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詩的で宗教的な調べ より 第3曲【孤独の中の神の祝福】(リスト) [リスト]

さて、今年は、リスト生誕200年。
クラシック音楽界の中で、このことは、盛り上がっているのか?
うーん、微妙でしようね。
まあ、普段より、あきらかに、リスト関連の演奏会は、多いけど、
一般的なニュースになるほどのイベントはないなあ・・・
モーツァルトと違って、リストは万人に好かれる作曲家ではないし、
まあ、仕方ないか。
ということで、この音楽日記、今年は、リストを少しは、応援してみよう。
(と言っても、結構この音楽日記、いろいろなジャンルのリストの曲を書いています)

で、今日は、リストのピアノ曲集《詩的で宗教的な調べ》より
【孤独の中の神の祝福】です。

さて、このピアノ曲、リストのピアノ曲の中では、有名な部類に入るだろう。
よく単独でも演奏されるし、音源も多いと思う。
理由は、なんだろう?
 ・非常に分かりやすい旋律と和声進行。
 ・A-B-Aのわかりやすい構成で盛り上がりもある
 ・孤独の中の神の祝福 というイメージにあっている曲想
こんなところか

ただ、そこが、弱点なんだろうなあ
弱点を上げると
 ・あまりにわかりやすくて、アクの強さがない
 ・和声進行に微妙な色がない
 ・最初の部分のアルペジォパターンが弾きにくい(えっ、私だけ?)

この曲、ショパンが書いたら、
結構、和声が微妙な色彩の雰囲気の曲に仕上がっていたのかなあ
なんて考えています。

つまるとこ、リストは、アクの強い作品の方が
いいのかもしれない
《詩的で宗教的な調べ》の中では、【死者の想い】や【葬送曲】の方が、
アクがあって、毒があって、好きだなあ。

でもね、そんな中に【孤独の中の神の祝福】があると、
この曲、結構、いい感じに聞こえます。

結論
 この【孤独の中の神の祝福】は、単独ではなくて、
 リストのアクの強い作品と一緒に、弾きましょう。

って、いったい誰に向かっての結論なんだ(笑)

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