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ワルツ スペイン(ワルトトイフェル) [ワルトトイフェル]

暑い日が続きます。
こんな日は、精神的に重い曲ではなく、
楽しく軽い曲がいいです。

ということで、今日の音楽日記は、
「スケーターズワルツ」で有名なフランスの作曲家
ワルトトイフェル作曲のワルツ《スペイン》です。

曲は、短い序奏の後、優雅で楽しいワルツが流れるように、いくつも続き、
楽しい雰囲気のまま短いコーダで終わります。

とてもとても雰囲気のいいワルツなのですが、
クラシック音楽好きなら、この曲を聞いて誰もが考えることがあります。
それは、
「あれっ、シャブリエ作曲の狂詩曲スペイン と何が違うんだ?」
ですね。

実はこの曲、有名なシャブリエ作曲の狂詩曲スペインの主題を基にしたワルツです。
と言うことで、正確には、ワルトトイフェル編曲と言った方がいいかもしれません。
しかし、このワルツへの編曲は、とてもとてもよく出来ていて、
狂詩曲スペインを聴いているみたいになります。
実は、原曲のリズムがとりにくい部分は、3/4のワルツで楽ですし、
速弾きの部分は、カットされていて、別の旋律になっていますし、
いやいやワルトトイフェルさん、すごいです。弾きやすいです(笑)
ワルトトイフェル独自の旋律も入っているのですが、
まったく違和感がありません。

ちなみに、シャブリエの狂詩曲スペインは 1883年作曲
ワルトトイフェルのワルツスペインは、1886年作曲です。
作曲者同士の話があったのか、著作権はどうだったのかなどの
当時のことは、わかりません。

この曲は、細かいことは考えず雰囲気を楽しみましょう。
なかなか楽しめる曲です。
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AS

こんばんは☆。シャブリエの「スペイン」とこのワルトトイフェルのワルツを続けて演奏したらきっと面白い企画になるのになとつい考えてしまいます。このワルツは本当に良くできているなとワタクシも思います。
いくつかCDを持っていますが,序奏に続くあの華やかな第一ワルツのメロディーの終わりの部分のリズムが異なる譜面が数種類存在するようです。どれが作曲者の楽譜に一番忠実な演奏なのかは分かりません。テンポもスパニッシュワルツということで,かなり速めのものもありますし,一方でゆったりとしたテンポの演奏もあります。

そんな「スペイン」のワタクシにとってのベスト盤はボスコフスキー指揮モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団によるEMI盤です。この曲の吹奏楽編曲の譜面を見たことがあるのですが,ボスコフスキー盤は例の第1ワルツのメロディーも,そして打楽器の扱い方も一番楽譜に忠実だと思いました。繰り返しを全て行っていて,しかも実際に踊りに使える快適なテンポ設定。楽しさいっぱいの演奏はボスコフスキーならではだと思います。
by AS (2014-08-29 23:05) 

みどりのこびとちゃん

ASさん、コメントありがとうございます。
そうそう、この2曲をセットで、演奏したら、とっても
面白いと思います。
リズムの取り方の違いがはっきり分かるかもです。
私は、ちょっとゆっくり目の演奏が好きですね。
ボスコフスキーは、シュトラウスは、よく聴いていますが、
この曲は、聴いていなかったです。
探して聴いてみますが、きっと楽しい演奏かなあ・・・
by みどりのこびとちゃん (2014-08-30 01:33) 

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