トランペット協奏曲 変ホ長調(ハイドン) [ハイドン]
さて、今日の音楽日記は、協奏曲である。
私は、ピアノ協奏曲や、ヴァイオリン協奏曲は、
好きな曲から、うーん、ちょっとという曲まで、いろいろと聞いているが、
トランペット協奏曲というと、聞いたことのある曲だけでも数曲程度しかない。
しかし、今日の曲は、多分、トランペット協奏曲で一番有名な曲だろう。
そして、私は、とても好きな曲だ。
今日の音楽日記は、ハイドン作曲の【トランペット協奏曲 変ホ長調】である。
ハイドンというと、104曲の交響曲がまず、頭に浮かぶ。
協奏曲もいろいろ作曲しており、チェロ協奏曲など、なかなかだ。
しかし、それ以上に、このトランペット協奏曲は、すばらしい。
トランペットは、昔は、半音が自由に出すことができなかった。
楽器が改良され、半音が自由に出せるようになったので、
その楽器の為に、ハイドンが作曲したらしい。
この曲は、ハイドンの特長である。
素直さ、明るさ、楽しさ、等の音楽の喜びが、
輝かしいトランペットの音色で表現されている。
聞く方も、多分弾く方も、とても気分が幸せになれる曲である。
私が一番好きなのは、第一楽章の最初の管弦楽の主題の提示の後に、
朗々と輝かしく、トランペットが第一主題を提示するところである。
もうここで、惹きつけられて、最後まで、一直線である。
(もちろん、二楽章も三楽章もいいですよ)
ピアノと比べると、トランペットの音域は、狭いし、和音も一度には、吹けない。
しかし、その楽器にあった、主題や構成を考え、作曲すると、
やはり、どんな楽器でもすばらしい曲になる。
トランペット協奏曲では、ソリストの音色の比重は、大きいと思う。
この曲は、いろいろな人の演奏を聞いたことがあるが、
テンポや強弱は、変わらないのに、音色(録音?)で雰囲気が随分違う。
管楽器は、難しいなあ。
ちょっと調べても、トランペット協奏曲は、少ない曲のジャンルのようだ。
もっと、作曲してもいいのになあ。
個人的には、トランペット協奏曲の中では、アルチュニアン作曲のものも好きである。
(って、トランペット協奏曲は、そんなに知らないのです・・・)
いつか音楽日記に書いてみよう。
こんにちは~。はじめまして♪
私もハイドンのトランペット協奏曲大好きです。
>素直さ、明るさ、楽しさ、等の音楽の喜び
まさにこういう曲だと思います(^^) とても春らしい素敵な曲ですよね~。何年か前の春に演奏したのですが、その時期の空気とともにいい思い出になっています。みどりのこびとさんのおっしゃるように、伴奏も弾いていて幸せでした。
あまりに好きなったので、携帯で着メロをダウンロードし目覚ましにしていましたが、聴いていて心地よくて全然起きられませんでした(^^;)
by はちみつ (2006-09-04 01:37)
はちみつさん、はじめまして、コメントありがとうございます。
いいですね。伴奏といえども、この曲を弾けるのは、幸せです。
ヴィオラを弾いていらっしゃるのですね。
トランペットの音での目覚ましに最適な音楽は、
私は、ドボルザークの交響曲第8番の第4楽章の冒頭だと思いますね。
これなら、快適に元気に起きられますよ(笑)
by みどりのこびとちゃん (2006-09-04 21:55)
ずいぶんと前のことになりますが(いつも昔の話しばかりですみません)モーリス・アンドレが大阪フェスティバルホールでこの曲を演奏したの聴きました。第一楽章の終わりに客席から、どよめきが起こったのが印象的でした(あんまり演奏が見事だったからです)。その後もいろいろなトランペット(バルブのない小さなやつなど)を次々とりだして、いとも簡単にVivalidiやらぱっぱか吹いていました。
by Robert (2006-09-05 12:27)
モーリス・アンドレさん達の超一流のトランペットの音色は、すばらしいですよね
どよめきが起きる程の演奏を聴いてみたかったです。
あーあ、ますます、この曲の実演が聴きたくなりました。
by みどりのこびとちゃん (2006-09-05 21:21)