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交響曲 第38番【プラハ】(モーツァルト) [モーツァルト]

さて、リクエストにお応えして、(えっ、リクエストなんてあったの・・・)
《ロンドン不滅の名盤シリーズ》からの一曲である。
って、なんのことかわからない人が多いかも知れない。
昔々(笑)、レコード全盛だったころ、
キングレコードが1200円で、モノラル録音でも名演と呼ばれるものを
レコードで販売していた。それがこのシリーズである。
指揮者では、フルトヴェングラー、クライバー、ベーム、クラウス達。
独奏者では、バックハウス、フルニエ、リヒター達 
それは、それは、良く聴いたものだ。
音は、確かに悪い。
しかし、なにか、その中から自分なりに感じ取っていた時期が確かにあった。

現在、レコードの大部分は、ほとんど実家だ(こういう人も多いと思うなあ。)
実家に行って、昔よく聴いたレコードの中から、
何枚か、このシリーズのレコードを持って帰って、聴いていた。
さて、持って帰ったレコードは、どれも昔よく聴いたもので、

 交響曲第1番【春】(シューマン)・・・・・・・・・・・フルトヴェングラー
 交響曲第36番 第38番(モーツァルト)・・・・・・・ベーム
 交響曲第4番【ロマンティック】(ブルックナー)・・・・・フルトヴェングラー
 シュトラウス・ファミリー・コンサート・・・・・・・・クレメンス・クラウス

もちろん現在の演奏家もそれぞれ、特徴がある。
しかし、このころの演奏家には、特徴というより、香りや、雰囲気がとてもすてきだ。
(このころは、小品より、交響曲なんかをよく聴いていた気がする。
 今は、ブルックナーなんか滅多に聴かないしなあ・・・)

さてさて、昔話が多くなってしまつた。

今日の音楽日記は、持って帰ってきたレコードを聴いていて、その中の一曲。
モーツァルト作曲の交響曲 第38番【プラハ】である。

さて、第38番の、この曲。
モーツァルトのあの有名な最後の3曲(39番・40番・41番)の交響曲
よりは、有名でないかも知れないが、
モーツァルトの純粋な楽しさ(私は、純粋なお茶目さ。と勝手に思っている)
は、この曲の方が上だとこれまた勝手に思っている。

とにかく、美しく、楽しく、お茶目で、純粋な音楽が次から次へと流れる。
特に私のお薦めは、第1楽章なのですよ。

第1楽章・・・序奏の後、なんと、生き生きとした、すばらしい音楽が流れることか。
第2楽章・・・6/8の美しい楽章
第3楽章・・・この楽章も、生き生きとした音楽(ちょっと影があるけど。)

どの楽章にもオペラ【フィガロの結婚】の影響がみられるらしい。
勝手に思っているが、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番が好きな人なら、
きっと、この交響曲第38番も好きだと思う。(うーん、これは、微妙か)

さて、この曲のベーム指揮ウィーンフィルの演奏についてもちょっとだけ書いてみよう。
この演奏、ウィーンフィルの響きやリズム感がすごく心地よい。
とても自然な演奏と言おうか、何度聞いても飽きない演奏とは、こんな演奏だろう。
(決して、悪い意味ではありませんよ)

今、デジタルオーディオに音楽を入れて、
どこでも音楽を好きなときに、すきな部分を聴けるのは、ある意味幸せだが、
レコードのように、聴き始めたら、30分は、ゆっくり、音楽に没頭できるのもいいなあ。

さて、クレメンス・クラウス指揮(どのくらいの人が知っているのだろうか?)
シュトラウスのワルツもなかなか良かった。
これは、また別の機会に。

あーあ、しかし、実家のレコードって、どうしよう。まだまだいっぱいあるけど・・・


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コメント 4

Robert

リクエスト(?)に応えていただいて光栄です。みんな懐かしいレコードばかりです。プラハを取り上げていただいたことも大変嬉しいです。「6大」の中ではこの曲が一番好きですね。仰るとおり第一楽章の素晴らしいこと!"Immortal Classics"は全部買ってしまいたかったのですがベームのこの盤は買いもらしたレコードの一つです。ほかにフルトヴェングラーのフランク交響曲や、カラヤン(だと思いましたが)ヘンデル合奏協奏曲などは買いもらしました。このシリーズで今でも宝物にしているのはバックハウス&クレメンス・クラウスのべートーヴェンP協奏曲です。特に4番ト長調op.58は最高!と思っています。
実家にレコード置いておられるのですね!同じですね。私は家内の実家に預かってもらっていますが、2500枚くらいあって、時々何枚か持ち帰って聴いています。(これも同じですね!)先週はHeinrich Schutz集(コロンビア, 1980年発売)を聴きました。レコードは針を下ろす瞬間が良いですね。
by Robert (2006-11-14 22:36) 

みどりのこびとちゃん

プラハがお好きで、よかったです。
そう、私は、この曲の第一楽章が本当に好きですね。

バックハウスとクラウスのベートーベンのピアノ協奏曲第4番は、
いつか記事にします。(実は、私は、CDで買い直しました。)
確かにこれぞ、名盤です。

アナログレコードを全部ファイル化するのは、あきらめて、
ちょこちょこ聴くことにしています。
by みどりのこびとちゃん (2006-11-15 22:25) 

Robert

ありがとうございます。演奏会のお祝いお伝えするのが遅れておりました。本当にステージに立てるというのは素晴らしいですね。しかも指揮者としてですから余計にうらやましいです。ご自分で音楽が作れるわけで、しかもそれを聴衆と共有できるなんてお幸せです。私は関西在住ですがいつか演奏会には行かせていただきたいです。(私もステージに立ったことがあります。朝比奈隆さん指揮の大阪フィルで第九です。口パクです。指揮があまりに明確で感動いたしました。入りの難しいところも本番で目と棒で指示してくださいましたから。)
続きを楽しみにしています。
by Robert (2006-11-16 12:52) 

みどりのこびとちゃん

Robertさん。来年の演奏会は是非。来年の11月17日です(笑)
まあ、指揮では、自分で音楽を作っているのか、作らされているのか、
なかなか、難しいですね。ははは

朝比奈さんの指揮で、歌ったことがあるのですか
すばらしい。
by みどりのこびとちゃん (2006-11-16 22:10) 

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