喜びの島(ドビュッシー) [ドビュッシー]
さて、今日の音楽日記は、声楽曲から離れて、ピアノ曲である。
(やはり、自信のもてるジャンルの方が書きやすい(笑))
最近、フランス音楽の声楽曲ばかり聴いていたので、
フランスの作曲家のピアノ曲が聴きたくなった。
荒川さんも【金】をとったことだし、
今日は、明るく派手な喜びの曲。
ドビュッシーの「喜びの島」である。
(しかし、それなら、この曲ではなく、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」だろう
とつっこまれそうだが、オペラの曲は、こんな有名曲もCDもレコードも持っていない。
しかし、これからはちょっと聴こうと思っている。
まあ、最近なら、ダウンロードしてもいいのだが・・・・)
さて、このピアノ曲「喜びの島」だが、
最初のトリルを含む数小節で、ドビュッシーの世界に引き込まれる。
もう独特の音色と、和声である。
別にハ長調とかでは全然ないのだが、明るく、心のそこから、喜びがあふれでる。
そして、飛び跳ねるような主題や、歌うような主題、
そして、常にキラキラかがやく太陽の光を思わせる速いパッセージ。
この曲を聴くたびに私は、地中海の明るいリゾート島の恋人達を思いうかべる。
(例えば、有名なスーラの絵の雰囲気である。)
(ドビュッシーは、クレタ島近くのシテール島の絵に霊感を得たと言われている)
そして、最後のクライマックスでは、心と体が開放される。
ピアノには、音色が無いよ という人もいる。
しかし、この曲からは、それはそれは、様々な音色が聞こえてくる。(なぜだろう)
明るい地中海のイメージ。そんな色彩を持ったピアノ曲である。
いろいろな演奏があり、どの演奏も色があるが、
特にホロヴィッツの演奏は、想像を絶する色彩感がある。
どうしたら、あんな感じで音がだせるのだろう・・・・
さてさて、明後日の日曜日には、久々にオーケストラの演奏会に行く。
なけなしのお金をはたいて、チケット発売日に、チケットを買った。
えっ、なんの曲の演奏会かって、
それは、次の音楽日記の中で・・・・
(だって、ピアノが光るんですよ。これは見逃せない。)
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