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教皇マルチェルスのミサ曲(パレストリーナ) [パレストリーナ]

さて、今日の音楽日記は、みどりのこびとちゃんにしては、非常にめずらしい曲。
パレストリーナ作曲の【教皇マルチェルスのミサ曲】である。

さて、私は、クラッシック音楽なら、バロック音楽から、現代音楽まで、
幅広く(まあ、広く浅くともいいますが・・・)聴いているのだが、
実は、声楽曲の分野は、最近聴き始めたばかりだし、
ましてや、バロック以前のルネサンス期の音楽は、いままで、あまり聴いていない。
ということで、今日の音楽日記は、どうなることか・・・

さて、なんで、この曲を聴いているのかというと、
前回の音楽日記で、スクリャービンのピアノソナタ【白ミサ】を書いたが、

だいたいミサってなんだ?
そういえば、音楽ではミサ曲ってあるが、なんなんだ?
(レクイエムも死者の為のミサ曲といいますよね)

という疑問から、
いろいろネットで調べていたら、バロック以前のミサ曲をとても聴いてみたくなったのです。

このパレストリーナ作曲の【教皇マルチェルスのミサ曲】という曲は、
ルネサンス音楽の時代のミサ曲の中では、大変有名な曲らしい。
(す、すいません。今まで知りませんでした(反省))

さて、クラッシック音楽の始まりは、グレゴリオ聖歌というのは、
中学か高校の音楽の時間に習った気がするが、
グレゴリオ聖歌というのは、カトリック教会の聖歌なのですね。
いろいろ読むと、それが発展して、いろいろな音楽が作られるようになったそうです。
特に、ルネサンスの時代には、やはり、教会音楽としての音楽が発展していますね。
ミサというのは、カトリック教会の典礼のことらしいですが、
(こんなこと書いていても、カトリックとプロテスタントの違いもわらない私・・・・)
そして、ミサ曲は、純粋な教会の典礼用のものや、世俗的なものが作曲されている。

このパレストリーナ作曲の【教皇マルチェルスのミサ曲】には以下のような伝説がある。

当時、複雑な音楽(多声音楽)は禁止し、
ミサではわかりやすい、グレゴリオ聖歌だけを歌うべきだ
という風潮の中で、パレストリーナは、すばらしい、この曲を作曲し、
多声音楽の良さを皆にしらしめた。
という伝説である。(でもこの伝説は、ウソらしい)
しかし、当時、パレストリーナの音楽は、
教会音楽の理想的なものとされていたことは、事実らしい。

さて、曲である。
多声音楽とは言え、古典派やロマン派ばかり聴いている私には、
すごく純粋な音楽に聞こえる。
残念だが、当時の教会のことは、よくわからないし、歌詞の内容もよくわからない

しかし、5曲からなる曲だが、どの音楽にも
音楽自体には、ロマン派にはない、透明感があると思う。
私には、教会の中の響きのイメージより、空間に広がる音楽のイメージだ。
人間の声の響きの重なりが、そういうイメージをかもしだしているのかもしれない。
(それとも、行ったことがないが、映画などで見るヨーロッパの教会は、
 とても広い空間がある気もする。だからなのかなあ・・・)

夜のBGMには、スクリャービンよりはるかに、いい(笑)
ただ、やはり、こういう曲を聴く場合には、時代背景がわかった方がおもしろいと思う。
ということで、これから、サン・ピエトロ寺院とか、ルターとか、歴史の勉強だあ・・・

この作曲家、本名は、ジョヴァンニ・ピエルルイジ というのだが、生まれたのが、
イタリアのパレストリーナなので、パレストリーナという名前で呼ばれているのだそうだ。
うーん、例えば、横浜で生まれたら、横浜さんということか、なんだかなあ・・・

初めて聴く音楽を自分の言葉で書くのは、とても難しい。


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ゴーパ1号

こんばんは。
確かに、こちらのほうが夜を過ごすのにはちょうどよいです(微笑)
しかも土曜日の仕事は疲れるので、これくらい研ぎすまされた歌声ともなると体中にじっくり染みてくる感じがします。
この曲の音源は無いのですが、今夜はパレストリーナのモテトゥスを聴いています。
by ゴーパ1号 (2007-03-17 23:36) 

みどりのこびとちゃん

パレストリーナのモテトゥスですか・・・
聴いたことがないので、今度、聴いてみます。
しかし、こういう曲は、確かに疲れた時に、いいのだけど、
なぜか、私は、初めて聴く曲は、
構成を考えたり、音符を追ったり・・・・よけい疲れてしまうのです(笑)
いかん、いかん・・・
by みどりのこびとちゃん (2007-03-18 22:55) 

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