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4つの行進曲 作品76(シューマン) [シューマン(ロベルト)]

今日はシューマンのピアノ曲だけど、
あんまり人気のない? 曲を書いてみようと思う。

今日の音楽日記は、
シューマン作曲のピアノ独奏曲
4つの行進曲 作品76です。

ちょっと無名な曲なので、ちょっと解説すると、
・1849年作曲 シューマン39歳の作品
・ドイツの3月革命に影響され、この行進曲を書いたらしい。

曲は、4つの行進曲からなっていますが、
どれも結構、行進曲行進曲していなくて、
シューマンのロマン的な色がでていると思います。

第1曲
曲は、行進曲ぽっく、力強い旋律で始まりますが、
すぐに、3連符の伴奏で、ロマン的な旋律にもなります。
このへんの旋律の動きは、とっても面白いです。
で、中間部は、行進曲の符点リズムではありますが、
もう、完全にシューマンのピアノ曲の世界です。
で、力強い旋律に戻って、曲は、豪快に終わります。

第2曲
行進曲というより、シューマンの歌曲の編曲か?と思うぐらい、
歌にあふれた行進曲?です。
中間部は、夢見る感じで、完全に行進曲ではないですね(笑)
で、また、歌にあふれた行進曲にもどって、
この曲は、ものうげに、静かに終わります。

第3曲
楽しいリズムで始まり、スケルツォ風の行進曲という感じです。
中間部は、3連符で小刻みに動き、まさにスケルツォ(笑)
で、お約束で、もとにもどって、コーダは、低音の動きが面白い。

第4曲
すばらしく力強い行進曲。
ピアノの和音が、鳴り響きます。
で、中間部は、敬虔なコラール風。
そして、力強い行進曲に戻って、力強く終わります。

と、ここまで、書いて思ったのだけど、
この4つの行進曲は、4つでセットですね。
第1曲、第2曲、第3曲、第4曲
というより、
第1楽章、第2楽章、第3楽章、第4楽章
と呼んでも、違和感がないかもしれない(そうか?)

実は、この4つの行進曲、じっくり、4曲続けて聴いたのは
久しぶり(ひょっとしたら、初めて?)
で、この曲無名だけど、
シューマンのピアノ曲の中では、もっと聴かれてもいい
シューマンのロマン派の色が濃いい、
面白い行進曲だと思います。
出来れば、4つの行進曲というより、
『4楽章からなる幻想的行進曲』とかの題名だったら、
もっと演奏されていたかもですね。

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