SSブログ

超絶技巧練習曲より第11番【夕べの調べ】(リスト) [リスト]

さて、泣く子も黙る?名前の練習曲集である。

今日の音楽日記は、フランツ・リスト作曲の超絶技巧練習曲より
第11番の【夕べの調べ】である。

さて、全部で12曲からなる、この仰々しい題名の練習曲集だが、
この音楽日記でも今までに
第12番【雪かき】、第5番【鬼火】、第4番【マゼッパ】の3曲を書いている。
いつの日か、全12曲をこの音楽日記に書く日がやってくるのだろうか?
まあ、気長に書き続けてみよう。(継続は力だ!)

さて、ここで、まったく関係なくクイズです。
この【超絶技巧練習曲集】は誰に捧げられたでしょうか?
(ヒント・・・練習曲で有名な、今年、没後150年のピアニストと言えば?)
答えは、このブログの最後で・・・

さて、このリストの超絶技巧練習曲は、
どの曲も、指がよく回るテクニックだけでは、聴く人を惹きつけられない。
かといって、感情表現だけでも、聴く人を惹きつけられない。
まあ、リストの曲には、どの曲にも総合的なピアニストとしての技能と感覚が求められる。
そして、それに加えて、なにか一つ、秀でたものがないと、いけないと思う。
(うーん。それは、難しいぞ・・・)
(会社の新製品開発で、コストは安く、性能も優れ、なおかつ、
   なにか他社と差別性のある製品を開発しろ。というのと同じか(笑))

そんなことは、どうでもいいけど、今日の音楽日記の第11番の【夕べの調べ】
この曲、いいですよ。
マゼッパのような豪快な曲もいいけど、
この【夕べの調べ】は、リストの曲では、めずらしくシューマンが絶賛した曲だ。
そう、この曲の雰囲気とイメージは、絶品だ。

最初は、敬虔な感じの序奏。
そして、両手の幅広いアルペジォの豊かな和音の中に、印象的な旋律がゆっくり奏される。
静かなレントの部分を経て、
モルト・アニマートの開放された、気持ちのいいフォルテシモの部分となる。
この部分の開放感は、なんともいえない。
そして、なにか、思い出にひたるような感じの静かな終結部。

この曲を聴く度に、私は、夕暮れ時の風景を思い出す。
そして、それは、私の頭の中で、色彩豊かな絵画に変わっていく。
その絵画は、なぜか甘酸っぱい夕べの風景の絵画だ。

こんな雰囲気をもったリストの曲は、数少ないだろう。
まあ、リスト嫌いの人もこの曲は、一度は、聴いて損はないと思いますよ。

しかし、譜面をみても、とても弾けそうもない私は、
この曲の元となった、
リスト作曲の【12の練習曲】の第7番を弾いて、雰囲気を楽しんでいます。
(ちょっとだけ雰囲気は、楽しめるのです)


さて、クイズの答えです。
練習曲で有名な、カール・チェルニーさんですね。
リストは、10歳の時に、チェルニーの弟子になったのですね。

うーん、チェルニーの練習曲を真面目に練習すると、私もリストになれるのかなあ
(絶対になれません。はい。わかってます。・・・はい・・・)


nice!(1)  コメント(3) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 3

みどりのこびとちゃん

Ceciliaさん、nice ありがとうございます。
リストのピアノ曲も是非聴いてみてくださいね。
しかし、リストは、歌曲もいっぱい作曲している・・・
by みどりのこびとちゃん (2007-04-25 22:43) 

Cecilia

すみません。
コメント入れようと思ったら娘達がが帰ってきたので・・・。
この記事を読んで聴いてみました。
リストの歌曲もこの前聴きましたが、こうして聴いてみるとイメージが変わります。
私の記事にリンクを張らせていただきました。
ローランド・ペンティネンって聴きましたか?
by Cecilia (2007-04-25 23:27) 

みどりのこびとちゃん

いえいえ、あやまらなくとも、全然かまいません。
ローランド・ペンティネンは、
BISに幅広く、いろいろな作曲家の曲を録音していたので、
ナクソス・ライブラリーで、知っていました。
【雨の日の音楽】・・・確かに私が好きな曲ばかりかも
でもなんで、火祭りの踊りが雨と関係するんだろう???
ステンハンマーのようなマイナー作曲家が入っているのも好きですね(笑)

北欧のピアニストですが、ロシア物がいいかも・・・
by みどりのこびとちゃん (2007-04-26 00:00) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。