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マンドリン(ドビュッシー) [ドビュッシー]

ええい、今日も声楽曲だ。
この三日間ずっと聴いているのが、
アーメリングが歌っている「フランス歌曲集」というアルバムである。
正直、声楽曲に関しては、ほとんどまったく、いままで聴いていなかったので、
この曲も、どの程度有名な曲なのか、作曲時にどんなことがあったのかさえ、
まつたく知識として、無い。
ということで、私が声楽曲について書いていることは、
信憑性がないと思ってください。(今話題のメールみたいだ(笑))
しかし、ピアノ曲について書いている時は、ちよこっとだけは信憑性はありますよ(多分)

さて、昨日に続いて、
ヴェルレーヌの詩を歌った「マンドリン」という声楽曲であるが、
作曲家は、昨日と違って、ドビュッシーである。

さて、初めて聴くこの曲のイメージだが、
マンドリンという楽器を連想することは、なかった。
しかし、昨日のフォーレの場合と違って、
「ああ、ドビュッシーの曲だなあ」と実感できた。
そう、出始めのピアノ伴奏からして、この作曲家の色がする。
私は、この作曲家のピアノ曲の版画第3曲 雨の庭 を思い出した。
きっと、このピアノ曲に旋律と歌詞をつけると、こんな曲になりそうだ。

しかし、歌手は、ポロポロした速い動きのピアノ伴奏の上で、
難しそうな旋律を歌っている。
感情の変化も、短い曲なのに、かなり出さないといけないのかもしれない。
いやはや、声楽家というのは大変そうだ。
ぽんと叩くと、音がでるピアノの方が楽そうだ。
(いえいえ、もちろんどんな楽器も追求すると、大変なのですが・・・)

まあ、当分このCDは、愛聴盤ですな。

では、ここで、あまり知られていないと思われることを一つ。(多分・・・)
日本に、映画音楽や数々のマンドリンオーケストラ曲を作曲した、
鈴木静一という作曲家がいる。
この作曲家のマンドリンオーケストラの作品に、
「ヴェルレーヌの詩に寄せる三楽章」という曲があり、
この三楽章が、「マンドリン」という題名である。
フォーレやドビュッシーの「マンドリン」という声楽曲とは、違って、
ヴェルレーヌの「マンドリン」の詩のイメージから、マンドリンそのものの曲を作曲している。
私は、なぜか、たまたま、その曲の音源を持っているが、いたって優雅なセレナーデである。
聴く機会があれば、是非。(って、そんな機会は、まずないですよね)


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Cecilia

この記事にずっとコメントしたいと思っていました。

もしかしたらマンドリンオーケストラをなさっているのかな、と思いました。
違いますか??
でなければこのような曲を知ることもないような気がします。(鈴木さんの曲のこと。)
是非聴いてみたいです。
私が持っているドビュッシー歌曲のCDはジェラール・スゼーです。
素晴らしいですが、女性のを聴きたいなと思っています。
この辺は好きな人しか聴かないと思いますね。
たぶん音大の声楽科をでた人でも知らない人が多いはずです。
by Cecilia (2006-08-04 10:56) 

みどりのこびとちゃん

えっ、えっ、と、動揺している私・・・・
捜査官Lのような、するどい指摘ですね。(笑)
次回の演奏会は、11月5日に新宿文化大ホールです。
そのうちに、ブログ上で宣伝しますよ。
次は、私はその中でなにをしているかですね(笑)
by みどりのこびとちゃん (2006-08-04 22:38) 

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