バレエ音楽【眠れる森の美女】(チャイコフスキー) [チャイコフスキー]
さて、土曜日は、娘のバレエ発表会。
そして、日曜日は、友人の娘さんが出演するバレエと、この週末はバレエ三昧だった。
娘のバレエ教室の発表会は、二部構成だったが、
その第二部は、有名なチャイコフスキーの三大バレエの一つ。
【眠れる森の美女】だった。(実際には、時間の都合上、第三幕だけでしたが)
ということで、今日の音楽日記は、チャイコフスキー作曲のバレエ音楽
【眠れる森の美女】である。
このバレエは、チャイコフスキーの三大バレエの中では、最も長大だが、
最も聞き応えもあり、また見応えのあるバレエだと思う。
このバレエは、もちろんあの有名なペローの童話の話である。
さて、ちょっとだけ。バレエのあらすじを書いてみよう。
(原作の童話は、ちょっと違うらしいし、その後、まだ話があるらしいが・・・)
序
王女が誕生するが、悪い妖精により、針で指を指して死ぬと呪いをかけられる。
しかし、リラの精が、死ぬのではなく、100年間眠るだけ、と魔法をかける。
第1幕
16年後、王女に4人の王子が求婚する。しかし、その後、王女は、針が指にささり、
深い眠りにつく。お城は木々に包まれる。
第2幕
100年後、若き王子は、リラの精に誘われて、森の中に行く。そして、
眠れる王女にキスをして、眠りから目覚めさせる。
第3幕
王子と王女の結婚式の場面。
なぜか、赤ずきんと狼、長靴をはいた猫、シンデレラ姫などがでててくる。
もちろん、リラの精も宝石の精もでてくる。
そして、最後は、豪華絢爛たる音楽とバレエで、幕が降りる。
いいじやあないですか、この話。 おとぎ話は、こうじゃなくてはいけません(笑)
この物語にチャイコフスキーの華麗な音楽でバレエの舞台ということになれば、
もういうことないです。
これは、すばらしい舞台作品です。
一度は、全幕を見てくださいね。
もちろん好きな音楽の部分も人により、いろいろあるだろう。
第1幕のワルツ・・・華麗な管弦楽で、音楽だけでもすばらしい響きとイメージだ。
ディズニーの映画でも使われたので知らない人は、いないだろう。
第1幕のバラのアダージョ・・・これは、是非バレエと一緒に聴きたい音楽だ。
とても優雅で、ロマンティックな音楽
第2幕のパノラマ・・・幻想的で、イメージ豊かな曲
第3幕のサファイヤの精・・・5/4の特徴的な踊り。
(えっ、この曲知りませんか? ははは、無名ですよね)
(発表会で娘が踊った曲なので、私は好きなのです・・す、すいません)
第3幕の青い鳥・・・バレエをやっている人では知らない人は、いないだろう。
とてもチャーミングな曲。
バレエ漫画のテレプシコーラの六花ちゃんのコンクール曲ですね(笑)
娘が小さい時、ピアノの発表会で私が娘と連弾した曲でもありますね。
(ところでこれは、あの有名な幸せの青い鳥のことでは、ありません。
青い鳥とフロリナ王女という、別の童話です。)
第3幕の終曲・・・これでもか、これでもか、と豪華絢爛たる音楽がながれる。
この音楽の作曲にあたっては、当時の有名なバレエの振り付け師のプティパが、
チャイコフスキーにいいろ注文をつけている。
「この部分は、2/4で・・・次はワルツで、・・・8小節あって・・・トレモロで・・・半音階の音楽で・・・」
ここまで、きちっとした台本を書くのもりっぱだが、
それに答えて、その通りに、すばらしい音楽を作曲するのもチャイコフスキーもプロだなあ。
そして、それが傑作なのだからこれまたすごい。
しかし、悪い妖精は、どうなったのだろう・・・
さて、バレエ漫画の「テレプシコーラ」も第5巻まで、読み終えた。
あと少しだ。
六花ちゃんはカラボスの振り付けをするのですよね。(自分で踊る。)
もうそこは読んでいらっしゃるのでしょうか?
娘さんは何を踊られたのでしょうか?
そして娘さんと連弾・・・いいですねえ!!
by Cecilia (2007-03-20 08:59)
Cecilia さんコメントありがとうございます。
まだ第5巻なので、まだです。
しかし、これ、おもしろいです。
今回の教室の発表会では、
サファイアの精という5/4拍子の曲を踊りましたね。
今から4年前は、娘は、ピアノとバレエをやっていたのですが
おけいこ事として、ピアノをやめて、バレエだけにする時、
ピアノの最後の発表会で、
これからは、バレエをやるという意味をこめて、
チャイコフスキーの「青い鳥のヴァリエーション」を
ピアノで弾きたいと言うので、
私がピアノ連弾用に編曲して、私と娘でそのピアノ発表会で連弾しました。
いやあ、親バカですね(笑)
by みどりのこびとちゃん (2007-03-21 22:30)