・)
決してBGM向けの曲ではないのだが、なんか、そんな感じがいいんです。

では、この曲は、ピアノ演奏がいいか? チェンバロ演奏がいいか?
うーん。どっちもいい味だしてます。
音楽的?には、チェンバロだという人もいるかもしれないけど、
ピアノで聴くバッハの協奏曲は、チェンバロより、対比がはっきりしていて、
おもしろいことも事実だし、
弦楽器との音色バランスもピアノでなかなかと思うのだが、どうだろう。
私は、この協奏曲では、ピアノ演奏の方が今は、好きかもしれない。

最後に、バッハは、チェンバロの名手で、かなり即興的な装飾を入れていて、
この曲でも、多分そうだったと考えられているようだ。
どんな風にピアノ(チェンバロ)パートを弾くか?
もう、これこそ、演奏者の個性ですね。
 楽譜通りに真面目に弾く人
 バッハは、こう弾いただろうと当時の即興演奏を考えて弾く人
 音楽は、その時代によって変化すると考えて現代の弾き方や解釈で弾く人・・・等々

しかし、バッハの音楽は、どれも、受け入れられるような気がする。
さすがバッハです。

えっ、私は、どの演奏スタイルが好きかって?
実は、八方美人なので、どれもいいなあ、と思っているのです(笑)
(たまには、相性の悪い演奏にも当たるけど・・・ははは)

と、ここまで、ブログを書いていたら、いつのまにか、後ろの音楽は、
第1番から、第2番の協奏曲になっている。
こっちの方が明るい曲だな。


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