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ピアノ協奏曲 第1番(メンデルスゾーン) [メンデルスゾーン]

今日の音楽日記は、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番です。
しかし、このピアノ協奏曲、
あんまり、人気がないような気がする。
メンデルスゾーンの協奏曲と言えば、
思い浮かべるのは、絶対にヴァイオリン協奏曲だし、
同世代のショパン、シューマン、リストのピアノ協奏曲は、
それこそ、名曲として、よく演奏されるのに、なんでだろうなあ・・・

このピアノ協奏曲は、
1831年の作曲で、ショパンのピアノ協奏曲と同じぐらいの作曲ですね。
曲の長さは、約20分で、聴きやすい長さです。
全3楽章からなるけど、続けて演奏されます。

第1楽章
序奏の後、リストのピアノ協奏曲みたいに、
チャン、チャーン、ダダダダダダ・・・
と始まるのだけど(笑)
やっぱり、メンデルスゾーンなので、ちょっと上品です。
ピアノが結構活躍して、第2主題もわかりやすく
とっても聞きやすい。
結構、指が回らないと、この上品さは、表現できないかも・・・

第2楽章
第1楽章と続けて演奏されるのだけど、
ファンファーレ?で、接続されるのは、珍しいかもしれません
とっても優雅な楽章です。

第3楽章
これまた、ファンファーレ風な接続です。
楽しいロンド楽章です。
飛び跳ねるような楽しい楽章ですが、
リズム感があるオケとピアニストだと、気持いいですね。

さて、この曲、ロマン派のピアノ協奏曲というより、
ショパン、リスト、シューマンと比べて
私は、モーツァルトやベートーベン風かなあ、と思う所が結構あります。
どこまでも、わかりやすく、優雅で、明るく、
それが特徴ですね。
結構、ピアノが活躍するのに、技巧的には聞こえません
また、悲壮感はまったくと言っていいほどありません。
それが、この曲のいいとこでもあるのですが、
それが、いまいち人気がでない理由かもしれません。

とにかく、音楽をちょっと楽しく聞きたいという時には、
メンデルスゾーンのピアノ協奏曲は、お勧めですね。

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まほろばのピアノ弾き

こんばんは。3曲連続のコメントで失礼します。

確かにメンデルスゾーンのP協は同世代の3人の作品に比べると「マイナー」ですね。作風もロマン派とはいえ、形式的にもピアノ書法にしても少し古い感じがします。3つの楽章を切れ目なしにというのは当時としては斬新な形かもしれませんが、それとてオケの一部の楽器で音をつないでいる程度です。ピアノの音型もそれなりの技術は要求されますが、ウェーバーやフンメルあたりからさほど進化していないようにも聞こえます。

このような曲は弾く側にとっては、テクニックが必要な割には演奏効果を上げ難いということになり、それがCDでもコンサートでもあまり取り上げられない原因になっているのかと思います。

でも彼の協奏曲でもV協は超有名ですし、ピアノ曲でも「無言歌集」を筆頭に美しいメロディが満載です。
P協も1台用、2台用が各2曲、他に「華麗なるロンド」などピアノとオケ用の作品もいくつかありますので、聴く機会が増えればその分だけファンになる人も増えると思うのですが…。

by まほろばのピアノ弾き (2013-11-14 23:50) 

みどりのこびとちゃん

まほろばのピアノ弾きさんコメントありがとうございます。
お説、ごもっとも。
確かにテクニックが必要な割に、演奏効果があげにくいと、
ピアニストは、敬遠するのかもしれません。

動画サイトを見ていたら、この曲、
プレトニョフが弾いている動画がありました。
申し分ないです。
by みどりのこびとちゃん (2013-11-16 21:11) 

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