ヴォカリーズ(ラフマニノフ) [ラフマニノフ]
ええっい、今日もめずしく声楽曲だ。
(スキーで筋肉痛でピアノを弾く元気がまだない・・・とほほ)
今日の日記は、ロシアのラフマニノフが作曲した、14の歌曲の最後の曲。
ヴォカリーズである。
ヴォカリーズとは、母音唱法のことで(歌詞が無く、あーーーーと歌う曲ですね)
この曲は、確かソプラノ独唱曲である。
この曲、一歩間違えれば、
映画音楽か、ポピュラー音楽になってしまいそうな、甘い甘い甘い旋律だが、
そこは、天才作曲家 ラフマニノフ。
その一歩手前で、クラッシックの名曲として残っていると思う。
特に、最初の旋律と和声進行は、この曲を初めて聴いた人も必ず、
惹きつけられるにかを持っている。
そして、劇的な展開こそないが、最後まで、この雰囲気は続き、
幸せな気分のまま、静かに消えるように終わる。
まだ聴いていない人は、幸せである。
この旋律に出会えるのだから・・・
さて、原曲は声楽曲なのだが、皆さんは、どんな演奏を聴いているだろうか?
私が持っているCDやレコードだけでも、原曲のソプラノ独唱の他に
管弦楽・チェロ合奏・マンドリン合奏・バイオリン独奏・チェロ独奏・コントラバス独奏
フルート独奏・ピアノ独奏、等々本当にいろいろある。
この曲、いろいろな楽器の特性を見るには最適かも知れない。
特に好きな編曲を上げてみよう。
・管弦楽編曲・・・作曲者自身の編曲によるもので、映画音楽風にならず、
渋いイメージである。なかなかよいですぞ。
・チェロ独奏・・・この曲のこの旋律は実は、チェロが一番合うかも知れない。
弾く人により、かなりイメージが違うのがおもしろい。
・ピアノ独奏・・・簡単な編曲から、技巧的な編曲まで、数多くある。
この中で私が、一番好きなのは、アール・ワイルド編曲ですね。
原曲のイメージとかけ離れた、劇的で技巧的な編曲は、
ピアノという楽器にぴったりである。
(人によって好き嫌いが、ありそうな編曲ですよ)
アールワイルドの編曲は、とてもとても、私ごときには、手がでないので、
時々、私は、自分でアレンジした簡単編曲をピアノで弾いて、気分にひたっている。
それに、声をだして、歌う勇気は、ありませんしね(笑)
さてさて、こんなことを書いていたら、ピアノを弾きたくなった。
筋肉痛だが、ちょこっとさわって練習でもするか・・・
私は昔々、亡くなったアンナ・モッフォがオーケストラの伴奏で歌うこの曲を偶々FM放送で聴いて、脳天ぶち割られるような衝撃を覚えた記憶があります。
それ以来、私にとってラフマニノフのヴォカリーズとは、管弦楽付き歌曲であると堅く信じていますw。
by なるたる (2007-06-10 14:59)
ラフマニノフのヴォカリーゼは、
一回聴いて、すごく印象的な音楽の筆頭だと思います。
脳天ぶち割られるような衝撃かどうかは、別として(笑)
by みどりのこびとちゃん (2007-06-10 21:49)
前にもちょこっと話しましたけど、この「ヴォカリーズ」にも勝るとも劣らない曲、グリエールの「コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲」を是非お聴きになってみてください。
素晴らしく官能的で神秘的、切なくも耽美的であえかな叙情は、きっとお気に召すことと思います。
とにかく美しい曲ですよ。
ナタリー・デセイの歌うこのCDが絶対的なオススメですよ。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1806667&GOODS_SORT_CD=102
他にも超絶の曲が聴けてお得です(ヴォカリーズもあります)。
あそびの音楽館の管理人さんもオススメの曲らしく、いずれは編曲したいとのことです。
by なるたる (2008-11-23 20:44)
いやあ、なるたるさんが、そこまで言うのなら、
時間を削ってでも聴いて、感想を書かなければ・・・
by みどりのこびとちゃん (2008-11-24 22:07)
これが気に入られたら、次はこれも前にご紹介した「ハープ協奏曲」ですよ(ライネッケのハープ協奏曲もお忘れなく)。
その次は、交響曲第3番「イリヤ・ムウロメツ」、バレエ音楽「赤いけしの花」あたりも是非どうぞ。
by なるたる (2008-11-25 01:02)