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バラード第1番(リスト) [リスト]

「のだめ」をみていたら、ペトルーシュカからの三楽章はいいなあ、
と思っていて、その曲を書こうとも思ったが、
今日は、別の曲だ。
それも、特色のある曲でもないし、知られざる名曲でも決してない。
うーん、興味のない人は、今日の日記は、読み飛ばしても、後悔しませんよ(本当)

さて、昨日は、リスト作曲のピアノ曲、【バラード第2番】のことを書いた。

ショパンは、良く知られたように、4曲のバラードを作曲している。
そして、それぞれが、特徴があり、傑作として知られている。
リストのバラードは、その半分の2曲だが、
昨日の音楽日記で書いたように、ショパンのバラードに比べ、一般的な評価は低い。
第2番は、まだ、ホロヴィッツを始め、著名なピアニストの録音もあり、
ドラマティックな展開と、後半のピアニスティックな音楽で、人気もちょっとだけある?

しかし、しかし、リストの第1番のバラードにいたっては、
評価が低いというより、演奏されること自体、まったく無い(多分)

昨日、リスト作曲のバラード第2番を書いたので、
第1番も書かなくては、第1番が、かわいそうだ。と思っていた。
というより、第1番のバラードのことを、今日、書かなかったら、
多分、今後、この音楽日記に登場することは、おそらく無い曲だろう。

そんなことを考えていたら、平凡、意味が無い、形式が無い・・・等々、
さんざんな形で評価されている、この曲を、どうしても書きたくなった。

ということで、前おきが長くなったが、今日の音楽日記は、
リスト作曲のピアノ曲【バラード第1番】である。

リスト作曲のバラード第1番については、ほめた解説を読んだことがない。
大部分は、この曲について、なにも書いていないか、
平凡、意味が無い、形式が無い・・・等の酷評である。

それなら、今日の音楽日記で、いいとこを書いてみようと思う。

曲は、ショパンのバラード第1番と同じで、低音からの音型で始まる。
今から、物語が始まる感じである。その後、おどけた感じ。
これが二回繰り返されて、主部に入る。
(うーん、でも、絶対にショパンの方が、なにかを感じさせるな・・・)

第一主題は、民謡風のとても懐かしい感じの旋律で、とても聴きやすい。
(そう、ショパンのスケルッオ第1番の第2主題のような感じかな・・・本当にそうか?)

さて、それが終わると、行進曲風の第2主題だ。
(そう、チャイコフスキーの悲愴の行進曲のような感じかな・・・それは違うだろう)

そして、この第1主題と第2主題が再び、装飾を伴って繰り返され、
行進曲のリズムで、あっさり終わる。
(このあっさり感がいい・・・それは絶対ちがうだろう。)

あーあ、もっともっとよく書こうと思っても限界だなあ。
確かに、主題は、平凡だし、展開もないし、
リスト特有の技巧的なパッセージも影をひそめている。
それでは、なにか、イメージがわくか? というと、イメージもわかない。

悔しいなあ、この曲について、うまく書けないなあ。

リストという作曲家は、傑作もあるが、確かに駄作も多いと思う。
この曲は、確かに平凡な曲だ。
しかし、リストを考える時には、
駄作も聴いて初めて、作曲家の全体像がわかるというものだ。
(ちょっと無理無理にまとめている私・・・)

ということで、暇があったら、聴いてください。
(なんだ、この結論は・・・)

余談だが、私の好きな推理小説作家に、カーという作家がいる。
この作家の作品も、傑作と駄作がいりみだれているんだなあ・・・


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かおる

まだ聴いたことありません。でもね、先日楽譜を入手したので少し音にしてみたいと思います。

どんな曲かしら?
by かおる (2006-12-22 10:16) 

みどりのこびとちゃん

多分、かおるさんの実力なら、弾けます。
リストは、譜面づらは、難しそうでも、とても合理的に書いてますよね。
是非この、あまり弾かれない曲をレパートリーにしてくださいね(笑)
by みどりのこびとちゃん (2006-12-22 21:20) 

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