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交響曲 第7番(ベートーベン) [ベートーベン]

あーあ、今日で「のだめカンタービレ」が終わってしまった。
我が家では、このドラマの、ちょっとしたブームになっていて、
のだめのCDを買い、車の中で聴いている。
かみさんと、小学生の娘は、ベートーベンのスプリングソナタを鼻歌で歌っているし、
(なぜか、峰くんの演奏なんだな、これが・・・違うだろう・・・)
モーッアルトの女王のアリアも車の中で、大声で歌っているし、
(高い声がうるさいぞー、運転中は、静かにしてくれぇ・・・)
あげくのはてに、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の冒頭と、主題だけを
ピアノで、簡単に弾けるように編曲してと、頼まれるし、
(娘は、最初の和音とアルペジォは、簡単だが、弾けるようになった・・・びっくり)

まあ、夫婦の会話と親子の会話ができたということは、このドラマは、貴重だった(笑)

ということで、ドラマ(いやマンガか?)に感謝を込めて、
今日の音楽日記は、
ベートーベン作曲の【交響曲第7番】である。

この曲に関して、音楽的な説明は、不要だろう。
その気になれば、作曲の経過から、楽曲分析まで、
ネットにいろいろのっている。
それに演奏の方も、ロマン的あふれる一昔前の演奏から、
新エディションの譜面による鋭い演奏まで、よりどりみどりだ。
英雄・運命・田園・合唱ほどの人気は、ないかもしれないが、
クラッシック音楽のファンなら、まず知っている。

あれっ、じゃあ、今日はなにを書こうかなあ・・・

まあ、力を抜いて、適当にいろいろ書いてみよう。
以下の文章は、私の勝手な考えです。
いつものように、音楽的な裏付けはまつたくありません(笑)

【第一楽章のリズムは、難しい】
実際に演奏したことは、もちろんないが、
多分このテンポで、序奏の後の、この6/8のリズムを、
はねるように弾くのは、難しそうだ。遅れないのは、当然として、
スケールの大きい音楽を聴かせるのは、至難だ。
(ヴァイオリンを立たせるか(笑))

【第二楽章は、歌いすぎに注意】
いやあ、この主題と変奏、単純ですが、いいです。
初演の時アンコールされたのも分かる気がする。
しかし、あんまり、気分がのると、歌いすぎちゃうなあ。
だって、アレグレットだよ。

【第3楽章は次の楽章を考えて】
多分、この楽章の良いところは、
第4楽章の前座という感じで弾くのがいいと思う。
アタッカの指示は、ないけど、私は、続けて、四楽章に入るのが好きだなあ・・

【第四楽章は、終わりに向けてアチェランドするか否か】
そう、この楽章は、今は、流行らないが、
ちょっとだけ、最後の向けて、アチェランドする演奏も燃える。
しかし、音楽的には、どうなんだろう?
個人的には、主題の後ろで、低音系が四分音符で弾く、スラーの音型がとても好きだ。
これが、前面にでている演奏がすきなんだなあ。

まあ、いいかげんな感想?です

この曲、何回か、実演で聴いたことがあるが、
いつ聴いても、良い曲だ。
この曲は、コンサートホール向けかもしれない。

最後に、リストのピアノ独奏用の編曲の話だ。
リストは、ベートーベンの交響曲を全9曲すべて、ピアノ独奏用に編曲している。
どの音符も逃さないような編曲の為、この演奏は、きわめて至難だ。

リスト編曲の、このベートーベンの交響曲第7番のピアノ譜を見ると、
いたるところに、ベートーベンの指示ではない、音楽記号や、表情記号が書かれている。
確かに、ピアノ用に編曲しているので、変えているところも多くあるが、
リストのこの曲に対する考えが分かって、興味深い。
この指示で、オーケストラを鳴らしてみたいなあ。

なにはともあれ、「のだめカンタービレ」のドラマは、面白かった。


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コメント 4

Cecilia

のだめ、楽しかったですね~!
うちでも毎日のように「のだめ」の話題です。
こちらの学校のお友達で見ている人が少ないようで、話題に出来ないらしいです。
ベートーヴェンは実はピアノ曲以外あまり聴かなかったのですが、ドラマのおかげで楽しく聴けました。
これからは「のだめ」のイメージと共に聴くことでしょう。
ちかいうちに「ペトリューシカ」をお願いします。
by Cecilia (2006-12-26 09:55) 

みどりのこびとちゃん

のだめ、楽しかったです。
いろいろと意見もあるようですが、
いままでの音楽ドラマとは、ひと味、違っていると思っています。
みんないい味だしているなあ・・・

ペトリューシュカ、書きます。
もちろん、ピアノの為の版ですよね。
書く前に、ちょっと音を取ってみよっと・・・ははは
by みどりのこびとちゃん (2006-12-26 21:59) 

なるたる

有名曲なので曲そのものについてのコメントは控えますが、みどりのこびとさんも私も好きな例のタールベルクの、「べートーヴェン交響曲第7番による大幻想曲」と言う曲はご存知ですか?(ナクソスから出ています)

勿論ゲテモノだけど、美しい第2主題の間に突然運命交響曲第4楽章の冒頭旋律が飛び込んで来たりするなど、その破天荒さで大いに笑かしてくれますよ。
グロテスクで冒涜的だけれど、リストの真面目くさった編曲よりずっと面白いです。

タールベルク、結構お茶目ですw。
by なるたる (2007-08-19 03:07) 

みどりのこびとちゃん

タールベルクの、「べートーヴェン交響曲第7番による大幻想曲」
もちろん、知っています。聞いています。
これは、タールベルクにしては、めずらしいゲテモノの部類ですよね。
決して傑作ではないと思うけど・・・
by みどりのこびとちゃん (2007-08-19 23:03) 

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