バラード第3番(ショパン) [ショパン]
暑い。ということで
今日の音楽日記は、涼しくなるクラッシックシリーズの第?弾。
(オイオイ、いったいいつから、そんなシリーズが出来たんだ(笑))
ショパン作曲のピアノ曲【バラード第3番】である。
さて、ショパンは、バラードを4曲書いており、
すべてがピアノ曲の傑作と呼んで間違いない。
4曲とも傑作だが、この第3番は、他の3曲とちょっと異なり、
劇的で情熱的なイメージはない。
他の3曲と、ちょっと違う物語だ。
最初の出だしから、ちょっと涼しげで、優雅で、軽快な音楽である。
そう、この曲は、「水の精」という詩にイメージされた曲らしい。
どうりで、他のバラードと違って、涼しくなる音楽だ。
コーダも劇的というより、軽やかに終わる。
そう、私のこの曲のイメージは、どちらかというと、
バラードより、バルカローレ(舟歌)に近い。(6/8のリズムのせいかもしれないが)
そう、ゴンドラで、さまよっていると、水の精が優雅にかろやかに現れる。
そんな感じなのである。
(しかし、この基となった詩は、女性が水の精に姿を変えて、自分の男を誘惑する罠をしかける
という話らしい。・・・ああ、こわっ・・・・背筋がぞっと・・・ほら涼しくなるでしょ)
この曲で、このイメージ(どんなイメージだ?)を出す演奏は、技巧的に難しそうだ。
ショパンの舟歌と一緒で、最後の盛り上がる部分(最後から29小節前から)は、
豪快に弾くというより、歌ってほしいなあ。
このバラード第3番を聴くと涼しくなる。
夏に合う曲だと思う。
さて、これで、ショパンのバラードは、全4曲すべてこの音楽日記に書き、完全制覇した。
(ははは、練習して弾けたという訳でないので、ちっとも偉くもなんともないのですが・・・)
過去のショパンの他のバラードの記事を読み返してみると、
ははは、本当に、いいかげんなことを書いているなあ・・・(反省)
次は、スケルツォ制覇だな(笑)
最初カツアリスの演奏で聴いていたときは、全然気にならなかったのに、イム・ドンミン君の演奏を聴いてから、「弾いてみたい曲」になりました。
最初の出だしがやっぱり「お話の始まりです」という感じで、好きです。
譜読みし始めましたが、後半が音符が多くて難渋しています。
こびとさんの「スケルツオ全曲制覇」、楽しみです。笑
by ピアノフォルテ (2006-08-10 16:59)
カツアリスは、私もCDを持っていますが、ちょっと淡泊かなあ。
(内声部の歌わせ方は、確実に独特ですが・・・)
その通り。この曲の始まりは、いかにも物語の始まりという感じですね。
私は、フォルテピアノさんの完全制覇、楽しみです。(笑)
いいなあ、ピアノが弾けて・・・
by みどりのこびとちゃん (2006-08-10 22:12)