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シンフォニア ハ短調(ベルリーニ) [ベルリーニ]

さて、今日の音楽日記は、
普通のクラッシックファンでは
多分、知っている人が少ない(というよりいるかなあ・・・)という曲。
しかし、マンドリン合奏をやったことのある人には、少々有名な曲だ。
(それは、マンドリン合奏用に編曲された、すぐれた編曲版があるからですが・・)

今日の音楽日記は、
イタリアのオペラ作曲家として著名なベルリーニが管弦楽の為に作曲した
【シンフォニア ハ短調】である。

さて、ここで、ベルリーニという作曲家のお勉強である。
(ベッリーニと書いてある本もありますね。)

   1801年イタリアのシチリア島の生まれ。
   1819年にナポリ音楽院に入学
   1825年最初のオペラ「アデルソンとサルヴィーニ」を作曲
   その後「夢遊病の女」や「ノルマ」や「清教徒」等のすぐれたオペラを作曲
   1835年に短い生涯を閉じる
   美しい旋律が特徴。
   作品には、ベルカントの歌唱が要求される
    (ははは、ベルカントがよくわからないのに書いている・・・す、すいません)
   ショパンやロッシーニなどが友人だったらしい。

 (あれっ、いつになく、教科書のような書き方だ。
          今日の音楽日記は、いったいどうしたのだろう・・・)

さて、管弦楽曲の【シンフォニア ハ短調】である。

この曲は、ベルリーニのナポリ音楽院時代の習作とされるもので、
1821~1824年に書かれた6曲のシンフォニアの中の一曲である。

曲は、ゆっくりした、強い意志のある叙情的な序奏で始まる。
その後、速度が速くなり、
タッタラ・タッタラ・ター(わからんよな)のリズム主題が全曲を通して展開される。
そして、劇的なコーダで、激しく終わる。
8分程度の管弦楽の為の曲で、
後年のオペラの中の曲のような、
美しい、イタリアオペラの旋律といったイメージは皆無だ。
(この音楽日記を書くために、
   ベルリーニのオペラの主要曲をちょっといろいろ聴いてしまいましたよ)

興味がある人は、是非聴いてください。といいたいとこだが、
多分CDは、外盤で一種類だけだと思う。
興味のある人は、探してみてくださいね。CD番号は、GB2098-2ですね。
(このCD、ベルリーニのシンフォニアが3曲と、
 ソプラノの歌曲も6曲入っているのだが、実は、曲目はよくわからないのです。・・・)

とは言え、ベルリーニの若き日の習作という曲であることは、間違いない。

なんで、この曲を書いたのかは、次回の曲でわかるでしょう。
では、次回をお楽しみに。


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Cecilia

私の最近のBelliniの記事に合わせていただいたみたいでうれしいです。
早速聴きたくなりましたが、NAXOSで聴けるのでしょうか?
ベル・カントはおわかりだとおもいますが「美しい歌」と言う意味で、ロッシーニ・ベッリーニ・ドニゼッティあたりの作品を「ベルカントオペラ」と呼んでいます。
ベル・カント唱法が何を歌う上でも基礎になりますが、ヴェリズモ・オペラという言葉があるのに、そういえばヴェリズモ唱法って聞いたことがない・・・と思う私でした。(あるにはあるらしいです。)
このあたりの定義・・・曖昧なところもあるのかも・・・と思います。
ちなみに私はどちらかというとドイツ系発声のほうで教えていただきましたので(フスラー唱法など)、あまりベル・カント・・・と言わない先生でした。
藤原歌劇団や昭和音大はイタリア系でベル・カントを強調する感じ、二期会はドイツ系・・・という感じがします。
声楽やっている私がこのように曖昧なので、気になさらないように・・・。

タッタラ・タッタラ・ターで私は「ロザムンデ」を思い出しました。

次の曲はなんでしょう?
ショパンかな??

ところで私は「コレリ大尉のマンドリン」を観たことがありますが、うちにDVDがあることも思い出しました。
ご覧になったことがありますか?
by Cecilia (2007-01-18 23:01) 

みどりのこびとちゃん

残念ながら、この曲、無名すぎて、ナクソスでは、聴けません。
タッタラ・タッタラ・ター でかんべんしてください ははは

えっ、ロザムンデのどこですか?
序曲には、なさそうだし、・・・どこだろう?

ベルカントは、音楽辞書とかネットで調べれば
意味はのっているのですが、
声楽が素人の私には、(オイオイ、音楽に関して全部素人だろう(笑))
文字では、ちょっと雰囲気がわかりませんね。
もうちょっと、いろいろ聴いて勉強してみます。

「コレリ大尉のマンドリン」は残念ながら見ていません。
しかし、ジャケットのニコラス・ケイジの姿は、きまっていると思います。

次回の曲は、・・・・・秘密
by みどりのこびとちゃん (2007-01-19 00:25) 

Cecilia

ロザムンデのバレエというところのはずです。
昔オケでやりました。
正確にはタッタラ・タッタラ・タッタッタ~ですが。

コレリ大尉はもう一度しっかり観てからブログに書きたいです。
美しい映画でしたが、処刑の場面もありましたね。
マンドリンを弾く場面や音楽を楽しむ場面はホッとできました。
by Cecilia (2007-01-19 00:42) 

みどりのこびとちゃん

タッタラ・タッタラ・タッタッター・タッタッター・タッタラタン
タッタラ・タッタラ・タッタラタッタ・タッタラタッタ・タッタラタン
っていうやつですね(笑)
わかりました。
by みどりのこびとちゃん (2007-01-19 23:41) 

なるたる

「夢遊病の女」も「ノルマ」も「清教徒」も是非聴いてみておくんなまし。
その叙情性と旋律の美しさ、清冽さはイタリアオペラ中髄一かもしれません。
私は、イタリアオペラはあまりにも人間の感情に塗れたドロドロした筋書きの作品が多いためはっきり言って嫌いなのですが、唯一ベルリーニだけは好きです。
by なるたる (2010-02-07 23:08) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
ベルリーニのオペラは、なぜか、「ノルマ」も「夢遊病の女」も
全曲、聴いています。
で、感想というと、私は、結構好きです。
言われるように、ドロドロ感がないのがいいですね

by みどりのこびとちゃん (2010-02-08 23:09) 

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