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四季より12月【クリスマス週間】(チャイコフスキー) [チャイコフスキー]

さて、街は、すっかり、クリスマス一色だ。
ということで、今日は安易に、クリスマスの曲を紹介しよう。(いつもそうです。はい。)
クリスマスをテーマにしたクラッシックの曲は、いろいろあるが、
今日は、私の好きなピアノの小品から選んでみよう。
(リスト作曲のクリスマスツリーでもよかったかなあ・・・)

今日の音楽日記は、ロシアの作曲家チャイコフスキーが作曲した、
ピアノ曲集 四季より12月【クリスマス週間】である。

四季と言えば、ヴィバルディの有名曲をはじめ、ハイドン、グラズノフ、ピアソラなど、
いろいろな人がこの題名で作曲している。

チャイコフスキーは、月刊の音楽雑誌に、12回にわたって、
1月から12月まで、その月の特色を表した詩にあった、ピアノの小品を作曲し発表した。
それは、どれも特徴的な曲で、
11月の【トロイカ】などは、ピアノ曲の中でも有名だろう。

さて、その12月は、【クリスマス週間】という曲である。
クリスマス週間というのは、ロシアでは、
クリスマスから、1月6日までの期間のことらしい。

この曲は、クリスマスの夜に踊る娘達の風景を表したものと言われている。

シンコペーションされたワルツ主題は、ちょっと聴いただけで、
ショパンのワルツでもない、シュトラウスのワルツでもない。
もう、ロシアのチャイコフスキーのワルツだ。
花のワルツ、白鳥の湖のワルツ、等々、あの雰囲気です。
前半のシンコペーションしなから上昇主題と、
八分音符のころがるような下降主題がひとつになっている。
とてもかわいい。
中間部でちょっと変化をつけて、最初の主題がもどる。
最後の終わり方はとてもチャーミングだ。

これは、ピアノ曲として作曲されているが、
ガウクという人が、管弦楽に編曲したCDがある。
原曲のピアノ曲も愛らしく、いいのだが、
管弦楽で、聴くと、それはそれで、とても良い曲だ。
チャイコフスキーは、こんなワルツを書かしたら超一流だ。
分厚い交響曲もいいけど、
こんなチャーミングなワルツを作曲できるのは、やはり天才。
(しかし、ロシアの作曲家は、チャイコフスキーに限らず、ワルツが得意と思います。)

あんまり、譜面づらは、難しそうでないので、ちょっと音でも取ってみようかなあ・・・

あっ、12月だけでなく、他の11曲もそれぞれ、良い曲ぞろいですよ。


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コメント 4

Robert

おひさしぶりで。最近すごい勢いで書いておられますね。Debussyのアラベスクくらいからちょっと読むのもついてゆけなくて・・・でもブログも1周年なんですね、おめでとうございます。こんなにいろんな曲を実に楽しく、品のよい文章で書けるなんて素晴らしいことですね。

この「四季」を聴くと、ああやはりピアノはいいな、と思ってしまいます。Tchaikovsky(綴り大丈夫かな?)はオーケストラ作品だけではありませんね。確かにワルツはいい曲がありますね。5番の中にもあるし、弦楽セレナーデにも・・・

これからももっともっと楽しい話題を続けてください。
by Robert (2006-12-22 23:55) 

みどりのこびとちゃん

Robert さん、お久しぶりです。
いやいや、すごい勢いではないですよ。
本当は、毎日更新が最初の目標でしたが、(そりぁ無理だあ)
だいたい、今は、平均2日に一回程度のペースですから。
まあ、暇な時にゆっくり読んでくださってOKですよ。
過去記事へのコメントも歓迎しています。

まあ、自分の好きな音楽のことを書くのは
結構楽しいものです。
by みどりのこびとちゃん (2006-12-23 00:51) 

なるたる

ぞっとするほどセンチメンタルで、うんざりするほど通俗的ですが、極めて
美しいメロディの10月「秋の歌」が昔から大好きです。
これはまさに十代の少女の感傷ですね。
by なるたる (2007-10-20 19:04) 

みどりのこびとちゃん

過去記事へのコメントありがとうございます。
このチャイコフスキーの四季は、
いつもよく聴く曲では、決してないのですが、
なにかの時に、ふと思い出して、時々聴くと、なかなかよいのです。
そんな曲達の集まりですね。
by みどりのこびとちゃん (2007-10-21 23:24) 

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