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水上の音楽(ヘンデル) [ヘンデル]

雨が上がって、やっと、夏らしい天気になってきた。
まだ、湿度が高く、じめじめしているが、
今日は、暑さを吹き飛ばすような曲を紹介しよう。

今日の音楽日記は、ヘンデル作曲の【水上の音楽】である。

曲名に水が入っているだけでなく、
音楽を聴いても本当に涼しい音楽である。

ここまで、書いて思った。
涼しい音楽って、なんだ???

 1.水上の音楽のように、音の響きが涼しい(うーん、うまく表現できない)
 2.ラベルの夜のギャスパールのように、ひんやりする音楽(なんだそれ?)
 3.クラッシックギターでのバロック音楽(なぜか、クーラー代わりになりそう)
 4.ノルドグレン作曲の怪談の音楽(これは、涼しい。・・・ろくろ首まで出てくるのですよ)
 5.グレングールドのピアノ音楽CD(どこからともく、うなり声が・・・(笑))
         等々

まあ、いろいろありますね。

話が横にそれたが、このヘンデル作曲の【水上の音楽】は、
国王の河での船遊びの為に作曲された数々の曲の集まりである。
ただ、正確な作曲年代や、本当のところは分かっていないらしい。
しかし、国王の船遊びにふさわしい、豪華な曲や、繊細な曲や、優雅な曲など、
どの曲を聴いても涼しさを感じる。

さて、私が、この曲の演奏で一番好きなのは、実は、原曲ではなく、
ハーティ版と呼ばれるものなのである。

そう、最近では、古楽器で、ピッチも低く、小編成で、
その作曲年代にあった演奏の方が主流だ。
それは、それで、大変面白いし、
ああ、こんな曲なんだと再認識させてくれる。

しかし私は、この曲は、大フルオーケストラで派手にすかっと聴きたい。
決して、古楽器でその時代を再現した演奏を否定するつもりはないが、
今の時代にあった、演奏をするのも立派な芸術だろう。

ハーティ版というのは、近代オーケストラ用に再編曲された、
すばらしい版だと思う。

多分、ヘンデルが今生きていて、この曲を国王の為に演奏したら、
きっと、大フルオーケストラで演奏しただろうなあ。

そう、しかし、最近この版による演奏は、なかなかない。

私は、この水上の音楽をハーティ版よりもっともっと大きく、
しかし、格調は失わない重厚な編曲で、
4管編成ぐらいのフル大オーケストラで聴いてみたいのである。

ははは、これは、真夏の夜の夢だな・・・・


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