ピアノ協奏曲第20番(モーッアルト) [モーツァルト]
今日は、クリスマス。街角では、恋人達が歩いている。
ということで、今日は、私が現在、恋している曲について書いてみよう。
さて、基本的に私は、クラッシック音楽の中でも、ピアノ音楽が大好きである。
ということで、もちろんピアノ協奏曲も大好きである。
ピアノ協奏曲といえば、
ラフマニノフ、チャイコフスキー、グリーク、シューマン等の有名名曲から、
ルビンシュタイン、バーバー、メトネル等の無名名曲まで、よりどりみどりである。
そんな中で、今、私の心をとりこにしているピアノ協奏曲は、
モーッアルトの第20番コンチェルト ニ短調である。
どこが、好きかといわれても、よくわからない。
モーッアルトのニ短調という調の独特の雰囲気(ドンジョバンニと一緒ですね)。
一楽章の76小節のオーケストラの後に単音で入ってくるピアノのすばらしさ。
(あの、オペラ座の怪人のテーマに一瞬似ているところですね(笑))
二楽章の歌と中間部のピアノの華やかさ。
三楽章の飛び跳ねるようなとても楽しい主題。
すべてが、私の心をつかんでいる。
この曲は、ロマンティックに弾いても、軽く弾いても、重厚に弾いても、淡々と弾いても
どんな解釈でもOKの曲だ。
モーッアルトのピアノ協奏曲は、長調の方がいいと言う人もいる。
それに、確かに、ロシアのピアノ協奏曲のような派手さはない。
しかし、この曲に私は、なぜか、ひきつけられる。なぜだろう。わからない。(恋?)
私のよく聴いているCDは、
フリードリッヒ・グルダのピアノ アバド指揮ウィーンフィル である。
なんといってもグルダのしっかりしたタッチと飛び跳ねるリズム感は、
この曲のよさをよくひきだしていると思う。
しかし、他の演奏者のCDもとてもいい。私はこの曲が好きなのである
今日は、なぜか、個人的な思いの強い文章(恋ですね(笑))になってしまった。
もちろん、ラフマニノフの2番や3番や、その他のピアノ協奏曲もよく聴いている。
チャイコフスキーの1番や2番(無名だが名曲ですぞ!)だって、すばらしいと思う。
しかし、現在は、私の心の中では
このモーッアルトの20番には、かなわないのである。
オーケストラをバックにこの曲を弾くのは、見果てぬ夢だなあ・・・
ある評論家によるとモーツァルトの短調の魅力に取り憑かれなかった者はいない…らしいです。
モーツァルトの短調の曲は少ないけど、そう言われてみるとどれも印象深い
傑作が多いですね。確かに取り憑かれてしまうようです。
ピアノ協奏曲でもこの20番と24番の短調の2曲は私も特にお気に入りです(まあ20番以降はどれも皆素晴らしいですが)。
特に20番は私がプロのピアニストなら、是非とも演奏してみたい曲です。
でも私が特に好きなのは、第1楽章のオーケストラの前奏なんですw。
シンコペーションのリズムが切羽詰まった感じを出していて、ゾクゾクするような緊張感があるからです。
by なるたる (2007-09-10 03:04)
私もその短調に引き込まれた一人です。(笑)
この曲、昔々、マイナスワンレコード(知っている人がどれだけいるのか)
を買って、ちょっと、一人で合わせた記憶があります。
いい曲です。
技巧バリバリでないピアノ協奏曲でも、こんなにいい曲があるんだ
と昔、教えられた曲でした。
by みどりのこびとちゃん (2007-09-11 00:38)