夜と夢(シューベルト) [シューベルト]
さて、交響曲や協奏曲等、めずらしく大曲?が続いたので、
今日は、ピアノの小品でも、ちょこっと書いてみようと思っていたが、
ある理由で、シューベルトの歌曲にした。
その理由とは、
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小学生5年の娘が、
【枚挙にいとまがない】という言葉を使って、短い文章をつくる
という、宿題があり、どういう意味?と聴いてきたので、
「沢山ありすぎて、一つ一つ取り上げられないことだよ。
例えば、お父さんの持っているクラッシックのCDは、枚挙にいとまがない
とか、の使い方だよ。」
と教えた。
(おとうさんは、偉い!
といいたいところだが、本当は、枚挙ではなく、快挙と、
私は、間違えて覚えていたのです。・・・・恥ずかしい・・・)
それは、とにかく、
娘のこの言葉を使って書いた、文章を見て、笑ってしまった。
【私のお父さんは、クラッシックのCDを集めていて、その数は、枚挙にいとまがない。
しかし、シュの付く作曲家は、苦手だ。】
いやいや、確かに、数日前に、娘と何かを話していて、
「ピアノ曲とか交響曲とかはよくわかるが、
シューマンやシューベルトの歌は、なかなか難しいなあ・・・」
みたいなことを言った記憶がある。
よく覚えているなあ。
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ということで、くやしい(笑)ので、
今日の音楽日記は、シューベルトが作曲した歌曲【夜と夢】である。
す、すいません。私、この曲は、最初、歌曲だと知らず、
チェロ独奏曲だと思っていたのです。
(確か、マイスキーが弾いたチェロで知った曲です)
このブログを書くようになって、少しは、歌曲を聴くようになったが、
こんな有名な曲も、歌曲として聴いたのは、つい最近である。
(アーメリングのソプラノで聴いています。)
この曲の詩の大意は
「夜が地上に降りれば、やがてやさしい夢がおとずれる」
というものらしい。
劇的な展開や旋律は、皆無で、
ピアノ伴奏も、静かな夜の雰囲気だ。
旋律は、甘く、ロマンティックというより、
私には、宗教的な敬虔さがどことなく感じられる。
そう、なにか、静かな夜に、ゆっくりと休む時間に、
やさしい夢の世界が広がっていく。
そんな時間の曲だ。
うーん。この曲を聴いて、寝たら、よい夢が見られそうだ。
娘よ、お父さんは、決して シュの付く作曲家は、嫌いじゃないんだよ
シューマン・シューベルト・シュトラウス達、みんな好きだよ。
でも、シュトックハウゼンは、さすがに苦手かも・・・・・(笑)
娘さんとのやりとりが目に浮かぶようでほほえましくて素敵です!
「夜と夢」はレッスンで見ていただいたことはないのですが、素晴らしい曲ですよね!
シューベルトをはじめたばかりの頃は「笑ったり泣いたり」とか「秘密」とかのソプラノ向けの楽しい曲が好きで、渋い曲には興味がなかったのですが、今はこんな曲が歌いたいな~と思います。
私のテノールの先生が非常にお得意で、この曲にぴったりの声ですね。
最後の最後まで神経を使うそんな曲ですよね。気軽には歌えない感じがします。
うちのCDではキャスリーン・バトルがありますが、悪くはないけれど曲の感じがバトルには合わない感じがします。(彼女は軽やかな曲のほうが向いていますね。)
by Cecilia (2006-11-17 09:00)
Ceciliaさん。コメントありがとうございます。
なにげに言った言葉を子供は、よく覚えているもんです
こっちが時々、びっくりします。
気軽には、歌えない歌か・・・
確かにその通りです。カラオケでは歌えないですね(笑)
しかし、歌が歌えるのはいいですね。
私は、練習中、どんな風に弾いてもらいたいか、
時々、曲の旋律を歌いますが、
まったく、思うように歌えませんね・・・ははは
by みどりのこびとちゃん (2006-11-17 22:24)
シュニトケは?(笑)
そう言えばいつの間にかメンバーに見つかってるんですね…
by hiyokan (2006-11-17 23:28)
hiyokanさん。そうなんです。
宣伝もしないのに、マンドリンのメンバーに見つかってしまいました(笑)
シュニトケですか? 苦手かも、
しかし、あの、諏訪内晶子が弾いたヴァイオリン協奏曲の視覚的カデンツァは
もう一度見たいなあ
by みどりのこびとちゃん (2006-11-17 23:45)
いつも楽しい話題をありがとうございます。シューベルトのこの曲は私もAmellingのCDを持っていますが、それはそれで今回のはあんまり面白くて笑ってしまいましたよ。娘さんと良いコミュニケーションができているのでしょうね!短文作りでは、私の息子が「拾う」という漢字を使って、という課題に「お父さんは砂場で僕と遊んでいて10円拾った」というのを作りましたね。まあ事実でしたけど・・・
by Robert (2006-11-18 00:38)
Robertさん、コメントありがとうございます。
娘といいコミュニケーションがとれているように見えるのは、
ブログの文章のせいですよ(笑)
実際には、なかなか難しい年頃ですね。
短文づくりの宿題では、大人が考えつかない文章を考えるから、
不思議です。
by みどりのこびとちゃん (2006-11-18 09:25)