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暁の歌(R.シューマン) [シューマン(ロベルト)]

さて、マンドリンオーケストラの定期演奏会が終わって、
ちょっとだけ、休息の時です。
(とはいっても、いろいろな演奏が続くのですが・・・)

最近、過去記事のシューマンのピアノ曲にコメントがあった
ので、久々に、シューマンのピアノ曲でも聴こうかなという気分になった。
で、今の気分は、謝肉祭やピアノソナタのような曲の気分ではないので、
シューマン後期の曲を聴いてみた。

今日の音楽日記は、シューマンがライン川に飛び込む少し前に書かれたピアノ曲。
『暁の歌』です。

この曲、シューマンのピアノ曲の中では、
そんなに演奏されることはないと思う。
暁(夜明けですね)のイメージというより、
もっと深い闇も感じられる5曲からなるピアノ曲です。

第1曲
 最初の曲からして、重々しい
 低音が心に響くというより、突き刺さる

第2曲
 不思議な三連符の伴奏にのって
 低音の進行と旋律がかぶさる。
 不思議なリズミックな場所もあり、不思議な曲。

第3曲
 シューマン得意の一定のリズムで統一した曲
 それが、明るいのですが、でも、どこか、とりとめないのです。

第4曲
 この曲の雰囲気は、独特です。
 32分音符で、伴奏されるのですが、
 和声進行も、なにか痛々しいです。
 ぽつんぽつんと 弾かれる単音の低音が逆に独特です

第5曲
 静かな静かな終曲。
 最後の部分は、とてもとても浄化された音楽です。

この『暁の歌』は、普段は聴かないと思うけど、
今日のような秋の夜には、とても、心に響きます。
さてさて、もう一回、譜面を見ずに、音楽をゆっくり聴いてみるか。
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なるたる

シューマンの最晩年の作品ですが、何とも取り止めのない曲で評価に困る人が多いと思います。
彼によると暁の情景描写ではなく感情描写とのことで、とすると夜明け前の薄明から陽が昇るまでの気分を表したものなのかな…気分と曲の関連性が良く掴めませんorz。

全体的に静かなイメージの曲ではあるんですが、弛緩したようで内に秘めた情熱も感じられるかなと思ったり、いわく言い難い独特のアトモスフェア・雰囲気を持った曲ですよね…不思議な手触りです。

私の好きなのは第1・2曲かな。
by なるたる (2011-10-22 18:45) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
そう、おっしゃる通り、この曲、不思議な感触です。
シューマンの最晩年の曲ということがなければ、
忘れられた曲集かもしれません。
味がありそうで、ちょっとわからない
そんな感じですが、聴くと、ちょっと引き込まれるかな
by みどりのこびとちゃん (2011-10-23 01:02) 

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