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クラリネット五重奏曲(ブラームス) [ブラームス]

今日の朝、会社に電車で向かっていたら、突然、山手線が止まって、
人身事故でしばらく止まっているとのこと。
結構、朝早かったので、客席は、まばらで、
電車の中は、静かだったのです。
アナウンスで、しばらく復旧まで時間がかかるということだったので、
ゆっくり、派手でない音楽でも聴こうと思って、選んだのが
今日の音楽日記の曲

ブラームス作曲の名曲
クラリネット五重奏曲です。
(静かな電車の中で今日、ゆっくり聴きましたよ)

クラリネット五重奏曲は、もちろん、弦楽四重奏曲にクラリネットを加えた
編成の曲なのだけど、
モーツァルトの明るい名曲もある。
でも、ブラームスは、それと対局にある音色と旋律で、
これまた名曲だと思う。

第1楽章
とっても渋いけど、でも、とっても暖かい曲です。
6/8というリズムは、ブラームスにあっています。
最後の方、細かい音符の走句で、盛り上がるのだけど、
全然派手でなく、最後は、静かに終わります
これがブラームス晩年の気分なのかなあ・・・。

第2楽章
最初のクラリネットの旋律は、とてもとても、せつない音楽です。
中間部は、情熱的になるのだけど、
私、この部分の音楽の動きは、とっても好きです。
情熱がぶつかります。
もちろん、その後、最初の部分がもどって、静かに終わります

第3楽章
もう、ブラームスならではの、民謡風の主題で、暖かく始まります。
速い部分は、細かい動きで、スケルツォ風です。
クラリネットのすばやい動きがアクセントになっています。

第4楽章
変奏曲です。主題は民謡風ですが、渋いです。
劇的な展開があるわけでなく、結構淡々と変奏曲が続くのですが、
音楽に引き込まれていきます。
第1楽章が回想されるのもなかなかです。
最後の最後、フォルテからピアノにデクレッシェンドして、
寂しく終止します。とっても印象的な終わりです。

この曲、どの部分をとっても、
ブラームスの音楽です。
この曲は、静かに、ゆっくり聴きたいです。
静かに止まっている電車の中で、聴いていて、いい曲だなあ
としみじみ思って、
家に帰ってから、また聴いてしまった。

夜遅くに しみじみ一人で聴く音楽かもしれません。
ロシアの交響曲もいいけど、こういう曲もいいです。

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