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前奏曲 嬰ハ短調 作品45(ショパン) [ショパン]

最近、何をやるにしても、無理がきかなかったり、
夜遅くまで、編曲をやっていても、すごく眠くなったり、
集中力が、なくなったり、
いやいや、歳をとったなあ、と思うことが多くなってきた。
まあ、音楽に関しては、まだまだ、やりたいことがあるので、
がんばって、体力をつけなければ・・・

で、最近、昔よく聴いたピアノ曲を聴くと、
イメージがすごく変わる曲がある。

今日の音楽日記は、ショパン作曲の前奏曲 嬰ハ短調 作品45
です。

この曲、レコードやCDでは、よく24曲の前奏曲集の後に
入っていることが多い。
24の前奏曲は、傑作で、これはこれで、24曲でまとまっているとも
思うので、昔は、この作品45の前奏曲は、なんだか、蛇足のような気がして、
それほど、気にかける曲ではなかったです。

でも、この曲だけを歳をとって、じっくり聴くと、
なかなか、ショパンのピアノ小品の中では、聴きごたえのある
曲だと思います

4小節の前奏に続いて、下から上への静かなアルペジォの中で、
旋律が歌われます。
これが続くのですが、和声の変化がすばらしい。
この変化だけで、前奏曲ではなく、バラードのように物語のイメージ
が浮かびます。
そして、カデンツァが色どりを添えて、あくまで、静かに終わります。

この曲、24の前奏曲とセットというのが、イメージ的に損しているかもしれません。

単独で、ゆっくり聴くことをお勧めしますよ。

関係ないけど、譜面をみると、ゴドフスキーだったら、左手用に編曲しそうだなあ
なんて、思ったりして(笑)

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コメント 2

タカノカズヒロ

この曲は前奏曲というより、ノクターンの印象があります。伴奏形態といい、曲調も夜想曲風です。時々見える高揚感と翳りが、ショパンの精神の動揺と健康状態の不安定さがうかがえます。
by タカノカズヒロ (2015-04-27 06:43) 

みどりのこびとちゃん

タカノカズヒロさん、コメントありがとうございます。
そうですね。前奏曲ではなく、ノクターンかもしれません。
いずれにせよ、前奏曲と名付けなければ、
もっと有名曲になったかもしれません。
それに、確かに情緒不安定なイメージもあります。
でもそれがいいです・・・
by みどりのこびとちゃん (2015-04-27 23:50) 

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