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ピアノソナタ第8番 イ短調(モーッアルト) [モーツァルト]

今年のクラッシック界では
モーッアルト(今年は生誕250周年)

ショスタコービッチ(ロシアの近代作曲家で、今年は、生誕100周年)
の曲が、流行っている。
(といっても、だから、今年からショスタコービッチを聴こう
  という人もいないかも知れない気が・・・)

まあ、確かにそういう流行は、あると思うが、
モーッアルトの曲に限っては、そんなことに関係なく、
いつでも人気があると思う。

その中でも、人気の高い作品が、短調(マイナー)の曲である。
全部で、41曲ある交響曲でも短調の曲は、2曲だけだが、
ピアノソナタも、全部で、17曲(18曲?)ある内、短調の曲は、2曲だけである。
(8番と14番だけですね)
まあ、いろいろな人が、モーッアルトの短調の曲について、書いているが、
私は、感覚的にも、すごくモーッアルトの短調の曲は心に響く
(長調の曲は、当時の貴族に聴いてもらうための曲
  というイメージがあるからかも知れない。(私が勝手に思っているだけですよ・・・))

今日の音楽日記は、モーッアルトのピアノソナタの中で、
私が一番好きな曲である、第8番イ短調である。
(私と同じで、モーッアルトのピアノソナタの中で、
  この曲が一番好きと言う人も多いのではないだろうか?)

曲は、左手の和音の連打の上に、行進曲風の第一主題がフォルテで奏される。
この主題を堂々と弾いても、ある程度、哀愁のある感じで弾いても、
モーッアルトの短調の世界の中に魅入られること間違いない。
2楽章は、長調の曲だが、モーッアルトにしては、
結構大胆なピアノ書法ではないだろうか?
そして、プレストの短調の三楽章は、すごく強い意志が感じられる。

ピアニストにより、この曲は、かなり、イメージの違う演奏になる。
しかし、イメージが膨らむと言う面からいうと、
ベートーベン風に弾いても、ショパン風に弾いても、
これは、モーッアルトの短調の中でも名曲中の名曲だと思う。

この曲は、確かにモーッアルトのピアノソナタ以外のなにものでもないのだが、
私には、ベートーベンやさらには、ショパンまで、この曲に感じてしまう。

モーッアルトの長調のピアノソナタは、前にも書いたが、
私は、お茶目な演奏が好きだ。
しかし、この8番だけは、お茶目な演奏に出会っても、
その裏になにか、強い意志が感じられる。

最近、ブログを書くようになって、
ちょっとだけ真面目に曲を研究するようになった。
(いやいや本当にちょっとだけですが、)
しかし、なにも曲の背景を知らず聴くのがいいのか、
曲の背景を知って、聴くのがいいのか、微妙だなあ。
と思う今日このごろである。

(この第8番のピアノソナタもモーッアルトの母が亡くなった時期に書かれており、
 それと関係する曲想だという説と、まったく関係ないという説があり、難しい。
 実際、そんなこと考えないで聴いても私には、心に響くのだから、
 それはそれで、いいんだろうなあ)


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