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交響曲 第6番 ロ短調 作品54 (ショスタコーヴッチ) [ショスタコーヴィチ]

さて、今日もロシアの交響曲を書いてみよう。
今日の音楽日記は、
ショスタコーヴッチ作曲 交響曲 第6番 です。

ショスタコーヴッチの交響曲で、一番有名なのは、
間違えなく、交響曲第5番→過去記事はこちら。
で次は、第7番[レニングラード]→過去記事はこちら
かな? (1番、8番、10番という人もいると思うけど)
で、第5番と第7番に挟まれている
第6番は、一般的には、どうなんだろう?
多分、そんなに有名でないかもしれません。

私、この曲を聴いたのは、
ムラビンスキー指揮のレコードで、
最初に聞いた時から、とっても好きな曲です。
(演奏は素晴らしかったけど、
確か最後のティンパニーのチューニングが微妙だったかな(笑))

曲は、3つの楽章からなっています。

第1楽章
最初の弦で演奏される重厚な旋律は、とてもとても
感動的で、なにかこう、訴えかけるような強烈な印象をもっています。
幻想的なんだけど、深みをもった音楽で、引き込まれるものをもっています。

第2楽章
作曲者得意のスケルツォです。明るくて、短く聴きやすい。
それでいて、ちゃんと、次の楽章とは、まったく違うイメージで作られています。

第3楽章
私がこの交響曲で、一番すばらしいと思っている楽章がこの楽章です。
速度はブレスト。すばらしい踊りの音楽で、心がわくわくします。
私、なにが、すごいと思っているかというと、
ブレストで、この踊りの主題で、第1楽章のあの重厚な楽章から
ちゃんと、交響曲のフィナーレとして、十分成り立っている音楽を作曲している
というところです。
普通の作曲家だと、フィナーレにしては、ちょっと軽いよなあ、
となる所が、そうならない、熱狂的な音楽となっている所がすごいです。

さて、この交響曲、本やネットなどで読むと
ベートーベンの5番と6番の対比と同じと書いてあったり、
室内楽的な響き と書いてあったり、
田園的と書いてあったりする。

うーん、私のイメージは、どれも違います。
室内楽的でもないし、ましてや、田園的でもありません。
(本当かどうかわかりませんが、作曲者は、春の喜び といったとか・・・)

私は、純粋な音楽として、すべての楽章が有機的につながった、
構成美あふれる純交響曲だと思っています。

ショスタコーヴッチの交響曲では、聴きやすいこと間違えないので、
是非聴いてみてください。
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