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つかの間の幻影(プロコフィエフ) [プロコフィエフ]
今日の音楽日記は、リクエストにお応えして、
プロコフィエフ作曲のピアノ小品集【つかの間の幻影】である。
(って、こんなマイナーなブログに、リクエストなんかあるの?(笑))
さて、前にも書いたが、私がなりたい作曲家の作風の第1位は、
ショパンでもリストでもなく、プロコフィエフなのである。
(ちょっとだけ変わっているかもしれないですね。)
プロコフィエフのどんな作風にひかれているというと、
・凄く鋭角的な旋律と鋭角的なリズムと思えば、叙情的な旋律もすごい。
・旋律の動きが、独特で、予測できなく、おもしろい。
・ピアノ曲は、ピアニスティクな表現にあふれている。
・わかりやすい曲想だが、けっして古さを感じさせない。
・なぜか、私にとっては、イメージがわく曲想
さて、この20曲からなるピアノ小品集【つかの間の幻影】は、
一曲が、数秒~数分しかない小品ながら、上記のエッセンスがつまった、
私のようなプロコィエフ好きの素人ピアニスト?にとっては、
宝物のような曲集である。
(だって、ピアノソナタなんて、まともには、手が出ないですもんね)
さて、この曲集は、幻影というだけあって、
どの曲もなぜか、とてもとてもなつかしいイメージでいっぱいだ。
さて、20曲の中から9曲を選んで、私のイメージを書いてみよう。
第 9番・・・海岸のさざ波のイメージ
(冒頭の右手は悲しいが指がとどかない。最後の複調の部分いいなあ。)
第 3番・・・とてもとても懐かしい小学生の頃の思い出
(粋な旋律。こういう旋律の動きは大好きですね。)
第17番・・・雪が踊っているイメージ(笑)
第18番・・・さびれた風景の幻影。
(こういう転調になぜか私はひかれる)
第11番・・・みどりのこびとちゃんの踊りのイメージ(笑)
(こういう音の動きも大好きですね)
第10番・・・プロコフィエフの他のピアノ曲思わせる。楽しい曲
第16番・・・私には、なぜか悲しみの祈りに聞こえる・・・
第 6番・・・いたずら好きな少年。
第 5番・・・この機械的な動きと、とびはねるリズムは、プロコフェフ独特ですね
もちろん、この他の曲も、とてもイメージがわきやすい曲がつまっている。
さて、気が付いた人もいるかもしれないが、上記は、曲順がバラバラである。
この9曲の選曲と順番は、どうして選んだか、おわかりですか?
実は、プロコフィエフは、自分自身の演奏で、自作のピアノ曲を録音している。
その中には、つかの間の幻影の録音もあり、
20曲から、9曲選ばれ、上記の順番で演奏されて、
あたかも、9曲の組曲のような構成になっているのである。
作曲者の自作自演が必ずしも、絶対のものではない。
どちらかというと、名演でない場合が多いのも事実である。
プロコフィエフの自作自演の演奏は、録音のせいもあるが、
思ったより、ロマンティックであたたかい演奏である。
ひょっとしたら、こんな演奏を望んでいたのかもしれない。
(ピアノ協奏曲第3番でも結構、ロマンティックであたたかい。)
一聴の価値は、十分にあります。
5曲目なんか、9小節目で、テンポを落とすのですよ・・・
NAXOSのMUSIC LIBRARYで発見し、聴きました。
この件で記事を書き、この記事にリンクをはらせていただきました。
もっと早く気が付けばよかったのですが・・・でも作曲家本人の演奏を聴くことができ、うれしいです。6曲目などはかなり意外な演奏でした。
by Cecilia (2006-07-31 01:28)
やっと、聴けましたか。よかったです。
プロコフィエフは、ピアノの名手なので、自作自演は、なかなか
おもしろいですよね。
NAXOS様々ですね。
by みどりのこびとちゃん (2006-07-31 22:14)