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交響詩【フィンランディア】(シベリウス) [シベリウス]

さて、昨日は、フィンランドの作曲家パルムグレンのピアノ小品を書いたが、
フィンランドの作曲家と言えば、なんと言っても、シベリウスだろう。
 (いやいや、カスキだ、クーラだ、メリカントだ、という人は、少ないですよね(笑))
そんなことを思いながら、今日は通勤電車の中で、
アシュケナージ指揮のシベリウス管弦楽集のCDを聴いていた。

超有名曲であるにもかかわらず、
フィンランディアは、最近全く聴いていなかったが、
久々に聴くと、やはり、名曲と言われているだけあって、いいんだなあ、これが・・・

なにがいいっていうと、単純明快なのがいい。
確かに、帝政ロシアからの政治的圧迫からの愛国心燃える音楽ということであるが、
そんな時代背景を考えなくとも、
音楽がストレートに心に響く。
こんなクラッシック音楽は、現在の作曲家には書けない(いや書かない?)と思う。

これはいい。

そして、後に歌詞を付けられて歌われたという、中間部の素朴な旋律の部分は、
パルムグレンと同じく、フィンランドの自然を悠々と感じさせる。
そして、この素朴な旋律が最後に、堂々と歌われる部分は、
ちょっと恥ずかしいが、そんなことを考えずに聴くと、やはり感動する。
いい旋律だ。

確かに、交響曲や等の他の交響詩とは違って、
シベリウスらしくない曲ともいえるとは思うが、
こんなストレートな曲があってもいいと思う。
それに、この曲の中にも、確かに自然はある。
(こんな文章を書くと、北欧に行ってみたくなるなあ・・・)

さて、この曲は、表現がストレートな為、
私は、アマチュアのオケや、吹奏楽での生演奏がいいと思う。
以前、アマチュアの吹奏楽で、この曲を聴いたことがあるが、よかったなあ。
(最近は、こんな曲は、流行らないらしい。残念)

最後に、シベリウスの曲は、聴く方は、いいが、実際弾いて見ると、
変な音(和声?)が内声部にいっぱい出てくるらしい。
しかし、管弦楽がまとまって音を出すと、普通の音楽に聞こえるらしい。

ということで、フィンランディアのスコアをピアノに置き、
ちょっと弾いてみた。

ははは、移調楽器は、すぐ何の音かはわからんし、ハ音記号もなれてないし、
オーケストラスコアを見ながら、ピアノで弾くというのは、私には無理ですね。

しかし、世の中のプロは、普通に弾けるらしい。(本当か?)
すごいよなあ。とつくづく思ってしまう。


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