2台のピアノの為のロンド ハ長調(ショパン) [ショパン]
さて、昨日は、リストの2台ピアノの曲を書いた
それなら、ショパンも書かないと、不平がでそうだ(えっ、いったいどこから?)
ということで、ショパンが唯一書いた、2台ピアノの為の曲。
今日は、ショパン作曲の【2台のピアノの為のロンド ハ長調】である。
(この曲、ショパン好きな人なら知っているのだろうか? ちょっと微妙かなあ・・・)
さて、ロンドである。
ロンドって、知っていますか?
ある主題(ロンド主題)を何回も繰り返すのだが、
その主題と主題の間に、別の旋律が入っている形式である。
(A-B-A-C-A-D-Aみたいな曲ですね。もちろんAがロンド主題)
ショパンは、若いころには、ロンド形式の作品を多く書いている。
記念すべき作品1も、ロンドだし、
ピアノ協奏曲第一番の終楽章もロンドだし、
他にも書いている。
時には、ちょっと、単調な曲もあるが、
ショパンのロンドには、飛び跳ねるような若さと元気さが、あふれている。
さて、【2台のピアノの為のロンド ハ長調】である。
最初は、ピアノ独奏曲として、作曲されたらしいが、
友人と一緒にピアノを弾く楽しみの為に、2台ピアノ用にショパン自身で、
書き直した曲だ。
8分程度の曲だが、楽しい曲である。
この曲は、聴くよりも、気のあった楽しい友人と、一緒に弾くと、とても楽しいと思う。
そう、演奏する楽しみが大きい曲だ。
ピアノ協奏曲を思わせるような、若々しい主題。
(と言うより、けっこう主題が似ている・・・)
そして、若いショパン特有のピアニスティックなすばやいスケールの動き。
ショパン後期の渋さと深みは、皆無だが、その分、楽しさがある。
曲も、退屈さがない。
2台ピアノの為の曲としては、こういう、弾く楽しみを追求した作品の方が多いと思う。
弾ける人が集まって、連弾や、2台ピアノを弾くというは、
とてもとても、楽しいのだろうなあ。
しかし、次回は、なんだ、ラフマニノフの2台のピアノの為の組曲か?
お久しぶりですヽ(*^^*)ノ
更新のたびに読みにきてましたぁ(*^^)
ラフマニノフも好きなのでぜひ次回お願いしま~す(*^-^)ニコ
連弾や二台ピアノって弾くのも好きですが、相手がいない~~(ノ△・。)
by haotonohanetopiano (2006-10-19 01:12)
haotoさん。コメントありがとうございます。
ご要望にお応えして、次回は、ラフマニノフです。
そう、連弾や2台ピアノの最大の問題点は、相手ですよね
(ピアノが2台ある環境というのも問題かもしれないが・・・・)
by みどりのこびとちゃん (2006-10-19 21:48)
ショパンは色んなロンドを書いてますね。
私が好きなのは、ずばりマズルカ風ロンドです。
マズルカのリズムがとってもお茶目なズッコケタた曲で、つまりはとってもヘンテコリンな曲なのですが、何故か忘れがたいですw。
by なるたる (2007-06-11 02:12)
マズルカ風ロンドは、確かに変な曲ですね。
私は、ちょっと、長くて、展開もなく、平凡といわれている
作品1のロンドもなぜか、好きですね。
by みどりのこびとちゃん (2007-06-11 21:26)