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木枯らしのエチュード(ショパン) [ショパン]

今日は、とても風が強い日だ。
ということで、今日の音楽日記は、ショパン作曲の【木枯らしのエチュード】です。

ちよっと、待ったあ・・・
木枯らしの意味を知っていますか?
木枯らしというのは、秋から冬になった時に吹く風で、だいたい11月頃の風である。
今日の風は、木枯らしじゃあないだろう・・・
というつっこみは、無しでいきましょう。風は、風です(笑)
(しかし、今日の曲とは関係ないですが、木枯らしの曲というと、
 まず思い浮かぶのは、私の世代では、キョンキョンの曲ですね。
 春一番は、キャンディーズか・・・ふ、ふるい・・・)

まあ、そんなことは、どうでもいいのだが、
とにかく、今日の音楽日記は、ショパンの作曲した24のピアノ練習曲の中でも有名な
作品25の第11番、通称【木枯らしのエチュード】である。

さて、この曲、私にとっては結構、思い出深い曲なのだ。

私がまだ、クラッシック音楽に興味のなかった、小学生の頃、
両親は、ピアノを習っていた姉の為にピアノのレコードを買った。
「乙女の祈り」と題された2枚組のレコードは、
トロイメライ・雨だれ・子犬・ハンガリー舞曲5番・エリーゼ・春の歌・かっこう 等々
いわゆるピアノの名曲集だった。
その中に、【木枯らしのエチュード】が入っており、
小学生の私は、それを聴いて
このレコードの中では、とてもとても、かっこよく、そしてとてもとても難しい曲に聞こえた。

そう、その後、自分のお小遣いで、初めて
クラッシックのレコードを2枚買うことになるのだが、
この曲のイメージもあり、最初に買ったクラッシックのレコードが
ショパンの練習曲集(A.スロボジャニク)だった。
(もう一枚は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(リヒテル))

ショパンの曲で、弾けたらかっこいいだろうなあ、と思った最初の曲だと思う。
(しかし、当然、今でも手も足もでません。って、音もとっていません はい)

さて、昔話は、このくらいにして、曲である。

最初の4小節の静かな序奏の後に続く音楽は、
誰かが『この曲は、完全なピアノ音楽である』といったようなイメージだ。
右手の早い六連符の動き。
左手の低音と、堂々とした旋律。
これが、ピアノ音楽でなくて、なんなのか。
練習曲というより、鍵盤を高音から低音まで、使った、木枯らしのイメージあふれる
壮大なピアノ音楽だ。

この曲は、あまりに通俗的に有名になりすぎたので、
最近のピアノのコンサートでは、あまり弾かれないかもしれないが、
演奏効果もすばらしいと思う。

ショパンの情熱的な面を素直に出した、名曲だと思うし、
私が小学生の頃、聴いて、すごいと思ったのもうなずける。

うーん、右手がもつれてもいいから、弾けたらいいなあ・・・
そして、最後の両手の音階は、すっーと、もつれないでかっこよく弾きたいです ハイ
(夢です夢 ははは)

さて、ショパンのエチュードのことを書くと、この音楽日記で必ずでてくるのが、
ピアニストでもあり作曲家でもあるゴドフスキーの作品である。
ゴドフスキーが作曲(?)したショパンのエチュードによる53のエチュードは、
ピアノの最難曲としてよく知られている
(だって、革命のエチュードなんか、左手だけで弾くように編曲しているし・・・)
(黒鍵と蝶々は、同時に弾く編曲もしているし・・・)
この【木枯らしのエチュード】ももちろん編曲している。
最初の4小節の序奏が終わると、同じように、ピアノで木枯らしが吹き荒れるのだが、
その音には、なにか、違和感がある。
そう、この編曲は、左手で六連符の早いパッセージを弾き、右手が堂々とした旋律なのだ。
うーん、これもなかなかかっこいいぞ。
まあ、その後は、超絶技巧のオンパレードで、いつものゴドフスキーの曲になるのだが、
興味のある人は、是非聴いてみてくださいな。

なにはともあれ、この曲、私が、ピアノ音楽をかっこいいと思った最初の曲なのです。



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