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エチュード作品25-2 (ショパン) [ショパン]

先日仕事で、営業の車に乗って、とある支店の営業の人と話をしていたら、
その人は、
「ピアノをずっと習っていたんですよ」
「ピアノのクラシック音楽好きなんですよ」
という話になった。
おっ、同じ会社の人で、クラシック音楽が好きな人に
会ったのは、2人目だ。

話を聴いていると、結構な腕前みたいだ。
で、どの作曲家が好きかと聞くと、
「ショパン」

まあ、ここまでは予想通り。

でショパンの何の曲が好きかと聞いたら
「スケルツォ1番」などの有名曲も好きだけど、
一番好きなのは、無名なんだけど、
エチュードの えっーと何番だったかなあ・・・
と言って、口で歌いだした。

はい、それは、作品25の2番ですね
とすばやく、つっこみをいれる私(笑)

しかし、ショパンの曲で一番好きなのが、
この曲という人も珍しいです。

ということで、今日の音楽日記は、
久々に ショパンのエチュードで作品25の2番です。

この練習曲、速度はブレスト
右手と左手がクロスリズムで、
モルト・レガートと指示されている。
弾くだけなら、なんとななるかもしれないけど、
この右手の動きをスムーズにレガートにそして、
単純に機械的な動きではなく演奏するのはとっても難しい。
風が駆け抜けるように、自然なクレッシェンドとデクレッシェンド
も難しい。

で、久々にいろいろな演奏を聴いたのだけど、
確かにこの曲、ふわっと綺麗に 聴かせる演奏はなかなかないかもしれない。

そうして聞くと、いい曲なのだけど、難しいなあ。

まあ、私の頭の中は、ショパンのエチュードに関しては、あいかわらかず、
基準は、アレクサンドル・スロボジャニクの演奏なのですが(笑)

で、話をもとにもどすと、営業車の中で話をしていたのだけど、
その人は、この曲にはこだわりがあって、
最後から、13小節前の一瞬ritがかかって、レガートでなくなる場所
をちょっと表情をつけて演奏してもらいたいそうです。

うーん、ここにこだわりを持つとは、なかなかです。ハイ
(しかし、会社の中にもいるんだなあ、こういう人)

追記
ショパンのエチュードは、24曲+3曲あるけど、
この音楽日記で、紹介したのは、いままで、13曲。
はたして、エチュード全曲紹介できるのかな?
(でもショパン、いいまで、66曲も書いているんだなあ)
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soumon-kaden

この曲は名曲だと思います。
私は作品25の中では特に、1、5、7番あたりが特に大好きですが、この曲もすてがたいです。(ショパンらしい女性的な繊細さの塊みたいな曲ですね。)
ショパンのエチュードは作品10、25ともに、個別に特に好きな曲は数多くありますが、ショパンの曲集のすばらしさは、特にこの2つのエチュードに関しては、それぞれ12曲の作品全体を通した構成美が、個々の曲の総和以上の魅力を醸し出していると思います。
ショパンの曲は、多くが才能や努力といったレベルのものではなく、上から与えられているように感じてしまいます。

by soumon-kaden (2013-07-27 17:29) 

みどりのこびとちゃん

soumon-kadenさん、コメントありがとうございます。
この曲、確かに、
「ショパンらしい女性的な繊細さの塊みたいな曲」ですね。
おっしゃる通りです。

そうなんですよ。ショパンのエチュードは、個々の曲の魅力もさることながら、通して聴くと、また一段とすばらしい。
うーん、ショパンは、ねらってこんな風に作曲したのか、
それとも、音楽の神が降ってきたのか・・・(笑)

by みどりのこびとちゃん (2013-07-27 23:26) 

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